もくじ
バンコクのイミグレーションでビザの手続き
こちらはバンコクの政府総合庁舎B棟にあるタイ王国イミグレーションです。政府関連機関でタイで一番というか、アジアで最大なんじゃないかという広さを誇る建物で、長期滞在の人はビザの延長でここにはお世話になるのですが、立地は微妙、建物内も大きすぎて無駄に時間がかかるということで結構不評なのでございます。
ちなみにイミグレーションの呼び方は色々とありまして、所在地がチェーンワタナのソイ7にありますので、「チェーンワタナ」と呼ばれたり、タイ語で「トーモー」なんて読んだり、英語だと「Government Complex」なんて呼んだりします。
てばこさんの友人がここに勤めているのですが、通勤バスを降りてから自分の部署まで徒歩15分かかるというなかなかクレイジーな広さなので、今回は直行バスと、巨大なイミグレーション内部の効率の良い回り方なども合わせてご紹介しますね。
タイ王国イミグレーション
営業時間:月~金曜日 AM8:30~PM12:00 13:00~16:30
閉館日:土・日・祝祭日
電話番号:02-141-9889
観光ビザ、ノービザの有効期限を伸ばす
タイは事前に観光ビザを取って入国すれば60日以内、ノービザでしたら30日以内の滞在が認められています。(出国期限の15日前から申請可能)
しかしタイはこのビザ発給に関してはうまく立ち回っていると言うか、重要な国家の収入源としてうまく利用しており、特に問題がなければ1900バーツ(約7000円)さえ払えば30日の延長が認められています。
お金で買えちゃう5年間有効のエリートビザなんてのもありますし、タイってこの辺抜け目ないですよね。
しかし一時期はこの延長やエリートビザも厳しくなったりする噂が流れましたが、タイは今や世界一の観光立国ですので、経済界からの圧力もあり、入国を厳しくしたい派とゆるくしたい派でバチバチやっているそうです。
2020年からは一応陸路2回、空路なら6回までの入国しか認めないなんてルールもできましたが、これはあくまでノービザでの話ですし、この条件に引っかかる人ってそうそういないのでまあ形骸化していきそうな予感ではあります。
イミグレーションへの行き方
バンコクのイミグレーションは、ドンムアン空港の南側にありまして、BTSやMRTは近くを走っていないので、基本的にタクシーかバスになりますね。
ここでは定番の行き方とおすすめの直行バスのご説明をしていきますね。
タクシー
まずはタクシー。こちらはBTSモーチット駅か、MRTチャトチャック駅からのりますと、道が混んでいなければ150バーツほど、混んでいましたら200バーツくらいでイミグレーションの入口(ゲート2)まで連れて行ってくれます。
一番楽ちんな方法ですが、問題はタクシー運転手さんに行き先がちゃんと通じるかですね。「パイ トーモー カップ(カー)」(イミグレに行って下さい)で通じれば問題ないのですが、意外とイミグレーションを知らない運転手さんも多いです。
それでも3台~4台くらい当たってみれば大丈夫かと思われますので、お金よりも時間が大事っ!っていう方はタクシーが一番おすすめです。
52番バスでイミグレーションへ行く
BTSモーチット駅3番出口、またはMRTチャトチャック駅1番出口をでてすぐのところにバスの集合乗り場があります。
ここに52番バスが停まりますのでそれに乗ればイミグレーションまで行けてしまいます。
しかし、残念ながらイミグレーションまで直接行ってくれません。
タイ国鉄のラックシー駅を超えた辺りで降りてバイクタクシーに乗り換えてイミグレーションを目指すことになりますので非常に効率が悪いです。
料金もバス代が8バーツ前後ですが、バイクタクシーが20バーツですので次でご紹介する直行バスのほうが安上がりになります。
アヌサワリーからの直行バス(166番)で行く
アヌサワリーは戦勝記念塔、ビクトリーモニュメントとも呼ばれます。
大きなロータリーがあり、戦勝記念塔モニュメントを中心にして、四方にバスターミナルが配置されています。
バンコク郊外へのバスが何十種類とここを通りますので、バンコクの北側郊外へ移動するのでしたら殆どの場合ここから乗ることになります。
そして今回てば旅一番のおすすめが、このアヌサワリー北側のバスターミナルから166番の高速バスでイミグレーションへ行く方法です。
ただし乗り方にちょっとしたコツがありますので詳しくご紹介していきますね。
アヌサワリーから直行バスでイミグレーションへ行く
BTSビクトリーモニュメント駅から166番バス乗り場へ
こちらはBTSのVictory Monument駅(戦勝記念塔駅)3番出口方面
スカイウォークを通って戦勝記念塔方面へ向かいます
奥の左側が目指すバスのりばです
途中には露天がたくさん
歩道橋をわたって・・・
こちらがお目当てのバスのりば
166番バスのりばへは、BTSの「Victory Monument駅」で降りたら3番出口方面に向かい、そこからバス停までは徒歩5分程度でしょうか。
途中には服や飲食店がならび、このエリアはお金持ちエリアからは離れてますのでローカル価格です。そもそもアヌサワリー周辺は外国人向けのアパートが少ないですからね。ゴミゴミはしていますが、昔ながらのデパートなどもあり、お寿司1個10バーツとか、カオマンガイ35バーツとか普通でございます。
タイ語が話せるなら住んでも良い土地かもしれませんね。
イミグレ行きのバス乗り場は2つあるので注意
2つのレーンがあるので青い◯の方でバスを待ちましょう
こちらが西寄り(外側)のイミグレ行きバス乗り場。奥はParkkret行き乗り場
166番の番号を確認
バスのフロントをチェック
Covernment Complexの文字を確認しましょう
ちなみに東側(内側)のバス停にも166番バスがきますが・・・
高速でParkkret方面へ行きます
ちなみにバスの横のこの張り紙はどちらの166番バスにも貼ってあります
こちらのバスのりばですが、2レーンありまして166番バスも2種類来ます。一つはイミグレーション直行なのですが、もう一つはパークレット(Parkkret)というところへ行ってしまいます(まあそこからバイクでイミグレにいけないことはないですが)
ですので、バス乗り場は地図のイミグレ行きのところで待機して、バスのフロントの張り紙もしっかりチェックしましょう。
ちなみにParkkret行きの166番バスは5~10分おきくらいに来ますが、イミグレーション行きは1時間に1~2本程度です。
もし目の前でイミグレ行きを逃してしまった場合は、Parkkret行きのバスに乗って、高速を降りた最初のバス停でタクシーがバイクに乗り換えれば早くいけます。降りたところからイミグレまではだいたい2km程度の距離ですからね。
166番バスでイミグレーションに向かいます
午前中は毎回こんな感じの混み具合
バスの窓が汚くてすみません・・・高速にはいります
13kmくらいの旅路です
こちらはイミグレーションの敷地内
でっかい建物があります
こちらがイミグレーションの乗降場
こちらの1番ゲート前で降ろされます
166番バスはほとんどがエアコンバスで、運賃は22バーツ(80円)
大体停車時間は3分くらいバス停に停まっています。そして発車するとすぐに高速道路に乗ります。
朝8時前後と夕方18時前後はこの高速道路でも激混みなのでその時間帯は避けましょう。しかしそれ以外の時間でしたら、普通に快適な移動です。先に紹介した52番バスだと各駅停車なので結構時間かかりますからね。渋滞もありますし。
166番バスはとりあえず空いていれば30分かからずに終点のイミグレーション1番ゲートまで連れて行ってくれます。乗客のほとんどがイミグレーションで降りますので寝てても問題ありませんよ。
ちなみにイミグレーションの入口でパスポートの提出とセキュリティチェックがありますので、危険物は持ち込まないで下さいね。
イミグレーションでビザの延長のやり方
ビザ延長に必要なもの
- パスポート
- 出入国カード(機内か入国の時に書いたペラペラの紙)
- 1900バーツ(約7000円)←ATMあります
- パスポートのコピー ←現地調達
- 4×6センチの写真1枚 ←現地調達
- 青いボールペン ←現地調達
- ビザ延長手続き用の書類「TM7」 ←現地調達
ビザの延長のために必要な書類は上記の7つです。①と②は必須ですが、他は現地調達できます。
④のパスポートコピーはもし自分でやる場合ですと、顔写真のページ、入国日のスタンプが押してあるページ、そしてもし観光ビザをもっていたらそのページのコピーが必要です。
これに関しては慣れているコピー屋さんに渡してやってもらったほうが早いのでおすすめです。だいたい1枚2バーツ(7円)くらいでやってくれます。
あと⑤の写真は100バーツ(370円)ほどで一眼レフで撮ってくれて写真も4枚もらえます。でもサイズは結構適当なので、日本のコンビニとかで印刷した写真を持っていっても問題ありません。
⑥はイミグレ館内のコンビニで購入できますし、⑦は申請する場所で無料でもらえます。
ビザ申請時の服装はちゃんとしたほうが良い
イミグレーションでの延長手続きですが、実は簡単な面接があります。
てばこさんは身なりはきちっとしていくタイプなので問題がおきたことはありませんが、問題はてばおさん。
サンダルによれよれのTシャツ短パンで過去に面接を受けたことがありますが、この時は帰りのチケットはもっているのかとか、なぜタイに何回も出入りしているんだとかいろいろと質問を受けました。
ここに関しては完全に運の要素が強いのですが、過去に延長ができなかったロシア人が暴れて捕まったなんて話もありますので、身なりはきちっとしていったほうが良いみたいです。
ビザの延長手続きの手順
こちらが館内地図。番号はそれぞれゲート番号を表しています
こちらが①番ゲートはいってすぐ
これだけ大きいイミグレーションは他に知りません(画像は拡大できます)
これは上の地図③番で一つ下に降りるエスカレーターです
こんな感じに写真屋さんとコピー屋さん
申請書に記入する青いボールペンは地下1階のコンビニで
とってもたくさんの青ボールペンが売ってます。だいたい10バーツ前後
ビザ延長の申請は慣れている方でしたら皆さんほぼ手ぶらで行きます。現地調達のほうが圧倒的に早くて便利なので。
なので流れとしてはまず③番ゲートで写真とパスポートのコピーを手にいれて、すぐ近くのコンビニで青いボールペンを購入して、ゲート②で申請用紙を書いて提出という流れでしょうかね。
イミグレーションは無駄に大きく結構歩きます。飲食店やコンビニなどはすべて地下に入っていますので、準備段階では早々に地下におりたほうが良さげでございます。
ゲート2でビザ申請
こちらが地図②番のビザ申請場所
まず青◯の受付でTM7をもらって、ここで書いてから赤矢印の入口をはいっていきます
書き方は見本が貼ってありますのでご安心を。写真を貼るためのノリもあります
一箇所だけわかりにくいのが、赤矢印のTM.6の番号。ここは出入国カードの青枠の数字を書けばOK
申請カウンターは撮影禁止でした。とりあえず提出するとこんな整理券もらえます
こちらが待合室。整理券にJと書かれているので、Jのカウンターで待ちます
スタンプついてもらったら終了
②番ゲートにあるビザ申請場所ですが、昔は激混みで長蛇の列ができていましたが最近はシステムがスムーズになって大分混雑は緩和されています。
こちらで一通りの書類を書いて受付カウンターに提出して、整理券をもらって呼ばれたら簡単な面接。この面接内容は人によっては何も聞かれず、パスポート&提出書類の確認と1900バーツ(7000円)だけ払って一旦退出。10分くらい後にまた呼ばれますのでパスポートにスタンプを確認して完了です。
しかし注意しなければいけないのがお昼休憩。
12時から13時は職員全員がお昼休憩にはいりますので、ビザ申請手続きはすべてストップします。
ビザの申請用紙を出してから自分の番号が呼ばれるまでは、自分より前に20人くらいいたら1時間くらいかかります。
ですので、例えば11時にイミグレーションに到着しても、結局お昼休憩を挟むので午後までかかっちゃうんですよね。
なので比較的空いている火曜日~木曜日ならば10時半までに、それ以外だったら10時までに到着できないのであれば、午後13時に到着を狙ってよいかと思います。
自分の番号で休憩になった時の絶望感っていったらそれはもう酷いものですよ。
帰りも1番ゲートから
降りたところで待っていれば166番バスがきます
大体1時間に2本くらいきますよ
ビザ延長が無事に終わりましたので帰宅方法ですが、帰りも来た時と同じ①番ゲートで待っていれば166番バスが来ます。もちろんビクトリーモニュメント行きです。
タクシーだったら②番ゲートへ行けば停まっています。ただし夕方の時間帯でバンコクの都心部に向かう場合ですとメーターを使ってくれません。
てばこさんも経験あるのですが、ここから南へ向かう道は本当に渋滞がひどい地域で、来る時はビクトリーモニュメントから30分なのに帰りは90分かかったりしたこともあります。
ですのでできれば夕方帰ることになる時間は避けたほうがおすすめでございますよ。
【ビザ延長】バンコクのイミグレーションへ直行バスでの行き方
https://tebasaki-of-the-world.com/nagoya-visa/