もくじ
プーケットでの挙式は格安?かかる費用を解説!
てばこさんとてばおさんは、2017年に身内だけでプーケットで小さな式をあげました。お互いの両親と友人6人を呼び、全部で12名です。
お願いしたウエディングの業者さんは日本人プランナーさんがついてくれるので海外慣れしていない両親も安心のサメールウエディングさん。
海外で挙式といいますと結構お金がかかると思われていますが、最初にいきなり挙式費用の明細書を公開しちゃいますと・・・
全部で127716.60バーツ!
当時はタイバーツのレートが1バーツ=3.4円だったので、大体43.5万円ほどですね!
海沿いのレストラン付き教会が79000バーツ(268600円)、日本人のプランナーさんが前日30分の打ち合わせと、当日の付き添いで34000円。当日朝の新婦の出張ヘアメイクやドレスを着せてもらうのに40800円。ゲスト分の食事10名分が1人8500円の85000円(自分たちのは込み)日本と比べると全然高くないですよね?
そしてこれとは別に、レンタカーでハイエースを4日分。両親と自分たちの飛行機代とスイートルーム2部屋3泊4日ぶん。友人たちは実費でタイに来て貰う代わりにご祝儀はこちらから辞退、ホテルはこちらでツインルームを3部屋×2泊分用意という内容で全部で50万円ちょっとくらい(内訳は飛行機代が35万円くらいのホテルが15万くらいしました)
全部の合計はジャスト100万円くらいですね!
プーケット挙式の注意点① ウエディングドレス
プーケットで挙式となると、まず考えなければいけないのがウエディングドレスの調達です。
サメールさんでレンタルの場合、スタンダードなものは19000バーツ(約65000円)で小物も全部ついてきます。他のウエディング業者さんもこれくらいが相場な感じです。
男性のタキシードは15000バーツ(51000円)でサスペンダーやネクタイ、ベストなど全部込みです。値段はまあ式場が用意するならこれくらいでしょう。
海外ウエディングの場合、通常は着いた当日に試着して、次の日に着るっていう流れが多いと思うのですが、万が一、気に入ったドレスがあってもサイズがない場合があると聞きまして、そんなリスクはとりたくないということで、ドレスに関しては日本から持っていくことにしました。
ウェディングドレスはレンタルかオーダーか
日本からウエディングドレスを持っていくのは大変そうですが、実はタイのリゾートでの結婚式で着るドレスは、日本で言う2次会ドレス的なもので済ます人がとっても多いです。常夏の国なので日本のガチドレスなんか持ってったら暑すぎて動けないですからね。
ですので、大抵は1.5次会か2次会用ウェディングドレスをボックスに入れて持っていくことになります。ドレスが重厚でないおかげで持ち運びが楽ちん。
とりあえずてばこさん達は近所のレンタルドレス屋さんに見に行きましたら、2次会ドレスは三泊四日レンタルで3万円くらいで種類も豊富。それにドレスが汚れた時の旅行保険と、トラベル衣装ケースを借りてトータル4万円ちょっとで良いものが見つかりました。
しかしてばおさん、レンタルで4万円ならネットで購入するのと変わらないんじゃないですか?と、てばこさんに提案。ん?ウェディングドレスを作るなんて高いんじゃないの?
・・とネットを調べてみますとあらお安い。ウェディングドレスを専門で作ってくれるBUYDRESSさんで、まさかのセミオーダーウェディングドレスが3万円弱。
うーん、すごい世の中。採寸は自分で3サイズやヒールの高さなど簡単に測って好きなドレスを選んで送信ぽちっと。安いドレスだと1万円台からありまして、レンタルドレス業界潰れるんじゃないかというレベル。
しかしあんまり安いのを購入して切ない生地のものが来たら怖かったので、2次会ドレスの中ではちょっと良い値段のものを買いました。届いた品はまったく問題なくサイズもピッタリ。式の前に手元にドレスが届くこの安心感。セミオーダーかなりおすすめです。
プーケット挙式注意点② 教会によってはホテルが選べない
これはプーケットだけでなく特にハワイなどで多いのですが、教会によっては必ず指定のホテルに泊まってくださいねという縛りがあります。
サメールさんのプランも教会がいくつか選べるのですが、「この教会は海沿いでお安いのね~」なんて思っていたら縛りのホテルがバカ高くて、ゲスト全員分用意するとホテル代が40万円に届くレベルだったので断念したものもあります。
とりあえずてばこ&てばおさんは「オーシャンサイドロイヤルチャペル」というスタンダードな教会を選びましたが、こちら30名以下くらいの式でしたらとってもおすすめです。ホテルの縛りもないのでお好きなホテルが選べます。
教会からは海が見えて、海沿いのテーブルでケーキカット、そのまま敷地内の芝生でブーケトスや記念撮影しながら並びのレストランでそのままお食事。
式場内の動線がとてもよくて、特にヒールを履いている女の子たちも移動距離が短いのでとっても楽ちんで好評でした。
まあ教会はお好きな場所を選ぶのが良いですが、とりあえずホテル縛りは気をつけてくださいね。
カタログ見ながら悩みに悩むところですが、ひと晩かけて決めた所がすんごい高いホテル縛りだった日には膝から崩れ落ちることになるので、事前によさげなところはすべて縛りについて問い合わせておくことをおすすめします。
プーケットには4つの有名ビーチがありますが、てばこさん達は式場からほど近いカタビーチのチャナライフローラリゾートに宿泊しました。一番栄えているのはパトンビーチですがちょっと騒がしく、車が多くて教会まで1時間近くかかります。その点カタビーチまで来ると静かでリゾート感があるので、結婚式という事でしたらカタビーチのほうがおすすです。
てばこさんはこの周辺のホテル4箇所くらい見回りましたが、チャナライフローラリゾートが客室を近くにまとめてくれたり、部屋の種類やベッドの融通がきいたり、客層が良かったりと一番使いやすかったです。
ちなみに両親にはエグゼクティブルームを用意しましたが、グランドデラックスルームとそんなに違いはなかったので安い方で十分かと思います。ホテル予約サイトは口コミが良くても実際行ってみると微妙なホテルもあったりしますが、潔癖症のてばさこんがOKをだしたホテルなので、結婚式で絶対に失敗したくない!って人にはオススメのホテルです。
注意点③ ウエディングメイクは絶対に日本人に!
てばこさんたちがお願いしたサメールウエディングさんは大丈夫なんですが、海外ウエディングで安い業者を狙っていくとタイ人のヘアメイクさんが登場する業者さんにあたります。
しかしこれがなんというかですね、まあご想像におまかせしますがタイの結婚式メイクってパンチがすごいんですよ。(最近はそうでもないみたいですが・・)
タイ人の結婚式には何度かお呼ばれしているてばこさん。毎回眉毛の太さとチークの濃さと目ヂカラに衝撃を受けてマス・・。
でも一生に一度ですから失敗はしたくないですよね。写真は残りますし。
日本人ヘアメイクさん(4万円くらい)>セルフヘアメイク(安あがりだけど激ムズです)>タイ人ヘアメイクさん(1~2万円くらい)って順番の満足度だと思いますので、ここはケチらないようにしましょう。
いくらドレスが良くてもメイクで撃沈すると、後から写真を見返した時に一生残る傷になりますので。
プーケット挙式注意点④ 指輪はマイナビを通すと安くなる
これはてばこさんが後から聞いて悔しがった失敗談です。
ウエディングドレスを格安で手に入れたてばおさんとてばこさん。次は指輪探しです。
基本的に宝飾品にあまり興味がないてばこさんなので、ちゃんとしたジュエリーショップにはこれまで行ったことがありません。
とりあえず勝手がわからないので名古屋栄のハリーウィンストンにでも行っておけばいいかと、デートついでにお店に飛び込んでみたら、いや~、なんか想像してたのにプラス50万円という感じで完全に撃沈。その日は退散。
一旦冷静になり、後日指輪の好みを絞ってみた所、てばこさんは指輪のブランドには全くこだわりがなかったので、とりあえずジュエリーショップへ行くのがデザインやブランドが色々あって手っ取り早いと友人達からのアドバイス。
再度名古屋の都心部の百貨店にはいっているジュエリーショップへ出直し、適当に入った2軒目で気に入った指輪に出会えたのでそのまま購入。
しかしあとから妹のてば美さんから聞いたのですが、マイナビウエディングなどを通してジュエリーショップに予約して購入すると、通常定価販売しか無いブランドも安くなるという裏技があるそうでなんか損した気分。
名古屋だとほとんどのジュエリーショップが登録されており、てばこさんが購入したお店も登録されておりました。
指輪はセールをやって安く買ったり、値切る類のものではないので定価で気持ちよく買いましたが、こういう裏技は事前に調べておいたほうが良かったですね。
海外ウエディングとはいえ引き出物は配りたい
海外ウエディングの際に地味に悩むのが引き出物。海外だから別に配らなくてもいいんじゃないか?なんて考えもありだと思いますが、てばこさん達は友人の結婚式でもらった箸や食器をフルに使っているので見る度に友人の結婚式をやっぱり思い出すんですよね。
逆の立場に立ちますと、そうやってたまに式を思い出してもらうのっていいなぁと・・。
というわけで引き出物は配りたいのですが、海外挙式はみなさんスーツケースでいらしてまして、引き出物を渡すにも限界がありますから小さくて軽いものしか渡せない。
かと言って一律ギフトカードじゃ結婚式感がでないですし、なるべくならカタログギフトみたいにちょっと選んでもらいたい。なんて悩んでましたらありましたよ。すんごいお手軽なカタログギフトが。
ギフトパッドってところのカタログギフトなんですが、SMSでカタログを一斉送信できてしまうんですよ。
友人たちにはカタログホームページからコードを使ってログインしてもらうだけ。いやいや、とっても便利。
式場で渡して持って帰ってもらう手間がないので海外挙式にはおすすめでございますよ。
結婚式のフォトアルバムは皆で作るのがおすすめ
結婚式の大事な思い出をフォトアルバムにするのはとってもおすすめです。何年後かにみたりすると心がほんわかしますもんね。
しかし問題はどこの式場もフォトアルバムを作るのは費用がかさむということです。専属のカメラマンさん、アルバム制作費用は結構ばかになりません。
一応サメールさんのフォトアルバムプランをみますと・・
一番安い150カットでも26000バーツ(88000円)とかなり高額。でもサメールさんが特別高いわけではないんですよ。タイとはいえ、だいたいどこの業者も結婚式のフォトアルバム制作はこれくらいします。
そこで、てばこ&てばおさんがゲストの友人全員にお願いしたのは、「一眼レフカメラを渡された人はその瞬間からカメラマン」というお願いです。
せっかくの結婚式は良い画質で残したいので、普段から使っていたモノカリで一眼レフをレンタルします。
で、あとは友人同士でカメラを押し付けあって、カメラが周ってきた人は質にこだわらずバシャバシャとにかく適当に撮ってもらうんです。女の子はあんまり一眼レフなんて触ったこと無い子が多いですから、逆に凄い凄い言いながら楽しくバシャバシャしてました。
・・で、全行程で撮ってもらった画像は1500枚以上。枚数の強制なんてしてないんですよ。それなのにものすごい量が勝手に集まりました。
そしてこれだけ色々な人に自由に撮ってもらうと必ずあるんですよね。奇跡の一枚が何枚も。一生に一回(であってほしい)海外ウエディングですから素人の撮影で失敗は怖いですが、いえいえそんなことありませんでした。量は質を凌駕します。
しかもゲストの自由時間の写真とか、両親たちの象に乗ってキャッキャしてる写真とか、カメラマンさんを雇っては取れない時間帯の予想外のものも色々はいってて、良い素材がたくさんゲットできました。
デジタルの一眼レフは画像が綺麗な代わりにデータ量が大きいです。SIMカードは最低でも16GBくらいは用意したほうがよいですよ。
集まった記念の写真を思い出のアルバムに
参列者さんに撮ってもらった結婚式の写真は自分たちでアルバムにしちゃいます。結婚式の業者さんにアルバム制作を頼みますと結構な金額になりますからね。
てばこさん達は下記のサイトでウエディング用のテンプレートに沿ってせっせと写真を当てはめていき、式場で作る1/4くらいのお値段でフォトアルバムが完成しました。
ただしテンプレートがあるとはいえ、多少のセンスもでますので自信がないって人は、下記のフォトアルバム屋さんですと、カメラを借りてそのカメラを返却すれば全部丸投げで勝手に作ってくれます。ここはてばこさんの友人が結婚式でお願いしてましたが、かなり質の良いフォトアルバムができていましたよ。
昔は式場が独占で、ぼったくりだと言われてきた結婚式ビジネスも、最近は自分たちの工夫次第でどんどんお値打ちにできますね。
ちなみに1点だけ注意事項として、式場での写真は専属カメラマンしかダメだっていう会社がたまにあります。
その場合ですが、見積もりをもらって最後の最後で「式場で自由に写真を撮らしてくれるなら決めます、ダメなら他へ行きます」と言えばよっぽど人気の日取りでない限りまず間違いなく通ります。
式場で専属のカメラマンしか撮影がダメだなんて完全に業者の都合ですからね。
サメールさんは一応写真に関しては専属に任せて欲しい空気というかどっかにそんな一文が書いてありましたけど、現地では特に注意はありませんでした。まあハレの日でタイですからね。
当日は段取りを手伝ってくれる日本人プランナーさんがお一人で、あとは教会の神父さんをのぞけばタイ人ですので日本ほどは厳しくありません。
(ちなみに式場のカメラ持ち込み禁止や保管料以上の法外な持ち込み料金の搾取は独占禁止法違反にあたりますので実は業者さんも強く言えないのが現状ではあります)
プーケットウエディングの大まかな流れをご説明
とりあえずてばこ&てばおさんのプーケットウエディングの大まかな流れだけ書いておきますね。
てばこさんの妹の、てば美さんもハワイで結婚式をやりましたが、おおむね同じような流れです。皆さんの参考になれば幸いです。
日本でのウエディング準備
- 結婚式の4ヶ月ほど前にサメールさんに連絡。教会が空いているか確認。ローシーズン(6月)だったためガラガラ選び放題。
- 式場や希望プランをメールでやり取り。1週間程度やりとりして見積もりを出してもらいます。
- 挙式の日にち周辺の飛行機の値段とホテルの値段を確認。ローシーズンなので値段、部屋の空き具合ともに問題なしだったので、教会とあわせて早め早めにおさえちゃいます。
- 友人たちに日にちを連絡(挙式3ヶ月前)
- ドレスを注文する(挙式2ヶ月前)てばこはダイエットスタート。指輪も購入。
- プーケット空港近くのレンタカーを予約。あわせて国際免許も取りに行きます。運転係の友人にもお願いします。(挙式1ヶ月前)
- プーケットの情報(服装、治安、SIMカード、両替事情、MAP、当日の流れなどを書いたしおりを作って両親と友人に郵送します)
プーケット到着後のウエディング準備
教会はこんな感じ
親族+てばことてばおは3泊4日、友人は2泊3日の工程です
- 1日目 プーケットに夜到着、空港からはレンタカーで両家の両親とてばこ&てばおでホテルに向かいます。初日は速攻で寝ます。
- 2日目 プランナーさんが午前中にホテルに来てくれますので30分程度の打ち合わせ。午後は両親達を連れて観光します。夜に友人たちが到着するのでレンタカーで空港へ迎えに行きます。そして若い衆は初日の夜から街へ遊びに行きます。
- 3日目午前 朝9時ころにヘアメイクさんがホテルにやってきて1時間位かけてセットしてくれます。友人と両親たちは、レンタカーで30分ほど先に式場へ行ってもらいます。
- 新郎新婦はホテルからの送迎車がサメールさんのプランにはいっているのでそれで式場に行きます。式場に到着するとプランナーさんが皆さんを教会の席に集めてくれます。
- 別室で牧師さんに挨拶と、てばことてばこのお父さんはエスコートしつつのバージンロードの歩き方の練習を5mだけして速攻で挙式スタート。(2人とも本番に強いタイプ)てばおのバージンロードでのムーンウォークは不発。
- てばこバージンロードを歩いて指輪交換。牧師さんのありがたいお言葉、通常長いけどみんなどうせわからないからサビだけで良いって頼んだら本当にぶっつけ本番でサビのみ。お言葉がなんか挨拶程度の短さで30秒かからず終了。さすがタイの牧師。端折り方がダイナミック。誓いの言葉が激安。
- 新郎新婦サクサクと退場。そのまま皆さん一緒にテラスへでると、そこは海+ケーキとシャンパンが用意されていて、リラックスムードで乾杯。式開始からここまで20分かかってない。素晴らしい速度。
- 教会のお庭に移動して撮影会、ブーケトス、フラワーシャワーなどなど(30分)ここはちゃんと時間を撮ったほうが良いですね。まあプランナーさんが空気見てみんなを誘導してくれますので大丈夫。
- レストランの準備ができるとプランナーさんが呼んでくれるので全員でなだれ込み、みんなでお食事。ここも式を短くした分時間をたっぷりとれます。
- 挙式開始から食事まで3時間程度で全行程終了。レンタカーでホテルへ戻ります。
- 時間が早く終わったので、途中でカタビーチに寄ってみんなでそのままキャッキャします。プーケットはタクシー捕まえるのが大変ですが、レンタカーだと自由が聞いて良いです。あと2次会ドレスなので海でも動きやすい。そしてこういう時にレンタルじゃなくて買ったドレスだと気を使わなくて良いのですごくラクチン。
- お昼の13時には解散。そこからは帰国まで完全に自由時間。
- 4日目 レンタカーに全員無理やり詰め込み空港へ、一斉に帰国。