もくじ
ナリカラ砦とは?
トビリシのガイドブックを見ると必ず書かれている「ナリカラ砦」
4世紀ごろに見晴らしの良い高台の上に作られた砦で、それはもう歴史がありまくりなのですが、いかんせん保存状態はあまり良くありません。
しかしナリカラ砦の魅力は砦ではなくその周辺にあります。
砦へ上がるロープウェイ乗り場があるRike Parkは完璧に整備されていて市民の憩いの場になっております。
そこには数々のモニュメントがあり、隣接しているクラ川にかかるブリッジオブピースという近代的なデザインの橋、現在は使われているのか微妙ですが前衛的なコンサートホールなど、空港からバスでトビリシに来た時に見えた素晴らしい景色があります。
また、ナリカラ砦の麓には19世紀の旧市街の街並みが今でも保全されていて、昼も夜も素晴らしい景色をみることができます。
もちろんお土産屋さんやレストランやツアー会社が麓には立ち並んでますし、公共交通機関もたくさん通ってまして、トビリシの街が全力で観光地化しているスポットでございますよ。
ナリカラ砦に上がるには2つの方法
ナリカラ砦にはロープウェイで上がる方法と、徒歩で坂道を歩く方法の2つがあります。
しかし徒歩と言っても意外ときつい坂ではなく、よほど体力に自信のない方以外は普通に登れてしまう距離です。麓は完全に観光地化されていて楽しいですしね。
そしてロープウェイも体力を使わずに済むというだけでなく、絶景が楽しめる徒歩と違った魅力がありますので、てば旅的には行きはロープウエイ、帰りは徒歩で降りてくるというルートをおすすめしたいのであります。
ナリカラ砦へロープウェイでの登り方
まずナリカラ砦へ上がるロープウェイ乗り場ですが、RikeParkという公園の中にあります。
地下鉄ですとAvlabari駅が一番近くて徒歩5分くらいでしょうか。バスだと空港バス(37番)でもすぐ近くのバス停までこれますね。
各駅からGoogleMapで経路をだすと遠回りを示唆されるかもしれませんが、公園の中をほぼ真っすぐにつきってこれますよ。
またロープウェイ乗り場はとっても目立ちますから見失うこともありません。
とりあえずは地図を見ながら乗り場を目指しましょう。
ロープウェイ乗り場
こちらが麓のRike Park、まずここが凄い
こちら使われていないコンサートホール
ブリッジオブピース。ナメクジみたいと思ったのは私だけでないはず
こちらがナリカラ砦行きのロープウエイ乗り場
公共交通機関と同じICカードが利用できます(ここでチャージも可)
ゴンドラがガンガンきますよ
ロープウェイ乗り場の周りにはツアー会社の客引きがたくさんいらっしゃいますが、ジョージア人はそんなにしつこくないので華麗にスルーしましょう。
ロープウェイは2019年9月時点で1人2.5ラリ(100円)と格安で、お支払いはバスや地下鉄で使えるSUICAのようなICカードをすでにお持ちでしたらそれを使えちゃいますし、乗り場手前にあるマシンでチャージもできちゃいます。
もしICカードを持っていなくても、乗り場の階段を上がったところにチケット売り場がありますのでそちらでお金を払えばOKですよ。
ナリカラ砦まで登ります
ロープウェイの扉が閉まるとドキドキ
ジョージア人のファミリーとご一緒
すんごい景色
こちらが山頂のロープウェイ降り場
ロープウェイは8人乗りで、混んでいれば詰め込まれますが空いていればカップルだけでもOK。距離は約700メートルで2分ちょっとの時間です。
頂上に到着しますと右に女神像ルート、左がナリカラ砦のルートですが、今回は徒歩で降りることを前提としていますので、先に女神像ルートを見学します。
ロープウェイを降りて右へ行けば女神像
思いっきり観光地
インコいますけどもちろん触るのは有料
カフェもお土産屋さんもありますよ
こちらが女神像、剣とワインを持っています。
こちらの女神像ルートですが、お土産屋さんが立ち並び女神像までは200mほどの短いルートです。女神像をみたらいま来た道をまっすぐ帰る話になるのですが、注意事項として混雑している時はここ、おもいっきりスリがでるそうです。
海外ブログで注意喚起されていたので一応こちらにも書いておきますね。たしかにお土産屋さんの周りで一時的に混雑して立ち往生状態になりましたが、不自然な子供達が明らかに人の流れをせきとめていましたので、旅慣れしているてばこさん達はカバンを両手でロック。
なんとなく怪しい場面の心当たりありましたので気をつけて下さいね。
ロープウェイを降りて左にいけばナリカラ砦
こちらの階段を上がって降り場から左へ行けばナリカラ砦です
ロープ一本で滑り出すジップライン 40ラリ(1600円)
こんな道を10分くらい歩きますと・・
ナリカラ砦への入口があります
ちょっといい感じ
こちらが砦の内部
階段は命がけなので、さすがの白人様も躊躇してます
この先にはなかなかの絶景が
ロープウェイを降りて左にいけばナリカラ砦ルートです。途中には旧市街が見渡せたり、トビリシの街の反対側である郊外を見下ろせたりとなかなかの絶景スポットです。
途中にジップラインというロープ一本に滑車をつけて体一つで飛び出すクレイジーなアクティビティが40ラリ(1600円)でありますので高所が強い人はぜひどうぞ。
昔、琵琶湖でやりましたが、4000円近く取られた記憶があります・・・
さてナリカラ砦ですが、門がありますが入場料はかかりません。チェックもありませんので普通にはいっていって大丈夫です。
砦は結構ボロボロで、見どころとしてはまあ普通ですが、写真はあえてのせませんがこの砦の奥に整備されてない道がありまして、頑張って登っていくとなかなかの絶景がみられますので訪れた時はぜひどうぞ~
ナリカラ砦から徒歩で旧市街へ下ります
ナリカラ砦を見終わりましたら上の地図のルートで下ります。ほんの5分の短いルートです。
地図ですとゴール地点はBCN HISPANIAというレストランにしてありますが、徒歩でナリカラ砦まで登る時はこのレストランを脇をとおって裏道を進むので、ここを目印にしていただければ、すんなりナリカラ砦にアクセスできるかと思います。
旧市街へ徒歩で降りていきますよ
坂は結構急なんですよね、距離は短いけれども
石畳は逆だっていて意外と滑り止めになってます
麓が見えてきましたよ
観光地なのでホテルが立ち並びます
トビリシでも特に整備されている地域
はい、こちらが目印のBCN HISPANIAというレストランです
周辺はまさに観光地
下りはナリカラ砦のゲートから5分程度、ゴール周辺はお土産屋さんやホテルが立ち並ぶ観光地です。
ツアーの呼び込みが多くて、日本人は目立つので次から次へと声をかけられちゃいますね。そういうのが苦手な人は往復ロープウェイでも良いかもです。
逆に短期旅行ならこの周辺はツアーや見どころが多いので手っ取り早いですね。
こちらのホテルは今回ご紹介したナリカラ砦まで観光がてらに歩ける範囲の旧市街にあるホテルです。ロフトタイプになっていて、隠れ家感があるホテルです。旧市街という立地的に部屋はそこまで広くないですが、とっても清潔感が会って観光に便利な立地でおすすめでございますよ。
ちなみに旧市街にあるパンチのあるお店としては、旧市街の人通りが少ない奥地に隠れているLos Crayfish Hermanosはザリガニが1kg60ラリ(2400円)で売っていて、ひたすらザリガニをビールで胃に流し込むという普通ではなかなかできない体験ができます(ちなみにザリガニの量は選べます1kg)