もくじ
ウズベキスタン最大の街タシケント
タシケントはウズベキスタンの首都で、2012年の時点で人口は230万人を超えており、人口の40%が16歳以下という将来の発展を約束された国であります。実際に街を歩くと子供や学生が多く、日本との差を感じます。
国の65%がウズベキスタン人、18%がロシア人、4.5%がモンゴル系のタタール人、あとはその他民族で構成されており、言語は主にウズベキ語が話されています。
歴史としては1865年にロシアの侵攻に破れ、その2年後からタシケントがロシアの中央アジア支配の拠点となった経緯があり、ロシア文化が強く根付いています。
1966年に大地震が起こり、78000練もの家屋が倒壊しまして、その後の復興がロシア主導で計画的になされたこともあり、広い道路や大きな公園などが街に配置されており、ロシア的な建物も多く残されていますが、現在は少しずつロシア色は薄れつつあります。
また、2018年頃から外国人観光客の受け入れに対して国が寛容になり、ここ数年で急激に情報がでてきています。「タシケント観光」なんて少し前まではどこの旅行代理店でも「はぁ?」っていわれていたくらいなのに・・・
ちなみに以前までは軍事関連施設に転用できるであろう地下鉄の撮影などはご法度でしたが、最近は観光用にむしろ積極的に政府が宣伝を始めています。
まだまだ観光地と呼べるようなエリアの整備は遅れていますが、2018年以前と以降ではまったく旅行のしやすさが違う街でもあります。
タシケントの観光シーズンは?気候と天気
タシケントは年間を通して雨が少なく、年間降雨日数は30日程度しかありません。
その点はとっても観光に向いた天候なのですが、問題は内陸性の気候で昼と夜、夏と冬の寒暖の差が激しく、夏は40℃を超える日もあれば冬はマイナス10℃以下まで下がる日もあるというところです。
朝昼の寒暖の差が激しい時期だとどうしても旅行で持っていく衣類が増えちゃいますからね。
しかし湿度は低く、日本の夏よりは過ごしやすいと言えるでしょう。
ベストな観光シーズンは日本の春にあたる4~5月、秋の9~10月ですが、6~8月も昼間の暑い時間帯の行動を避ければ特に生活が厳しいということはありません。ただし砂漠ツアーなどに行く場合は4~5月、10月~11月にしぼったほうが良いでしょう。
あと、雨が少ないために傘をさす習慣があまりありません。そのため、夏の陽射しは強いですが、日傘をさすという人も少ないです。混雑している通りではジロジロ見られます。しかしまったくゼロではないので日差しが気になる人は持っていっても良いと思います。
シーズンごとの服装は?
シーズンごとの服装の目安を書いておきますね。
4月~5月
暖かくなってきますが、まだ長ズボン&長袖がいります。半袖Tシャツは5月の後半まではちょっと厳しめ。
6月~8月
Tシャツにショートパンツでもいけますが、夜は冷える事があるので念のために長袖を一枚。街歩きのファッションとしては女性は全体的に露出は低めです。
9月~10月
いきなり冷える日があります。日中はTシャツだけでいけますが、夜は長袖にさらに羽織るものを持っていったほうが良いでしょう。
11月~3月
日本の真冬と同程度の装備をおすすめします。春先の3月でも朝晩は気温が一桁なので油断はできません。
ウズベキスタンの人は外での露出をあまり好みません。ランニングで走ったりする時などは別ですが、地下鉄などに乗ると、男性は夏でも長ズボンの人が多く、ショートパンツの人は少ないです。
われわれは観光客ということで見逃しては貰えますが、モスクに入るときに露出が多い服装だと注意されることがありますのでご注意ください。
【治安】タシケント観光は女性1人でも大丈夫?
こちらはティムール広場のブロドウェイ
タシケントで気になることと言えばやはり治安です。「スタン系」と旅人の間でいわれているカザフスタンや、トルクメニスタン。こちらは少々治安に不安がありますが、同じ「スタン系」でもウズベキスタンは別世界。
街中のインフラは整備されていて2週間程住んでみましたけど、治安はかなり良いです。警官がたくさんいるということもありますが、街の作りや清潔度も手伝ってのものだと思います。もちろん女性お一人で観光している方も大勢いらっしゃいます。
あくまでてばこさんの感覚的なものですが、治安の良い順に・・
タシケント=ルアンパバーン(ラオス)=東京 > キエフ(ウクライナ)=ヤンゴン > トルコ=バンコク=クアラルンプール(マレーシア) >フィリピン(マニラ) という感じでしょうかね。(フィリピンのバギオはとっても治安は良いですけれども)
タシケントの物価は?
タシケント観光の一番の魅力が物価の安さではないでしょうか。レストランや観光地への入場料はそれなりにしますが、乳製品や野菜などの食材はものすごく安いです。また市場へ行けば服や日用雑貨も、日本の三分の一以下の値段で手に入ります。
また、タシケントの物価の安さと、東南アジアの物価の安さの一番の違いは質の良さです。
アジアと違って、食材に関しては質が良くて安いというすばらしい環境。トマトやチーズやハムなんかは値段と質のバランスが崩壊しているくらいに良いです。
まあトイレットペーパーや衣類などの日用品などはさすがにそこまで質は高くはないですが、使用には十分耐えられるものでございます。
物価の目安として2019年6月時点の値段を書いておきますと・・・
- トマト1個 1000スム(13円)とっても美味しい
- キャベツ1玉 1000スム(13円)
- 牛もも肉800g 30000スム(390円)ステーキ4枚分
- パン(ナン)大1個 3000~10000スム(39~130円)
- チーズヨーグルト 3000スム(39円)上の写真左側
- コールスローサラダ200g 2000スム(26円)上の写真上
- 卵10個 5000スム(65円)
- 街で売ってる洋梨紅茶1杯500スム(7円!)
- サマルカンドの大きな広場入場料30000スム(390円)
- インドアテニスコート1時間50000スム(650円)
- 手羽先Lサイズ5本 5000スム(65円)
- ビール1.5リットル 12000スム(150円)
- タクシー(空港から市内) 15000~20000スム(200~260円)
とかなり安くなっています。
観光の醍醐味であるレストランの食べ歩きもいいですが、市場で食材を買い込んで自炊も楽しいものです。
雑貨の買付に関して
ウズベキスタンには観光で訪れる方が大半で、特にサマルカンドではたくさんの日本人がいらっしゃいます。もうずっと海外生活をしているてばお&てばこさんですが、1周まわってやっぱり日本人が好きなのでたまに声かけて仲良くなったりしますが、タシケントやヒヴァでお会いできる日本人の方は、雑貨や絨毯(じゅうたん)の買付に来ている方が非常に多いです。
てばこさんはもともとファイヤーキングというアメリカンアンティークの買付商人だったのでたまに質問をいただきますので書いておきますが、タシケントやサマルカンドでの買付は価格があがりすぎていて商売としては細いものになってしまいます。
また食器や雑貨関連の買付は値幅がとれないので効率が悪く、じゃあ生計を立てるならなにがいいのさ?といわれるとまあやっぱりトルクメン絨毯ですよね。
トルクメン絨毯が有名なのは、タシケント、サマルカンド、ブハラですが、もし目利きと言葉が話せるのでしたらサマルカンド⇔ブハラ間の街にチラホラ適正価格の絨毯屋さんがあります。
目利きができないならたまにぼったくり価格がありますが、サマルカンドやタシケント、観光地のヒヴァなんかにも売れ筋の絨毯が置いてあります。
ちなみに有名なペルシア絨毯は「イランで手織り」されたものだけの事をいいます。ウズベキスタンで買った絨毯や機械織り絨毯を知らずに「ペルシャ絨毯」の名前で売っちゃう方がいますが、これはアウトなので一応書いておきます。
タシケント名物の洋梨紅茶
街中のこんな屋台で売っています
サイズは色々ありますよ
これは1杯500スム(7円)
タシケントの両替事情
タシケントのSIMカード事情
こちらは空港のインフォメーションです
SIMカードは2019年6月の時点では、タシケント空港で入国手続をした後にすぐ目の前にある、観光案内のインフォメーションで購入することが出来ます。
空港で販売しているSIMカードの値段は87000スム(約1000円)で、ブランドはUcell(UMS)一択で、データ量も1Gと少々さみしいです。
しかもこのSIMカードは結構スマホの機種を選び、試した4つの携帯中2台で繋がりにくいという仕様。
また、注意しなければならないことがありまして、通常のデーター通信以外に、SMSなどを使いますとすぐにロックが掛かる仕様で、もしかかってしまった場合はUcell(UMS)ショップにいって1000スム(13円)程度チャージすればまた復活する仕様です。
SIMカードはホテル・ウズベキスタンでも購入できます
タシケントに住んでいる人でここを知らない人はいません
観光名所にもなっているホテル・ウズベキスタン
SIMを購入できる場所は空港以外にも各携帯会社のオフィスか、超有名ホテル「ホテル・ウズベキスタン」にSIMブースがあるのでそこで購入することも出来ます。
ここはたくさんの外国人がSIMを買いに来るので手慣れたものですし、タクシーの運転手さんも必ず知っていますので安心です。空港からここまでですと、タクシーで15000スム(200円)くらいですね。まあ、かならずぼったくりの値段を掲示してきますけれども。
SIMのブランドに関しては、てばこ&てばおさんはBeelineとUMSの二つのSIMブランドを試したのですが、電波状況に関してはタシケントとサマルカンド市内ならどちらもたいして変わりません。サマルカンドに行く途中の電車ですと若干UMSのほうがつながる範囲が広いかなという感じでしたよ。
タシケント観光での移動手段
政府が観光資源として宣伝を始めたタシケント地下鉄
地下鉄がタシケント名物といっても良いです
地下鉄は鉄の香り
窓口でトークンを買います。1回1200スム(15円)
タシケントの地下鉄は各駅ごとにデザインが違い、タシケント観光の華となっています。地下鉄の撮影は2018年に解禁されたばかりなので、まだまだこれから人気が広がるかと思います。
利用方法は地下鉄の窓口で1回券1200スム(15円)を購入して、改札に入れて通るだけです。どこまでいっても同じ価格なので、出る時はなにもせず改札をでるだけですよ。
市内全域をカバーしているのはやっぱりバス
こちらはタシケントの大型バス
こちらはサマルカンドの小型バス
バスは市内のほぼ全域を網羅しておりますが、観光客はバスの番号とルートを把握していないので初日から使うのは敷居が高いです。一応バスのルートはこちらで参照できますので参考にしてください。
利用方法としては、大型バスも小型バスも基本的には料金回収係の人が乗っています。バスに乗り込んだらその人が運賃を回収しに来ますので、1200スム(15円)を払えばあとはどこまで乗ってもOKですよ。
ちなみに全てのバス停に停まりますのでボタンを押す必要はないです。GoogleMapを見ながら降りたい所でおりましょう。
あとたまに料金係の人が乗っていないバスがあります。その場合は運転手さんに直接支払います。この場合は降りる直前に払いますので覚えておいてくださいね。
タクシー&ヤンデックス
こちらはサマルカンドの正規のタクシー
タシケントのクルマは9割シボレー
本当にシボレーばっかり
タクシーですが、日本と違ってメーター制ではなくて乗る前にそのつど交渉制。
空港周辺のタクシーはぼったくりばかり、観光地もぼったくりばかりで交通系はどうしてもストレスが溜まります。しかしUberやGrabのようなアプリが浸透していないウズベキスタン。
便利なアプリはないものかと探してみましたら、「Yandex ヤンデックス」というアプリがありました。使い方はGrabやUberとほぼ変わりません。
料金のボッタクリもありませんし、夜遅い便でサマルカンドやタシケントに着いた場合に駅までクルマを呼べるので非常に便利です。ウズベキスタンではぜひこちらを利用しましょう。
高速鉄道アフラシャブ号
日本で言う新幹線です
高速鉄道アフラシャブ号は、タシケントとサマルカンドなどの人気都市を短時間で結ぶ新幹線です。乗り心地は非常によく時間も定時発着。セキュリティも厳しく、CAさんも各車両に配備されていて、国賓がいらしたときはこのアフラシャブ号で対談することもあるなど、国を挙げて運行しています。
お値段はウズベキスタンの物価からするとかなりのお値段ですが、2019年5月の時点では105000スム(1300円)程度でタシケントからサマルカンドまでいけますので、日本人の我々は利用しない手はありません。
ウズベキスタン発展の象徴でもありますので、ここで旅費を削ってバスで移動するよりは、一度アフラシャブ号へ乗ってみることをおすすめしますよ。
タシケントでの観光中、英語は通じますか?
ウズベキスタンの公用語はウズベグ語です。現在は小学校から英語教育が始まりますので、若い世代の人は英語を話せる人も増えていますが、英語教育がまだなかった時代を過ごした現在40歳以上の人には英語はほぼ通じません。
1、2の数字も通じない人も多いです。ホテルや観光地以外はほぼ通じないと思ってください。
タシケントで一番栄えて、観光客が多いチョルスバザールでも英語は良くて片言、数字もウズベキ語で返ってくる事が多いので、できればウズベキ語の数字くらいは覚えておいたほうが良いでしょう。向こうからすれば「1、2くらいはわかるでしょ」の感覚で話しかけてきますので。
ちなみにタシケントよりもサマルカンドのお土産屋さんのほうが英語は通じますし、日本語を話せる人もいたりしますよ。
観光で便利!覚えておくと良い言葉
Salom! (サロム)こんにちは!
Raxmat! (ラフマット)ありがとう!
buni bering(ブヌ ベリング)これください
Ha (ハー)はい
Y`oq (ヨック)いいえ
あと観光客が一番困るのがレストランの注文だと思います。英語が通じないので料理に関しては写真付きのメニューがあればよしですが、ローカルのお店ではまずありません。
ですので、対策として事前にスマホに食べたい料理の写真を入れておいて、それを店員さんに見せてあげてください。たまに予想外のものもでてきますが、この後紹介しますプロフ、シュシュリクなどは大抵は問題なく通じますよ。
タシケントの電気事情。コンセントの形状は?
こんな感じに丸いコンセント
中央アジアはこの子が大活躍
ウズベキスタンの電圧は220Vで50MHzです。コンセントの形はCタイプで日本と形状が違うので変換プラグ必須です。
また、壁はほとんどが丸い形のコンセんトですが、変換プラグによってはコンセントに干渉して使えないものがありますので、小さめのCタイプのものを持っていきましょうね。
コンセントの干渉に関する詳しい注意事項は下記のページでご紹介しています。
レギストラーツィアってなあに?
ウズベキスタンでは全ての観光客に72時間以内にレギストラーツィアという滞在場所の証明書を取得するように義務付けています。旧ソ連時代の名残ですね。
これは通常のホテルでは問題ないのですが、airbnbなどの民泊ではだしてくれないところもありますので、かならず事前にメールなどで質問してから予約しましょう。スペルは 「Registrazia」です。
もしレギストラーツィアをだしてもらえない場合は自分で役所に行って取得しなければいけません。非常に面倒くさいので避けましょう。
またウズベキスタンはパスポートの携帯は当然として、レギストラーツィアも持っていなければならないと以前はありましたが、現在レギストラーツィアは民泊ならばチェックアウト時にしか発行してもらえないので持ち運ぶことができません。
ですので特に気にすることはなく、出国の際に求められたら出さなければいけない程度の書類という認識で良いかと思います。
ウズベキスタン政府は現在観光客誘致に乗り出しているので2018年以前と以降ではだいぶ状況が変わっております。現在レギストラーツィアはほぼ形骸化している状態ですよ。
タシケントの観光スポット
タシケントの見どころ
こちらはサマルカンドのモスク
ウズベキスタン観光の目玉といえばモスクです。国中にはたくさん巨大なモスクが建てられ、殆どの場合旅行者でも無料で見学することが出来ます。
そしてタシケントにも大きなモスクはありますが、しかしモスクが本当に有名な街はタシケントから南西へ300kmほど行ったところにある「サマルカンド」という街です。タシケントのモスクも後ほどおすすめをご紹介しますが、規模としてはサマルカンドには勝てません。
たしかに巨大なモスクはありますが、楽しい観光地というのは「見どころ」+「現地でのお食事」みたいなセットが多いですが、タシケントはこういう場所が本当に少ないです。
とりあえずはご紹介していきますが・・・
タシケントのランドマーク ホテルウズベキスタン
超巨大です
目がチカチカしてきます
さきほどもSIMカードのところでご紹介しましたが、タシケントで一番有名であろうホテルウズベキスタンは、観光名所として色々がガイドブックで紹介されていますが、冷静に考えてみるとただのボロホテルです。
周りに大きな建物がないので思いっきり目立ちますが、老朽化の進んだホテルです。
両替のレートがよかったり、SIMカードがお手軽に手に入るので旅人の間ではもてはやされますがちょっと大きめの普通のホテルです。
観光目的で訪れますと30秒で終わります。
アミール・ティムール広場
広場の周りは大きな公園
ティムールの像が公園の真ん中に立っています
とっても大きな公園
アミール・ティムール広場も必ずガイドブックに載っている有名観光ポイントです。
しかし、実際に訪れてみますとだだっぴろい綺麗に整備された広い公園で、この中に、ブロドウェイ、ナヴォイ劇場と独立自由広場とアミールティムール博物館とティムール像、ウズベキスタン歴史博物館がはいっています。
「おおっ!盛りだくさん!」
なんて思ってしまうかもですが、冷静に考えてください。これらの見どころってタシケント観光のガイドブックなんか見ますとすべて別々に紹介されていますが、違うんです。
タシケントにはあまりにも見どころが少なくて、アミールティムール広場の中のものをこうやって小出しにでも紹介しないと観光スポットが稼げないんです!
しかもこれらはどれも観光スポット人気上位に来るものなのですが、見学は各10分~15分程度で終わってしまうものばかりです。
そして大変申し訳ないのですが、前述のホテルウズベキスタンも実はこの徒歩エリア内です。本当にありがとうございました。
新しい観光スポット 地下鉄
こちらは綺麗さベスト3にはいるタシケントの地下鉄
こちらはどこかの地下鉄のホーム
地下鉄も必ずタシケントの観光ガイドブックで紹介されます。写真撮影の解禁が2018年なのでまだまだ新鮮味もあります。造りが重厚でハマる人はハマります。
しかし撮影が本当に盛り上がるのは有名な2~3駅で、あとはどんどん普通に見えてきます。なんか鉄の匂いと埃っぽさで身体に悪いですし、電車の車体は古いのでものすごく音がうるさいですし。
1週間も住めばバスのほうが快適と気づいて使いこなしていることになります。
ちなみに駅はタシケント駅(外も含む)、アリシェルナヴォイ駅、コスモナフトラル駅の3つ見ればもういいかなと・・・
じゃあタシケントには見どころはないの?
チョルス-バザール
朝から活気があります
ドームの中は観光客も見やすいです
甘酸っぱい味付けのコールスロー達
Chorus駅からスグのところにあるチョルスーバザールです。
ここは大きくて活気があっておすすめ。ボッタクリがあると聞いてはいたものの、スーパーよりも安く普通に満足。
そして品も街中よりも良いものが多いです。もし宿にキッチンがあるならぜひここで買い込んでウズベキスタンの食材をいろいろ試してみてください。
出来合いのものだけでもかなり楽しめますよ。
ミノルモスク
ちょっと町中からは離れますが
真っ白なモスクで巨大
中も無料では入れます
ミノルモスク(Minor Mosque)は2014年にできた新しいモスクで、真っ白な外観が特徴的です。
タシケントには綺麗で大きなモスクが少ないのですが、ここは初めてモスクを見るならなかなかおすすめです。もちろん入場も無料。
ただし所要時間としてはやはり15分もいれば十分なところではあります。
プロフセンター
テレビ塔の近くにあります
こちらは室内の巨大かま
一番大きなプロフかま
プロフはウズベキスタン料理の代表的なもので、羊肉や牛肉をスパイスとお米と一緒に炒めたものです。ピラフの元祖とも言われています。
タシケントの色々なレストランでプロフは食べられますが、このプロフセンターには巨大なかまが8個もあって作っているところを自由にみることができます。
味は残念ながら普通ですが、エンターテイメント寄りで楽しめるかと思います。
アフラシャブ号でサマルカンドへ
サマルカンドはおすすめ
すみません、やっぱりタシケントだけでは観光に限界があります。なのでサマルカンド観光を足します。これは絶対おすすめです。
タシケント駅から毎日でている「高速鉄道アフラシャブ号」に乗ってサマルカンド1泊2日か日帰り旅行は本当におすすめです。日本で言う新幹線みたいなものなんですけど、とっても速くて快適ですし、サマルカンドはその評判に恥じないとっても良い観光地です。
ウズベキスタンの名物料理
さきほどのプロフ (Palov) 羊や人参玉葱と一緒にお米を炊いたピラフ
シャシュリク (Shashlik) 羊の串焼き
サムサ(camca) ラム肉のミートパイ
アュチクチュチュク トマトと玉ねぎのサラダ(下に玉ねぎ隠れてます)
シュルバ(Shurva, Shorva) 羊肉と野菜のスープ
ラグマン(Lag’mon) トマトベースのうどん
ナン(Non) 主食で食べられています
チャイ 緑茶と紅茶があるパターンが多いです
食べ歩きは観光の醍醐味ですが、残念ながらタシケントには思ったよりもレストランは少ないです。
いざウズベキスタン料理を食べようと思っても意外とホテルから遠出しないといけなかったりしますし、お値段は地元の人にとってはかなり高い金額に設定されています。
外食文化が根付いていないために、レストランの数は少なく、オープンしてもすぐに閉店してしまうパターンが非常に多いです。GoogleMaps様のレストランも結構潰れているところが多いですからね。
また、テレビを見ても美味しいレストラン紹介の番組は見かけないですが、家庭料理の番組は電車の中でも流れるくらい良く見かけますね。それくらい家庭での自炊がメインになってます。
ウズベキスタン料理でよく使われる食材は羊肉と玉ねぎ、トマトがよく使われます。香草としてはクミンやディルが多く見かけますね。味付けはしっかり塩味をつけてシンプルなものが多く、辛い料理は少ないです。
ちなみに上の写真はウズベキスタンの名物料理ですが、大抵のレストランでは英語が通じないので、これらの写真をスマホに入れておいて、レストランで店員さんに見せればだいたい理解してもらえます。ウズベキスタン料理はこの辺りを押さえれば良いかなと思います。
あと飲み物ですが、ウズベキスタンではお茶やフルーツジュースと一緒にお肉を食べることによって胃もたれを防いだりします。羊肉やプロフは脂がとっても多いですからね。
ビールやコーラと食べるよりも食後がずっと楽になりますので、郷に入れば郷に従えで、お茶の写真を見せて注文すると良いですよ。もしかしたら緑茶か紅茶か聞かれるかもしれませんが、ウズベキスタン語でしたらさっぱりわからないので、とりあえずうなずいておけばどっちかはでてきますよ!
10分でわかるタシケント観光の基礎知識まとめ
タシケントのホテルは正直いって値段の割に質はあまりよろしくないです。デザイン的なものが我々の感覚からするとちょっと古いですしサービスも行き届いていない場合が多いです。そこであえてホテルウズベキスタンに泊まるという選択肢はありです。ウズベキスタンでいちばん有名なホテルなので立地は素晴らしいです。ソ連時代には高級官僚御用達のホテルだったので歴史を感じるには良い選択かもしれません。ちなみにアパートタイプでしいて良いところをあげろと言われればアートスタジオ1&スタジオ2くらいですかねぇ・・