バンコク移動完全ガイド|初旅行で失敗しない交通手段の選び方【2026年版】
バンコク旅行で一番時間を失いやすいのは、観光地ではなく「移動」です。地図では近く見えても、アソーク、サイアム、プロンポン、シーロム周辺は時間帯によって車がほとんど進まないことがあります。この記事では、初めてバンコクへ行く旅行者向けに、BTS、MRT、Grab、Bolt、MuvMi、ボートをどう使い分ければいいかをまとめます。
バンコクで「とりあえずタクシー」を選ぶと、かなり時間を失うことがあります。平日夕方にアソークからサイアム方面へ車で移動すると、たった数kmでも30〜40分かかることがあります。一方でBTSなら、乗ってしまえば10分前後で着く区間です。
旅行中の1時間は大きいです。1日2回移動を間違えるだけで、カフェ1軒、マッサージ1回、寺院1か所分の時間が消えます。バンコクは交通手段が多い街ですが、初旅行で覚えるべきものは多くありません。
もくじ
結論|初バンコク旅行はこの4つだけ覚えればOK
- 朝夕ラッシュはBTS・MRTを優先
- 駅からホテルやカフェまではMuvMiかGrab
- 深夜・早朝・大荷物の時はGrabかBolt
- 王宮・ワットポー・アイコンサイアム方面はMRTとボートを組み合わせる
バンコク移動の基本は、車だけに頼らないことです。特にスクンビット、アソーク、サイアム、チットロム、プロンポン、トンロー周辺は、夕方になると道路移動が一気に重くなります。
逆に、BTSやMRTで行ける場所ならかなり時間が読みやすいです。初旅行では、少し遠回りに見えても鉄道を使ったほうが結果的に早いことが多いです。
バンコク移動手段の早見表
| シーン | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 朝夕ラッシュ | BTS・MRT | 渋滞を避けられ、到着時間が読みやすい |
| ホテルから駅まで | MuvMi・Grab | 暑い中を歩かずに済む |
| 空港から市内 | ARL・SRT・Grab | 時間帯と荷物量で選びやすい |
| 旧市街・三大寺院 | MRT・ボート | 王宮、ワットポー、アイコンサイアム方面で使いやすい |
| 深夜・早朝 | Grab・Bolt | 鉄道が動いていない時間でも使える |
| 雨の日 | 鉄道優先 | 配車アプリが捕まりにくく、料金も上がりやすい |
時間帯別|バンコクで選ぶべき交通手段
| 時間帯 | おすすめ | 避けたい移動 |
|---|---|---|
| 7:00〜9:30 | BTS・MRT | タクシー、Grab、Bolt |
| 11:00〜15:00 | BTS、MRT、MuvMi、Grab | 特になし。ただし雨なら鉄道優先 |
| 16:30〜20:00 | BTS・MRT | 車移動全般 |
| 22:00以降 | Grab・Bolt・正規タクシー | 徒歩移動、流しの交渉タクシー |
金曜夕方は特に注意です。アソーク、プロンポン、トンロー、サイアム周辺は、道路がかなり詰まります。車で近距離移動するより、BTSで1〜2駅動いたほうが早いことが多いです。
2026年の注意点|MRTカードは2026年5月末で利用終了
2026年のバンコク移動で旅行者が知っておきたい大きな変更点が、MRTカードです。
従来のMRTカード、MRT Plusカードは2026年5月末で利用終了となり、6月以降はBlue Line、Purple Lineで使えなくなりました。
今後のMRT利用は、VisaやMastercardなどのクレジットカードのタッチ決済、または駅で購入する乗車コインが中心になります。旅行者の場合、タッチ決済対応のクレジットカードを持っていれば、券売機に並ばず改札でそのままタップできるので便利です。
MRTカードを持っている人は、MRTの窓口で払い戻しできます。外国人の場合はパスポートなどのID提示と電話番号を求められます。手続きは3〜5分ほど窓口を占有しますので、朝夕ラッシュ時ではなく、空いている時間に行くのがおすすめです。
MRTは乗車コインでも利用できますが、混んでいる駅では券売機に列ができることがあります。アソーク乗り換えのスクンビット駅、チャトゥチャック方面、旧市街方面へ行く日などは、タッチ決済を使えるようにしておくと楽です。
移動手段別の使い方と注意点
BTS|サイアム・アソーク・プロンポン・トンロー移動の基本
BTSは、初バンコク旅行で一番使う可能性が高い交通手段です。サイアム、チットロム、アソーク、プロンポン、トンロー、エカマイ、オンヌットなど、旅行者が泊まりやすいエリアを広くカバーしています。
特徴は、渋滞に巻き込まれないことです。バンコクではこのメリットがかなり大きく、夕方のスクンビット移動ではBTSがかなり強いです。
使い方:券売機で切符を買うか、Rabbitカードを使います。短期旅行なら毎回切符でも十分です。
向いている人:初めてバンコクへ行く人、サイアムやプロンポン周辺を中心に動く人。
注意点:朝夕は混みます。大きなスーツケースを持っての移動は時間帯をずらしたほうが楽です。
MRT|旧市街・チャトゥチャック・アソーク乗り換えで使いやすい
MRTは、王宮やワットポー方面、チャトゥチャック、シーロム、ラマ9、スクンビット駅周辺で使いやすい地下鉄です。BTSアソーク駅とMRTスクンビット駅は乗り換えしやすく、初旅行でも使う場面が多いです。
2026年6月以降は、従来のMRTカードではなく、クレジットカードのタッチ決済や乗車コインでの利用が中心です。Visa、Mastercardのタッチ決済対応カードを持っているなら、改札でそのまま使えるので便利です。
使い方:タッチ決済対応カードを改札にかざすか、券売機で乗車コインを購入します。
向いている人:ワットポー、王宮、チャトゥチャック、シーロム、ラマ9方面へ行く人。
注意点:古いMRTカードは2026年5月末で利用終了。払い戻しはIDを持って窓口へ行きましょう。
Grab|ホテルから目的地まで楽に移動したい時に便利
Grabは、バンコク旅行でかなり使いやすい配車アプリです。行き先をタイ語で伝えなくてよく、料金もアプリ上で確認できます。ホテルからレストラン、空港からホテル、深夜の帰宅などで便利です。
ただし、朝夕ラッシュや雨の日は待ち時間が長くなり、料金も上がりやすいです。特にアソーク、サイアム、プロンポン周辺では、車が来てもそこから動かないことがあります。
使い方:アプリで目的地を指定し、車種と料金を確認して予約します。
向いている人:子連れ、大荷物、深夜移動、駅から遠いホテルに泊まる人。
注意点:雨の日と夕方ラッシュは捕まりにくいです。鉄道で近くまで行ってから使うと失敗しにくいです。
Bolt|安く移動したい時の比較用アプリ
Boltは、Grabより安く出ることがある配車アプリです。移動費を抑えたい人は、GrabとBoltを両方入れておき、料金と待ち時間を比較すると便利です。
ただし、時間帯やエリアによってはGrabのほうが早く捕まることもあります。急いでいる時は安さだけで選ばず、到着予定時間も見たほうが良いです。
使い方:Grabと同じように目的地を入力し、料金と待ち時間を確認します。
向いている人:移動費を抑えたい人、時間に余裕がある人。
注意点:配車成立まで時間がかかることがあります。空港や深夜はGrabも比較したほうが安心です。
MuvMi|駅からホテル・カフェまでの短距離に強い
MuvMiは、アプリで呼べる電動トゥクトゥクです。スクンビット周辺ではかなり便利で、BTS駅からホテル、カフェ、病院、モールまでの短距離移動でよく使います。
個人トゥクトゥクと違って料金交渉がなく、アプリで乗降場所を指定できます。アソーク、プロンポン、トンロー、エカマイ周辺の短距離移動では、タクシーより気軽に使える場面があります。
使い方:アプリで乗る場所と降りる場所を選び、指定の停留所で待ちます。
向いている人:駅から少し離れたホテルやカフェに行く人、近距離移動を安く済ませたい人。
注意点:対応エリアが限られます。雨の日は多少濡れることがあり、待ち時間が伸びることもあります。
チャオプラヤーボート|ワットポー・王宮・アイコンサイアム観光で便利
王宮、ワットポー、ワットアルン、アイコンサイアム方面へ行くなら、車だけで考えないほうが良いです。旧市街や川沿いは道路が混みやすく、ボートを使ったほうが移動がスムーズなことがあります。
特にワットポーからアイコンサイアムへ移動する日は、川を使うと観光感も出て、渋滞も避けやすいです。
使い方:船着き場で行き先を確認し、チケットを買って乗船します。
向いている人:ワットポー、王宮、ワットアルン、アイコンサイアムを回る人。
注意点:船着き場が少しわかりにくいことがあります。子連れや高齢者連れは足元に注意してください。
目的別|初バンコク旅行のおすすめルート
空港から市内へ行く場合
スワンナプーム空港から市内へ行く場合、荷物が少なく、日中ならAirport Rail Linkが便利です。パヤータイ駅でBTSに乗り換えれば、サイアム、アソーク、プロンポン方面へ行きやすいです。
スーツケースが多い、子連れ、深夜到着の場合はGrabや正規タクシーが楽です。ただし夕方ラッシュに空港から市内へ車で入ると、かなり時間がかかることがあります。
ドンムアン空港はSRT Red Lineを使えるルートもあります。鉄道に慣れていない人や荷物が多い人は、無理せずGrabか正規タクシーでも良いです。
サイアム・チットロム・プロンポンで買い物する場合
買い物中心ならBTSが一番使いやすいです。サイアムパラゴン、セントラルワールド、エムクオーティエ、エムスフィア方面はBTS沿線で動けます。
この区間を車で動くと、近距離でもかなり時間を失うことがあります。特に夕方のプロンポンからアソーク、サイアム方面はBTS優先です。
王宮・ワットポー・ワットアルンへ行く場合
三大寺院方面は、MRTを使って旧市街方面へ行き、徒歩やボートを組み合わせると動きやすいです。ワットポー、王宮、ワットアルンは観光客が多く、周辺道路も混みやすいです。
このエリアでは「今日は閉まっている」「別の寺院へ案内する」と声をかけられることがあります。自分で入口まで行って確認するのが安心です。
アイコンサイアムへ行く場合
アイコンサイアムはBTS、ボート、Grabの組み合わせで行けます。川沿いの移動を楽しみたいならボートが便利です。
夕方に車で行くと、橋周辺の渋滞に巻き込まれることがあります。ホテルの場所によっては、BTSやボートを組み合わせたほうが早いです。
ナイトマーケットへ行く場合
ジョッドフェアーズ、チャトゥチャック、ラチャダー周辺などのナイトマーケットは、行きはBTS・MRT、帰りはGrabやBoltが使いやすいです。
ただし閉店時間帯は配車アプリが混むことがあります。少し早めに帰る、近くのカフェで時間をずらす、駅まで歩いて鉄道で戻るなど、帰り方を先に決めておくと楽です。
バンコク移動でよくある失敗
失敗1|近いからタクシーで行こうとする
バンコクでは2〜3kmの移動でも、時間帯によっては30分以上かかります。特にスクンビット、アソーク、サイアム周辺では、車よりBTSのほうが早いことがよくあります。
「近いから車」ではなく、「駅が近いなら鉄道」と考えたほうが失敗しにくいです。
失敗2|雨の日にGrabを待ち続ける
雨が降ると、配車アプリは一気に捕まりにくくなります。料金も上がりやすく、待っている間に時間だけ過ぎることがあります。
雨の日は、まず最寄りのBTS・MRT駅に寄るか、モールで30分〜1時間ずらす判断が現実的です。
失敗3|王宮周辺で流しタクシーに乗る
王宮、ワットポー、カオサン周辺では、観光客向けの交渉料金になりやすいことがあります。メーターを使わないと言われたら、無理に乗らず次を探したほうが良いです。
配車アプリを使うか、MRTやボートを組み合わせるとトラブルを避けやすいです。
失敗4|ホテルを駅から遠い場所に取る
バンコクでは、ホテルが駅から遠いだけで毎日の移動がかなり面倒になります。安いホテルでも、毎回Grabを呼ぶと時間も交通費もかかります。
初旅行なら、BTSかMRTの駅から徒歩10分以内を目安にすると動きやすいです。アソーク、プロンポン、サイアム、チットロム、シーロム周辺は旅行者向きです。
ぼったくり・トラブルを避けるコツ
- タクシーは乗る前にメーター確認
- トゥクトゥクは料金交渉前提
- 深夜は流しより配車アプリ優先
- 王宮周辺の「今日は休み」は信用しない
- スマホと財布はチャック付きバッグに入れる
個人トゥクトゥクは観光体験としては楽しいですが、実用移動としては高くなりやすいです。乗るなら、先に料金を決めてから乗りましょう。
タクシーはメーターを使ってくれれば安いですが、観光地周辺では交渉になることがあります。面倒な時はGrabやBoltを使ったほうが気持ちが楽です。
子連れ・大荷物の移動はどうする?
子連れや大きなスーツケースがある場合、すべて鉄道で動くと階段や乗り換えが大変です。ただし、すべて車移動にすると渋滞で子どもが疲れやすくなります。
おすすめは、長い区間だけBTS・MRTで移動し、駅からホテルや目的地までGrabやMuvMiを使う方法です。これなら渋滞に巻き込まれる時間を減らしつつ、歩く距離も短くできます。
ベビーカーの場合、モール内では便利ですが、路上では段差や穴が多く大変です。赤ちゃん連れなら、抱っこ紐も一緒に持っておくとかなり動きやすいです。
バンコク移動に関するFAQ
基本はBTSとMRTです。渋滞の影響を受けにくく、サイアム、アソーク、プロンポン、シーロム、チャトゥチャック、旧市街方面へ動きやすいです。駅から遠い場所だけGrabやMuvMiを使うと楽です。
急いでいる時はGrab、安さを重視するならBoltも比較するのがおすすめです。Boltのほうが安く出ることがありますが、エリアや時間帯によってはGrabのほうが早く捕まることがあります。
従来のMRTカード、MRT Plusカードは2026年5月末で利用終了となり、6月以降はBlue Line、Purple Lineで使えなくなりました。現在はVisaやMastercardのタッチ決済、または乗車コインでの利用が中心です。残高がある場合は、IDを持ってMRT窓口で払い戻し手続きをします。
外国人の払い戻しは、ID確認などで3〜5分ほど窓口を使うことがあります。朝夕ラッシュや混雑駅は避け、昼間の空いている時間に行くのがおすすめです。
使えますが、時間帯と場所を選んだほうが良いです。深夜や早朝、大荷物の時は便利です。一方で朝夕ラッシュや雨の日、アソークやサイアム周辺では、BTSやMRTのほうが早いことが多いです。
MRTと徒歩、またはボートを組み合わせるのがおすすめです。旧市街周辺は道路が混みやすく、観光客向けのタクシー交渉も起きやすいので、鉄道やボートを使うと動きやすいです。
日中で荷物が少ないなら鉄道が早くて安いです。子連れ、大荷物、深夜到着ならGrabや正規タクシーが楽です。夕方ラッシュに車で市内へ入る場合は、時間がかかることを見込んでおきましょう。
初旅行ならアソーク、プロンポン、サイアム、チットロム、シーロム周辺が動きやすいです。BTSまたはMRT駅から徒歩10分以内のホテルを選ぶと、移動のストレスがかなり減ります。
まとめ|バンコク移動は「距離」ではなく「時間帯」で選ぶ
バンコク旅行で移動を失敗しないコツは、距離ではなく時間帯で考えることです。朝夕ラッシュや雨の日はBTS・MRTを優先し、深夜や大荷物の時だけGrabやBoltを使う。この使い分けだけでも、かなり時間を節約できます。
2026年以降は、MRTカードの扱いにも注意が必要です。古いMRTカードは2026年5月末で利用終了となり、今後はクレジットカードのタッチ決済や乗車コインが中心になります。手元に古いカードがある人は、空いている時間にIDを持って窓口で払い戻ししておきましょう。
初バンコクなら、まずBTSとMRTを軸にしてください。そこにGrab、Bolt、MuvMi、ボートを必要な場面だけ足せば、移動で大きく失敗することはかなり減ります。浮いた時間で、カフェ、マッサージ、寺院巡り、買い物をもう1つ楽しんでください。



