もくじ
ニャチャンの泥温泉とは?
ベトナムにはいくつか有名な温泉があります。
ホーチミンから東へ150kmほど行ったところにあるビンチャウ温泉やダナン郊外にあるHot Sprin Parkなど有名温泉があります。
しかしベトナム人、ぬるめならともかく熱いお湯につかる習慣があまりなく(というか日本人くらいですよね、熱々のお湯に浸かる民族は)、我々の想像する温泉は一般的ではありません。
というわけで今回ご紹介する温泉は、ベトナムのリゾート地ニャチャンにある「泥温泉」でございます。その名の通り泥に浸かるのですが、ミネラルを含んだ泥には保湿効果や美白効果がありまして、地元の人だけでなく観光客にも大人気なのであります。
泥温泉は日本だと別府温泉など一部の温泉どころにありますが、一般的ではないですね。
しかしベトナムの温泉といえばこの泥温泉がメインなのですよ!
ちなみにニャチャンへは多くの方がホーチミンやホイアンからバスで行くかと思いますが、夜行バスの場合は下記の動画のような状態なので耳栓などを用意して下さいね。
ニャチャンの有名な泥温泉は3つ!
こちらはニャチャン市街地から5~6kmほどの所にあるタップバーと呼ばれる泥温泉です。ニャチャンはビーチリゾートして有名ですが、実は泥温泉でもベトナム内では非常に有名です。ホーチミンから泥温泉バスツアーが出ているくらいですからね。
施設としては、ニャチャンには、「タップバー」、「アイリゾート」、「100 Egg」という3つの泥温泉があるのですが、タップバーが1番老舗の泥温泉で、アイリゾートは高級志向で設備が綺麗です。そして100Eggはこの3つの中で一番新しく、中国人観光客向けに絶賛売出し中の泥温泉という位置づけです。
今回は街から一番近いという理由でタップバーに行ってみましたよっ!
ニャチャン市街から泥温泉タップバーへの行き方
こちらは4番のローカルバス乗り場からタップバーの近くまでいけます
バス停乗り場周辺はこんな感じ
4番の数字を確認
タップバーへの行き方は次の4つがあります。
一つ目はタクシー。お値段は片道100000~300000ドン(500~1500円)です。値段に差があるのはメーターを使ってくれなかったり、無許可のタクシーなどがありまして、これはお金と心に余裕がある人以外はあまりおすすめできません。
二つ目はGrabタクシーです。こちらは市街地から片道だいたい100000~120000ドン(500~600円)で行けるかと思います。ぼったくりもないのでこちらが1番おすすめです。
三つ目は市内のツアー会社が催行する乗り合いのバンで行きます。手羽先2匹は、需要があるかもしれないということで、あえて今回こちらで行ってみました。
タップバーのチケット代金+バス往復代金で一人300000ドン(1500円)です。ツアーに含まれているタップバーのチケットは、正規で購入すると200000ドン(1000円)のものなので、バス代は一人往復100000ドン(500円)ということです。つまり2人で行くならツアーよりGrabタクシーのほうがちょっと安いですね。
四つ目は上の地図にバス乗り場を載せましたが、4番のローカルバスでポーナガル塔近くまで行って、そこから徒歩30分かGrabタクシー50000ドン(250円)くらいでタップバーまで行くという方法です。
バス+徒歩との組み合わせなら片道10000ドン(50円)程度でいけて最安の方法ですが、4~6月の暑い時期は死にます。しかし4番バスは観光地を網羅しており、周辺散策ができるので必ずしも悪手では無いかと思います。体力のある人には意外とおすすめできる方法です。
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泥温泉タップバーへツアーを利用して行く方法
こちらがツアー会社の場所です
ツアー会社はビーチ沿いにあります
ツアー会社前のローカルバス乗り場の看板。ここは1番と2番
ツアー会社は黄色が目印
後ろのチラシを見たいのにこのチラシ配りの兄さんがすんごい邪魔
こちらがタップバー行きのツアー内容
お金を払うとこんなレシートをもらいます。後で使いますよ
タップバーへの泥温泉ツアーは、一人300000ドン(1500円)でホテルへのピックアップと入場料が含まれています。出発時間は朝8時から1時間単位で15時まであります。帰りのバスは11時半から1時間単位で17時半まで。
別の泥温泉である、アイリゾートのツアーもありまして、こちらは450000ドン(2250円)でした。
ツアー会社の値段ですが、市内中心部や大きなホテルの中にあるツアー会社だと50000ドン(250円)ほど高いところもありますが、小さなところはだいたいどこも同じ値段です。今回利用するツアー会社は平均的な料金かと思われます。
それでは泥温泉へ向かいます
囚人輸送車がやってきました
車の中は殺風景
結構ローカルな道を行きます
入口が見えました
おや、本格的な建物
建物全体の高級感がこの看板で一気に安っぽく見えます
こっち見んな
タップバー受付で、ツアー会社のレシートを見せると5番のチケットがもらえます
中はとっても開放的
こちらは1400000ドン(7000円)のセレブ用
平民はこちらです
ツアー会社のピックアップバンは、午前の9時と10時発のものは結構人気なので、前日には予約しておきたいところです。11時すぎると当日でも問題なしですね。
ホテルかツアー会社の前で待っていれば、特に広くもないおしゃれでもないバスが迎えに来てくれます。そこは値段相応ということで我慢しましょう。
タップバーまでの道のりですが、海沿いをずーっと北上し、かなりローカルな街中を入っていきます。まあ混んでいても20分程度もあれば着くとは思います。
そしてタップーバーに到着しましたら、帰りのバスの時間だけ教えられて後は特に説明もなく放り出されるのでここに書いておきますが、さきほど写真に載せたツアー会社のレシートが入場引換券になっています。
事前にそんな重要事項の説明がないのはアジアではスタンダードです。案の定、隣のロシア人が受付でレシートがなくてトラブルになっていましたが、手羽先にできることなどないので先を急ぎます。
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泥温泉の楽しみ方
平民に似合う、わらぶき屋根の建物が見えてきます
平民用のロッカーです
ロッカーを使いたければこちらで20000ドン(100円)をデポジットで払います
携帯とお金をいれるジップロックはあると便利です
民族衣装アピールは突然に
平民たちはこの階段を進みます
先輩方がいらっしゃいます
シャワーは塩水でぬるま湯。おしりはもう少し隠してほしい
こちらは泥に入った後に日光浴をする所
平民たちは共同風呂です
泥温泉なのですが、衛生面はしっかりしておりまして、一度使った泥は毎回廃棄されて清掃がはいります。で、今回の平民チケットですと共同風呂にぶちこまれてしまうのですが、もしロッカーの時点で団体が前にいたら、団体とは10分ほどずれて泥風呂コーナーへ行くのが良いと思います。
そうしないと一つのお風呂にぎゅうぎゅうに詰め込まれてしまうんですよね。清掃の人も掃除の頻度は少ないほうが良いに決まってますから。
手羽先2匹はぎゅうぎゅうに詰め込まれてしまいましたが、後から遅れてきたロシア人2名は新しいお風呂にいれてもらってましたので羨ましい限りです。はぁ。
「こんな狭い共同風呂に300000ドン(1500円)も払ったのか・・・」
しかしタップワン泥温泉。実はこの泥風呂はメインでもなんでもなかったのです。
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タップワン泥温泉はコスパの良いリゾートだった!
汚物は消毒だーーーー!
あとはプールにはいって一日も終わりかぁ・・・
と思ったらこの塩の温泉に浸かりなさいと指示が出ます
あら、とってもいいお湯
そして先に進みますと・・・
おおっ!また別のリゾートな風景がっ!
滝の湯
まったりエリア
思いっきりリゾート
プール4箇所くらいありました
こっちはご飯も食べれる休憩所
椅子は十分な量があります
日本の健康ランドよりも全然ゆとりがあります
とってもゆっくりできます
泥風呂なんて前座にしかすぎなかったんです
狭い泥風呂が終わるとぬるい温泉が待ってます。こちらはそんなにぎゅうぎゅうに詰められないのでゆっくりはいれます。そして身体もあったまって先に進みますとそこが本当のメインでした。
たくさんの休憩スペースとプールと美味しいご飯。しかもお値段は良心的。ここでゴロゴロするのが最高に気持ちいいです。
泥風呂はたしかにお肌すべすべで気持ち良いですが、その後のイベントに比べればただの前座でした。交通費込みで300000ドン(1500円)なら安い!いや~、来てよかった!
タップバーの美味しいご飯
お値段も高くないですね
45000ドン(230円)はリゾートにしてはすごく良心的
お昼にはちょうどよいごはんセットも充実
シーフードも妥当な値段です
パイナップルボート55000ドン(280円)
チキンライス55000ドン(280円)
木陰でビール90円くらいを飲みながらまったりです
お腹もいっぱいになった所で帰りましょう
ニャチャンに来ることがあったらまた来ますよ!
こちらのご飯はとってもおすすめです。安くて量がたっぷりで味も良いというリゾートでは非常に珍しいパターン。ニャチャンの市街地よりも安いです。
パイナップルのチャーハンなんてメニュー写真だとすごく小さいのに、実際には実の部分だけで25センチオーバーのものがでてきましたからね。
店員さんもご飯を出したらあとは完全放置ですから、自分のペースでずっとゴロゴロできます。
泥→温泉→プール→ご飯+ビールの最高の流れに完全にやられた手羽先の2匹でした。ニャチャンの泥温泉はおすすめですっ!
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泥温泉の注意事項
ん?不穏なバスが・・
ドドドドドドド
キャッキャッ!
帰りのバスです
密度が高いっ!
最高の思い出が得られる泥温泉タップバーですが、注意事項があります。それは15時を過ぎたあたりから中国人の団体ツアーが一気に押し寄せます。
泥温泉なんてぎゅうぎゅうに詰め込むのが当たり前レベルで混雑しますし、ぬるま湯の塩温泉も当然詰め込まれます。そして非常に騒がしい。
実は冒頭で少し名前がでた、1番新しい100Eggという泥温泉は、中国人の団体ツアーを呼び込みすぎて評判を思いっきり落としています。今も評判は回復しきれてないですね。なので新しいもの好きのてばこさんも、今回は評判が安定しているタップバーを選びました。
ですのでタップバーに行かれる方は午前の早い時間発をおすすめします。また、ツアーの場合ですが、帰りが15時を過ぎるバスは混雑します。街までそんなに遠くないので死にかけることはありませんが一応留意しておきましょう。
ニャチャンのホテルですが、リゾート地だけあって設備の良いホテルはたくさんありますが、サービスに関してはやはりベトナム。たまに高級ホテルでも無作法なスタッフさんがいらっしゃいます。ですので結局ニャチャンの中級ホテルで設備、立地、サービスが揃っているのは大手チェーンのノボテルになってしまうのですよ。ここならサービスで嫌な思いはしません。ベトナムのホテル選びで「ブランド」は大事なところです
【ニャチャン】タップバーが素晴らしいのは泥温泉の後という事実
あっ、泥温泉は最高だけど、ニャチャン自体は2泊3日で十分です(正直な感想)