もくじ
アジアでは寄生虫はまだまだ身近な存在
てば子さんとてばおさんですが、ベトナム旅行中にたまたま立ち寄ったフォーのお店のお野菜に小さな幼虫がくっついていたのを見つけます。
まあアジアでよくあることなんでその時はあまり気にしなかったのですが、健康オタクのてばこさん。
ふと気になり「生野菜、虫、食べたら?」なんてワードでGoogle検索したら、寄生虫情報が出るわ出るわで怖くなり、てばおさん共々虫下しの薬を飲もうという話になったわけです。
その際に色々調べましたらなかなか興味深いことがチラホラでてきたので書いておきますね。
ベトナムでは半年に1回虫下し
ベトナムでは回虫と呼ばれる寄生虫が一番多く報告されています。大きいと体長30センチにもなるみみずのような寄生虫で、メスは1日10万個以上も卵を生みます。
回虫が1匹2匹いたところで特に問題は起きないのですが、数が増えると塊となって腸閉塞を引き起こしたり、回虫が作る毒素でめまいや嘔吐、けいれんなどが引き起こされます。さらには虫垂炎の原因になったり、脳に侵入しててんかんの発作を引き起こす例もあります。
感染経路は主に生野菜に付着している卵を食べることに寄って感染します。生野菜が多いベトナムでは思いっきり危険ですね。フォーやミークワンなどの麺類には必ず生野菜が付いてきますし、回虫の卵は熱には強くないものの、スープの温度程度ではさすがに死にません。また、ベトナム名物生春巻きや、バインミーの野菜などにも当然卵が付いている可能性があります。
ベトナムの薬局へ飛び込んだてばこさん。薬剤師さんからは「ベトナムに住むなら半年に一回は虫下しの薬を飲みなさい」としっかり注意されました。
ベトナム以外の国では寄生虫はどうなの?
てばこ&てばおさんが主に住んでいるタイとラオスでも、虫下しの薬は定期的にのむことを勧められているそうです。両国とも衛生状態のよろしくない屋台が多くあり、罹患者が生野菜を手で直接触っていたりしますので常に感染の可能性があります。
写真の水上マーケットなんて最高に危険らしいです。糞尿が混じって寄生虫だらけのお水の近くでの食事となりますので薬剤師さんから言わせると変態行為だとのことです。てばお&てばこさんは水上マーケットのボートで販売しているご飯を食べてキャッキャしていた時代がありましたが、あれは実は変態行為だったみたいです。
で、虫下しのお薬の話になるのですが、タイの薬局でよく見かけるのがYOMESAN(嫁さん)と言われる薬。有名な寄生虫であるサナダムシをやっつけるお薬です。1回分で40バーツくらいです。
サナダムシは長いものだと体長10mを超えてきます。宿主にばれない程度に栄養を持っていくタイプの寄生虫で、お腹にサナダムシがいると体重が増えなくなるので、一時期サナダムシダイエットなんかも噂に聞きましたね。一応症状は軽くて気づきにくい寄生虫なのですが、サナダムシが一生を終えると、なんとおしりからきしめんみたいなのがでてくるそうです。
はい。きしめんはさすがに精神的ダメージが大きすぎます。そしてサナダムシの感染経路なんですが、実は鮭やマスを食べることによって感染するのですが・・
てばこさんおいつめられています・・・
Fugacarという虫下しのお薬を飲みます
「マスター!この店で一番高い虫下しをくれ!」
こちらは一番高い虫下しFugacar(フガカー)20000ドン(100円)
一番高い薬だけあって、一箱に1錠というゴージャスな梱包
ほう・・・この形は・・・
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てばこ&てばおさん、ベトナム旅行中にフガカーという虫下し薬を手に入れます。ベトナムはこの一択らしく、半年に一度飲むことを政府が推奨しています。
薬のサイズは大きいですが、味はなんか甘くて飲みやすいです。子供にも飲みやすくなってるんですね。しかしてばこさん、ちょっと注意点に気づきます・・
箱にメベンダゾール500mgと書いてあります
こちらの成分であるメベンダゾールですが、日本では1回100mgを1日2回で3日飲むという分量でアナウンスされています。日本よりも薬の規制がゆるゆるなタイでもメベンダゾールは日本と同じような分量です。
うーん。ベトナム人はこれを一発でキメるのか・・・こわい。
フガカー錠はちょっと割りにくい薬ですが、我々日本人はせめて半分に割って1日二回くらいに分けて飲みましょうね。