もくじ
ミャンマー経済の中心、ヤンゴンってどんな所?
ヤンゴンはミャンマー経済の中心地。日本との時差はちょっとレアな2時間半。年間平均気温は30℃近くの常夏で、ヤンゴン国際空港や鉄道、郊外への長距離バスがでるアウンミンガラーバスターミナルなどの交通網を持ち、名所としてもシュエダゴンパゴダ、スーレーパゴダや、ミャンマープラザなどのショッピングモールもあって、観光客も多く訪れる都市です。
ミャンマーは50年以上も軍事政権が続いていましたが、2016年にアウンサンスーチーさん率いる民主政権が実権を握ってからは急速に外資が流入し、現在は工事ラッシュに物価高が起こっています。
首都機能は2006年にヤンゴンからネピドーに移されましたが、それでも国の重要施設はヤンゴンに集中しています。人口300万人をかかえ、現在急速に発展を続けている都市でございます。
ヤンゴンの気温と天気
ヤンゴンは5月から10月までの雨季と、6月から4月までの乾季に分かれます。
観光のベストシーズンは乾季の11月~2月前半で、この時期は比較的気温もそこまで暑くならず、天気もずっと良いです。3月~5月は天気が良い日は多いですが、暑さがとんでもなく、お昼に外を歩き回ると熱中症の危険がありますのでこまめな水分補給が必要です。
また5月~10月の雨季ですが、一日中雨が降るということは少なく、1~2時間位の間に一気に雨が降ってその後は晴れることが多いです。
しかし7、8月はサイクロンが通過することもあり、その場合は一日中雨が降り、道路が膝まで冠水してしまうこともあるので、その時期にミャンマーへ行くのはおすすめしません。
日傘とロンジー
男性も日傘はあたりまえ
ロンジー+日傘の組み合わせはよく見ます
ヤンゴンでは日差しが強い時間帯は、男女問わず皆さん日傘をさして歩いています。突然のスコールにも対応できますので、旅行者は折り畳み傘を携帯することをお勧めします。
また、観光中に町中で必ず見かけるのが、男女ともに腰から巻いているロンジーという民族衣装です。これが結構涼しくて動きやすくて、ミャンマー滞在中限定ですが、ショートパンツは日焼けが嫌だ、でもジーパンでは暑すぎるっていう方におすすめで、オーダーでも一枚1000円以下で作れますので長く滞在するなら一つ持っていても便利ですよ。
ヤンゴンで英語は通じますか?
このように英語とミャンマー語が併記されているメニューは少ないです
ミャンマーではビルマ語が公用語として話されています。英語が非ネイティブの国88カ国を対象としたEF指数ランキングというものがあるのですが、ミャンマー82位と思いっきり下の方で、ローカルではほぼ英語は通じません。(日本は49位)
日本人から見るとそれはありえないだろうと思うHow much?やワン、ツー、スリーなどの単語も通じないことが多いです。
まああちらから見ればミャンマー語のワン、ツー、スリーもわからない日本人がありえないと思われていますがね。
しかしホテルの受付や、ツアー会社はもちろん英語が通じますし、ヤンゴンとバガンに関しては中級レストランだと英語併記のメニューが用意されています。実際に観光客が現地の人とやり取りするのってだいたいご飯の時と移動の時くらいなんでなんとかなります。
テニスコートに行って1時間いくら?とかレンタルラケットある?とか何時からやってる?とかは急にハードル高くなりますが、そこはまあGoogle翻訳で乗り切ります。ほとんどのミャンマー人はこんな我々の質問に対して親身になって聞いてくれますからご安心を。
ちなみにレストランの注文で一番良いのは写真を見せることです。レストランは基本GoogeMapsで探して、写真があるところに行くのが安全ですね。
ミャンマー旅行で大切なのはこの3語だけです。
ダーペイバー「これください」
パイサンシンメー「お会計お願いします」
チェズベー「ありがとう」
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ヤンゴンの両替事情
こちらはダウンタウンの有名両替所、Unity Money Changer
ヤンゴン空港にも両替所はもちろんあります
ヤンゴンの通貨はチャット(MMK)で、ヤンゴン市内にはたくさんの両替所がありますので特に困ることはありませんが、基本的にはUSドル、ユーロ、シンガポール・ドルからの両替しか受け付けていないところが多いです。
ですので現金の両替の場合、事前に日本でUSドルなどに交換しておく必要があります。(現在日本からミャンマーへの観光客が増えているため、今後は改善されることが予想されます)
ちなみに上の地図に記載してあるスーレーパゴダから徒歩5分の所にある、「UNITY MONEY CHANGER」は日本円からの両替ができるために、日本からの旅行者に大人気です。間にドルを挟んで両替するよりも日本円から直接交換のほうがレートが良いですしね。
ヤンゴン空港での両替はUSドル、ユーロ、シンガポール・ドル、タイバーツからの両替しか受け付けておらず、レートや手数料などを含めて10%近く取られてしまうので、空港から街までの移動費ぶんだけを両替して、あとは街中のレートが良いところでの両替をおすすめします。
まあ一番のおすすめはセディナカードなどのネット返済可能で、手数料がかからないクレジットカードでのキャッシングがおすすめなんですけどね。
キャッシング時のおすすめATMはKBZ銀行
こちらはヤンゴン空港のATMコーナー
こちらはミャンマープラザ1階のKBZ銀行のATMコーナー
ATMにおすすめなんてあるの?っていう話ですが、実はあるんです。ミャンマーだけでなく、現在世界的にATMでのキャッシングで極悪レートを適用している銀行が増えています。
ヤンゴンにたくさんあるAYABANK、CBバンクもその極悪レートをあわよくば利用してやろうとしうスタンスで、キャッシング中に質問が来ます。(詳しくは下記の記事を参照)
しかし2019年5月の時点でKBZ銀行のATMだけはそういった誘導をしていませんでしたので、海外でのキャッシングに慣れていない方にはKBZ銀行のATMをおすすめします。
写真のミャンマープラザ内のKBZ銀行ATMコーナーは台数が多く、スタッフも常駐してますのでカードが呑み込まれた時も安心ですよ。お高めのモールなので、周りに怪しい人も少ないですし。
ヤンゴンの物価は?
こちらはヤンゴンのスーパーマーケット
ヤンゴンの物価を語る前に、まずミャンマー人の平均月収のお話です。一般の会社員ですと月に100ドル程度、私立の病院で働いているお医者さんが平均が400~500ドル、弁護士さんで700ドル程度となっております。
それに対して電気代は通常のご家庭で月に20~30ドルと収入に対してかなりの負担額。しかも電気代は2017年頃から倍々で上がっております。
次に家賃ですが、ミャンマー人が住むヤンゴン郊外で、ダウンタウンからバスで1時間以上離れているローカルアパートでも月100ドル程度します。日本人が住める地域となると安くても月500ドル程度は当たり前で、居住費は給与に対して非常に高価です。質と比較して考えると日本以上に高いです。
なのでヤンゴンのホテルはバンコクなどに比べると、お値段の割に質が見劣りしてしまうのです。(特に格安~中級ホテル)
ではここからは、ヤンゴンのスーパーなどで購入できる食べ物などの値段を記載しておきますので参考にしてくださいね。(2019年5月)
- りんご1個 900チャット(70円)
- じゃがいも1kg 1150チャット(90円)
- オレンジ1個 650チャット(50円)
- 手羽先1kg 3800チャット(300円)
- たまご1パック 1500チャット(120円)
- お米1kg 2300チャット(180円)
- キッコーマン醤油600ml 5500チャット(440円)
- ヤクルト100ml 1本 400チャット(30円)
- キューピーマヨネーズ520ml 5600チャット(450円)
- ワイン(カルロロッシ)700ml 12900チャット(1040円)
- 屋台でご飯 1500~3000チャット(120円~240円)
- お寿司屋さん 5000~20000チャット(400円~1600円)
- タピオカティー 1000チャット~3000チャット(80円~240円)
- ローカルバス 200チャット(15円)
- お水1リットル 300~500チャット(25円~40円)
- コーラ500ml 550チャット(45円)
- ビール1缶350ml 1000チャット(80円)
- 生ビールジョッキ 800チャット(65円!!)
- シュダエゴンパゴダ入場料 10000チャット(800円)
- ヤンゴンからバガンまでの高速バス 25000チャット(2000円)
- バガン入域料 25000チャット(2000円)
ビールがものすごく安いのが分かりますね。レストランに行くと、ソフトドリンクとビールの値段があまり変わらないので、手羽先2匹は常にビールを飲んでいました。
あと観光名所への入場料で外国人からはがっつりとります。まあこれで整備や環境保全が進むのならば喜んでお支払いしますよ。
これだけ飲んでも1500円くらいでした
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ヤンゴンのコンセントの形は?
こちらはホテルに多い万能型
こちらもたまにみかけます
ミャンマーの電圧は220~240Vで周波数は50Hz、コンセントの形状は万能型が一番多く、日本のプラグが直接挿すことができます。
てばこさん達は一度もお目にかかりませんでしたが、C型の丸い形もあるそうなので変換プラグは持っていったほうが良さそうですね。
変換プラグの注意事項に関しては下記の記事を参考にしてくださいね
ヤンゴン観光のためのエリアMAP
ヤンゴンの5つの重要エリア
①ダウンタウンエリア
スーレーパゴダ近くの市民憩いの場 Statues of Yali
明確な区切りはないですが、ダウンタウンのエリアはこんな感じ
ダウンタウンエリアはヤンゴン観光で宿泊するのに一番おすすめできるエリアです。
理由としては人が多く、ホテルや飲食店が多く集まっており、アジアらしさ、ヤンゴンらしさが特に感じられる地域です。
スーレーパゴダ周辺にはバス停が集中し、多くのバスがここに集まるとともに、ヤンゴンの大抵の場所へアクセスすることが出来ます。特に最初の地図にも書きました36番バスは、アウンミンガラーバスターミナル~ミャンマープラザ~ダウンタウン(スーレーパゴダ)をつなぐルートで、郊外に出る人ならとってもお世話になるルートでございます。
ただしちょっと治安面で不安になる通りも多く、空気もそこまで綺麗ではないのはご理解ください。
夜のStatues of Yaliで芝生にすわってまったりするのはおすすめです
スーレーパゴダの周りにはバス停がいっぱい
お昼のスーレー周辺です
Statues of Yaliとスーレーパゴダは観光名所でもあり交通の要所でもあります。この周辺には飲食店とホテルがたくさんありますので、宿もこの辺りを狙うと効率の良いヤンゴン観光ができると思います。
②バハン地区
新しいホテルがそびえ立つ高級住宅街
バハン地区は日本大使館があり、シュエダゴンパゴダにもほど近い高級住宅街です。外国人向けのスーパーマーケットなどもあり、駐在の方も多く住まれている地域ですね。緑が多く、道路も広くて渋滞も少ない感じです。ただ高級住宅街といっても発展度はバンコクには遠く及ばす、綺麗な場所はごく一部です。
ただこのエリアにはヤンゴンで一番広いテニスコートと、それに隣接している新しいウインダムヤンゴンホテルがあるので、てばこ&てばおは背伸びして泊まってみた場所でもあります。スーレーパゴダからだと7番や36番バスで行くことが出来ます。
旅人向けのバックパッカーは少ないですが、治安も良い地域なのでダウンタウンの次におすすめできる地域です。
③インヤー湖周辺
ミャンマープラザ
今ミャンマーで一番盛り上がってるモールですね
ここもバハン地区に続き高級住宅街です。なんといっても2016年にオープンしたミャンマープラザがあり、周辺に日本人が多く住むコンドミニアムがあります。
インヤー湖は若者たちのデートスポットになっており、周辺の公園は整備されており、芝生なども多くあります。屋台やイベントもあって散歩に行くのはおすすめです(暑い時間帯をのぞく)。ただし湖のお水は綺麗ではないですよ。
実際に観光で泊まるとなると、ヤンゴンでは有名な、ロッテヤンゴンホテル、メリアヤンゴンホテル、ミャンマープラザお隣のセドナホテルなどの4~5つ星ホテルは豊富ですが、格安~中級ホテルで評判の良いところはダウンタウンのほうが豊富にあります。
ダウンタウンのスーレーからバスですと、36番バス利用でこのエリアの主要な通りに行くことが出来ますよ。
一つ注意としては上記3つのホテルに関しては、空港からのシャトルバスのバス停にもなっていますが、実際にはすぐ近くのミャンマープラザにまとめられちゃったりしてるので気をつけてくださいね。
あとこのエリアに住んで、ここがミャンマーだというイメージを持つのはちょっと違うのでそれもご注意を。とっても整備されてるエリアでございますので。
④レーダン地区
ジャンクションスクエア
ヤンゴン第一医科大学周辺
レーダン地区はジャンクションスクエアという昔からのショッピングモールとヤンゴン大学とヤンゴン医科大学があり、学生が多くローカル色の強い地域です。
シュエダゴンパゴダにも近いですが、いかんせんこの地域は渋滞が酷いんですよね。そして観光客が泊まれるホテルもとっても少ないです。有名どころで評判が良いところですとノボテルヤンゴンくらいでしょうか。ヤンゴンのITの中心地であるMICT PARKなどもありますが、我々には特に関係がなかったりします。
もしこの地域に観光しに行きたい場合は、ダウンタウンから39番バスで主要な通りに行くことが出来ますよ。
まあてば旅的には観光の拠点とするにはあまりおすすめしないエリアです。
⑤マヤンゴン地区
日本人医師常駐のビクトリア病院
こちらはアウンミンガラーバスターミナル、ヤンゴン国際空港からほど近い閑静なマヤンゴン地区です。日本人医師が常駐しているビクトリアホスピタルがあるので、駐在の人たちにとっては重要な地域ですが、観光で訪れる分には特に見どころは少ないエリアです。
Jeff’s Kitchenというお肉が美味しい有名なタイ料理屋さんがあって、そこの手羽先が美味しいと聞いたので伺ったのですが、まさかの貸し切りで入れなかったというヤンゴンでは珍しい有名店もあります。
バガンやマンダレーから夜行バスで帰ってきて、朝6時とかにアウンミンガラーバスターミナルで降ろされ、お店も開いておらず、時間つぶしができなくて途方にくれる場合は、ホテルのクオリティさえ我慢できるなら、朝6時からでもアーリーチェックインを無料で受け入れてくれる格安ホテルのザ・ロッジヤンゴンホテルがあります。
郊外から帰ってきて仮眠をとってそのままヤンゴン空港なんかに行くときはとっても便利なホテルですよ。空港からGrabで10分、3000チャットくらいの距離です。
観光拠点としては使いにくく、飛行機やバスの時間などの時間調整に使うエリアでございます。
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ヤンゴンの治安、注意したいこと
托鉢のお坊さんたちです
ヤンゴンの治安は比較的良好です。国民の9割以上が敬虔な仏教徒であることで、徳を積むことを大切にしていますから犯罪が起こりにくいです。
タクシーなどの交通系の仕事についているミャンマー人はちょっと感覚が麻痺してしまって、外国人からお金をとったりすることに全力を注いでしまってますが、基本的に大半のミャンマー人は優しくて親切です。
他のブログでのミャンマートラブルはほとんどが交通系のトラブルで(わかりますよ・・・)、実際にローカルの人とのトラブルはかなり少ないと思います。
また、お寺が多く、托鉢に代表される施しの文化が根づいているので、なんとヤンゴンには物乞いがいません。食べ物に困ったらお寺に行くか、お坊さんになるかすればなんとかなるからです。
ヤンゴンの豪華なお寺を見ればわかるのですが、寄付する文化も根付いており、2015年には寄付大国アメリカを押さえて世界一位の寄付大好き国家に選ばれてます。(ちなみに日本は114位)
そういったわけで凶悪犯罪に巻き込まれることは少ないとは思うのですが、ミャンマーではそれ以外に気をつけなければいけないことがありますので、次で紹介していきますね。
路上の飲食店に注意
こちらはチャイナタウンのおでん屋台、ここは大丈夫でした
ヤンゴンだけでなく、ミャンマー全体に言えることなのですが、路上の飲食店の衛生レベルはバンコクの10年前くらいの感覚です。バンコクの屋台に慣れているてばこ&てばおも、ミャンマーではお腹をやられました。
油を多く使うということもあるのですが、食器洗いの水はずっと変えずに使いまわしだったり、まな板は営業中ずっと拭かなかったり、そもそも食材を仕入れてくる市場の環境から悪かったり、停電が多く食材を冷やしておけなかったり色々な要因があります。
蚊に注意
ヤンゴンは蚊が多いです。しかも日本の蚊よりも大きくて、刺されるとかゆさが長く続くというおまけつき。
てばこ&てばおは日本からワンプッシュで蚊がいなくなるスプレーを持っていったのでなんとかなりましたが、もしもっていなかったら長袖や現地の殺虫剤にたよることになります。
そして一番怖いのはデング熱。蚊が媒介して毎年1万人以上が感染する病気で、日本人は免疫が弱いために、ミャンマー人よりもかかりやすいんです。刺される前に対処するように心がけましょう。
犬や猫などの動物にも注意
ヤンゴンには犬や猫などがとても多いです。しかしみんな人懐っこくてタイやベトナムに比べてあまり吠えません。レストラン内にいるにゃんこは触らせてくれたりもします。
しかしヤンゴンの動物はほとんど狂犬病などの予防接種を受けていません。狂犬病にかかっている犬などに噛まれたりしたら、事前にワクチンを打っていない場合は発症後の致死率100%です。
そして夜になると昼間はおとなしかった犬たちが凶暴化します。夜遅くまで遊ぶ場合は、なるべくタクシーなどで帰るようにしましょう。
鳩も怖い
スーレーパゴダ近くの鳩たち
ネズミや鳩などにも注意です。ミャンマーの人たちは動物に餌を与えるのが大好きですから、鳩は増える一方です。
しかし動物の糞などを媒介して感染する病気はものすごく多く、例えばクリプトコッカス症という病気は鳩の糞のカビが原因で人にも感染し、最悪死に至らしめる恐ろしい病気です。
上の写真はスーレーパゴダの周りですが、鳩が一斉に飛び立つ時に巻き込まれると糞やカビが舞い上がり、吸い込むと本当に危険ですので近づかないようにしましょう。
夜、飲み歩いた後に女性一人タクシーは危険
ミャンマーの女性の多くは夜遅くまで外でお酒を飲んだりはしません。夜中に酔った状態でタクシーに乗る女性は水商売の人だという認識がミャンマー人の中に少なからずあります。
そのため観光客の女性が飲みに行った後に一人で深夜にタクシーを利用すると、軽い人だから遊んでも良いなんて勝手に脳内変換するタクシードライバーもいます。現に女性を狙った暴行未遂事件は起きています。
これを予防するために、
- 女性ひとりではタクシーを利用しない
- Grabタクシーを利用する
- 21時までにはホテルに帰る
このあたりを気をつけましょう。暴行未遂事件は今の所無免許のタクシー運転手が多いそうです。
お寺のマナー
ミャンマーのお寺はすべて裸足で入らなければいけません。以前、注意を受けたのに裸足にならずに観覧したロシア人女性が逮捕されて7ヶ月の禁固刑と強制労働の判決がでたくらい厳しいです。
また、仏像などをモチーフにしたタトゥーをしている人がツーリストポリスに捕まった話もあります。3人位強制送還になっております。仏像モチーフのタトゥーはミャンマー人にとっては侮辱とも受け取られるようなので注意しましょう。
また、クローズなエリアにある仏像の前で写真を取りまくるのもミャンマー人にとっては良いふうには見られません。もし写真を取りたい場合は、まず仏像にお祈りをして、それから写真をとるようにするのが良いとのことです。
日本語で話しかけてくる人に注意
空港や、シュエダゴンパゴダなどの大きなお寺にいくと、たまに日本語で話しかけながら荷物を持ってくれたり、ガイドをしてくれる人がいます。
荷物やガイドはちゃんと事前に話があってからならまだ良いのですが、勝手に荷物を持っていかれたり、ごく自然にガイドが始まったりします。ただの話好きなミャンマー人かと思って相槌をうってたらいつの間にかガイドが始まってるんですよ。
どちらも終わった後にお金を請求されるのは当然なので、これはびしっと断ってください。
基本的にミャンマー人はとっても親切で優しい人が多いです。
ただし観光客を相手にしているミャンマー人は残念ながらお金に目がくらんでしまっている人が大半です。
いままで月収1万円だったのが、観光客を相手にするようになってから収入が10倍とかに跳ね上がり、彼らにとっては今が人生の稼ぎ時なんです。タクシーの運ちゃん達が平気でぼったくろうとするのも、必至に営業をガンガンかけてくるのも、現地のミャンマー人を乗せる何倍もの額を観光客からなら引っ張れるからなんです。
停電がものすごく多い
停電は毎日起こります
セレブ向けなお店が多いミャンマープラザでも・・・
当然起こります
ヤンゴンでは停電が毎日起こります。寝ている間に停電になってエアコンが止まって暑さで起きるなんてこともありました。
これはどんなに高級なホテルでもありえることですが、感覚では高いホテルほど復旧が早く、安いホテルほど復旧が遅いです。高級ホテルは強い発電機を持っているので、秒で復旧する場合がほとんどですが、安いところだと3時間位止まったままだったこともあります。
停電も大抵は自動で復旧するので困ることはないのですが、たまに停電後に部屋のブレーカーのリセットボタンを自分で押さなければいけないパターンがあります。ホテルスタッフも特に押しに来てくれませんので自分で押します。
冷蔵庫でアイスクリームを冷やしていたら停電になって、復旧したけどリセットボタンを押さなかったために冷蔵庫が起動せず、アイスクリームが溶けてしまったなんてこともありますので注意してくださいね。
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ヤンゴン市内の移動方法
YBS(ヤンゴンバスサービス)が市内を走りまくっています
ローカルバス
バスは常に混雑しています
料金箱に200チャット(16円)をいれます
YBSはヤンゴン市内を走っているローカルバスです。全部で91路線あり(2019年5月現在)そのほとんどのバスがスーレーパゴダ周辺を起点にしています。バスの正面を見ると必ず「YBS」って書かれていますね。
バスの乗り方は簡単で、バス停にバスが近づいてきたら手を上げてバスをとめます。基本は前のドアから乗り、降りる時は車内のボタンを押してバスが停まったら後ろのドアから降車。
料金は市内は殆どの場合は固定の200チャット(16円)で、運転席の隣のボックスにいれます。あ、このボックスはただの箱で、カチャカチャカチャなどとお金を数えたりしてくれません。本当にただの箱です。そしておつりはでませんので事前に小銭を用意しておきましょう。
観光客が使いやすい路線はダウンタウンからアウンミンガラーバスターミナルの南北をつなぐ36番バスと、ダウンタウンを東西に巡回している56,57,58番バスなどが便利です。
※現在一時利用できなくなっているようです
バスの注意事項
こういう屋根付きバス停はわかりやすいですが・・
こうなると人混みが目印です
バスの注意事項ですが、ルート固定なので激混みの道を迂回することが出来ず、渋滞にハマりやすいのと、バス停が非常にわかりにくいです。
バス停の屋根や看板があればすぐにわかるのですが、バス停の看板がないところも多いので、その場合は地元の住民が集まっているところを頼りに探すことになります。
バハン地区などのバス停はきれいですが、そこから郊外に行くほど見つける難度は上がります。
空港バス
こちらはエアポートバスです
空港にあるこちらのカフェの隣の3番出口を出て、道路渡った正面がバス乗り場です
2018年から運行が開始された、ヤンゴン国際空港から市内を結ぶ空港バスは500チャットで利用ができます。それまで空港から市内への移動手段はタクシーしか無かったので、とっても便利になりました。
まだ試験走行中でこれから時間やルートも絞られると思いますが、2019年5月の時点では24時間営業で、主要なホテルやモールと空港を結ぶ2路線が運行しています。
空港からの乗り場は第1ターミナルですと、3番出口をでて正面にバス停があります。
空港バス停留所
Pyay Road Route (インヤー湖西側を通ってヤンゴン駅に行くルート)
- Yangon International Airport
- Miles Ocean
- Miles Junction
- Mile Hotel
- Ady Junction
- Lotte Hotel(ヤンゴンでは超有名ホテル)
- Innya Kan Boung
- KBZ Head Office
- Junction Square(ショッピングモール)
- Dagon Centre
- TawWin Centre
- City Mall (St. John)
- General Hospital
- Junction City
- Yangon Railway Station
Kabar Aye Pagoda Road Route(インヤー湖東を通ってスーレーパゴダに行くルート)
- Yangon International Airport
- Miles Junction
- Yangon Hotel
- Nawaday Cinema
- Kabar Aye Pagoda
- Sedona Hotel(Myanmar Plazaにまとめられてます)
- Myanmar Plaza(ここには必ず停まります)
- Melia Hotel(Myanmar Plazaにまとめられてます)
- Excel Hotel
- Shwe Gone Dine
- Shwedagone Pagoda(シュエダゴンパゴダ)
- Zoological Garden
- Park Royal Hotel
- Thamada Cinema
- Shangrila Hotel(こちらも人気の高級ホテル)
- Sule Square
- Sule Pagoda(ここが基本)
- Yangon Railway Station
タクシーまたはGrabタクシー
ヤンゴン市内はたくさんのタクシーが走っていて、つかまえるのは容易なのですが、メーター制ではなく、すべてが交渉制なのでちょっと面倒くさいです。英語が話せないドライバーさんがほとんどなので、最初から行き先を入力できるGrabタクシーが便利です。
Grabタクシーは普通のタクシーよりも少し高めに設定されていますが、降りる時に交渉時の値段と違う料金を請求してきたりすることはありません。また、女性が脅されたなどのタクシー絡みの犯罪はGrabタクシーでは聞きませんので、てば旅的にはGrabタクシーをお勧めしますよ。
5分でわかるヤンゴン観光のコツ まとめ
皆さんにはミャンマー人(観光客向け商売人のぞく)の優しさに触れてほしいです。てばおさんがトイレの場所がわからなくてレストラン内をウロウロしてたら、キッチンからミャンマー人がひとり、ふたり、「ドウシタドウシタ?」・・・で、5人くらい出てきて案内してくれました
ヤンゴン最大の観光名所であるシュエダゴンパゴダまでタクシー10分以内の立地でお金に余裕があれば、2018年にできたウィンダムホテル一択ですが、中級ホテル好きのてばこさんのおすすめはローズガーデンホテルです。ホテル周りを緑に囲まれてダウンタウンの騒がしさからは少し離れたところにあり、設備も問題なし。なによりここは油ギトギトのミャンマー料理ではなく日本人好みの朝食が種類豊富でとっても美味しい。女の子と遊びたいおっさんたちにも大人気の宿なので、てばこさんはいつか焼き払ってやろうかと考えてますが、てばおさんはうらやましいと思ってるこの頃です。