もくじ
バンチャック陸運局でタイの免許への書き換え
こちらは陸運局のバンチャック支部で、バンコク在住者さんたちの免許の更新や車検などが行われています。
他にチャトチャック(モーチット)にも大きな陸運局があって、そちらは大きな自賠責保険のドライブスルーがあって手続きが早いのでタイ人に人気ですが、このバンチャック支部はBTS駅から徒歩10分かからない便利な立地なので外国人に人気があります。
お役所なので土日休みですが、スクンビット沿いが混雑する前の7時半から開くのは便利なのでございます。
今回の記事ではこのバンチャック陸運局で、日本の国際免許からタイの免許証への書き換え手続きを解説です。
バンチャック陸運局
営業時間:土日定休 午前7時半~午後15時半
電話番号:023329688
住所:2479 Sukhumvit Rd, Bang Chak, Phra Khanong, Bangkok 10260
国際免許から通常の免許へ書き換える時に必要なもの
健康診断書 バンチャック駅直下のクリニックで発行(140B)
パスポートのコピー(写真ページとビザのページまたは最終入国スタンプのページ)
国際免許証のコピー(表紙を含む全ページ)
※コピーした書類には青いボールペンでサインをしておく
※タイの免許は車で1枚、バイクで1枚というように分かれて作成されます。そのため、車とバイク両方の免許が必要な場合、パスポート、国際免許証のコピーが2部ずつ、健康診断書も原本と別にコピーが必要です。在留資格証明書に関してはコピーはいらないとのことですが、人によってルールが変わりそうでちょっと心配。
免許切り替え手続き初日の流れ
免許を切り替えるためには陸運局への予約が必要と言われたりしますが、実際は予約無しで大丈夫です。
一応DLTという予約アプリがありますが全く役に立たず。タイ人同僚に電話で訪ねてもらったところ、予約せずに来て受付をしてくださいとのことでした。
2024年6月時点では免許取得のための日数が2日必要になっています。初日は書類の確認と提出。後日指定された日に身体検査と受取りという流れです。
チャトチャックの陸運局も同様でした。
まずはバンチャック駅真下のクリニックで健康診断書
バンチャック駅のほぼ真下にクリニックがあります
こちらで健康診断をおこないます
まずは当日とれる健康診断書です。バンチャック駅に隣接している上記のクリニックが手慣れていておすすめです。
朝の7時50分くらいからチラホラ人が並び始めまして、8時少し前にはオープンします。診断は血圧チェックと問診に答えるだけなので空いていれば5分、混雑していても15分あれば健康診断書が取得できます。
お値段は140Bで、他のクリニックで取得するよりもスムーズなのでおすすめです。
陸運局で免許のコピーをゲットします
こちらが陸運局の入口
結構歩きます
まず先にコピーをするため、正面のプレハブに向かいましょう
この建物の一番右のお店がコピー屋さん
おばちゃんに言えば全部やってくれます。1部1Bです。
ご飯を食べるスペースもあります
陸運局に提出する国際免許のコピーですが、以前までは写真と「英語」の翻訳ページだけで良かったのですが、2024年6月時点では国際免許の全ページのコピーを要求されました。
ここのコピー屋にそのことを伝えても、「英語のページだけでいいよ」と言われますが、陸運局の受付で言われたと伝えて、とりあえずお金払って全ページをお願いしておきましょう。
タイはルールが良く変わるから、またすぐいらないって言われる可能性もありますがね。
陸運局の受付は混雑しています
コピーを手に入れたらこの建物の左側の入口へ
この入口の正面に受付があります
書類が揃ったら陸運局の正面入口からはいっていきます。目の前にすぐ3番受付(foreigner)がありまして、ネットで9時までに受付を終了する必要があるという話が広まっているので朝は激混みです。
また、3番受付は外国人対応窓口なのですが、英語が思ったよりも通じず皆さん結構手こずっていました。以前お世話になったことがある通訳派遣バンコクのスタッフさんが他の方の付き添いで来ていたので聞いてみたら、「ルールが変わりすぎて良く呼ばれるんです」とのこと。
まあ初回はここで30分くらい待ちますが、並ぶ前に入口に記帳台があるので、先ほどコピーした書類に自分の名前を書いておきましょう。
書類の提出
パスポート原本(3ヶ月以上のビザまたは3ヶ月以上前に入国)
日本の国際免許原本
健康診断書 バンチャック駅直下のクリニックで発行(140B)
在留資格証明書(日本大使館で事前にとっておきます、為替次第ですがだいたい550B)
パスポートのコピー(写真ページとビザのページまたは最終入国スタンプのページ)
国際免許証のコピー(表紙を含む全ページ)
※コピーした書類には青いボールペンでサインをしておく
受付で上記の書類を提出すると、下記の表をもらえます。
上記が、書類を受理してもらえた証明ですね。健康診断書とかその他書類はホッチキスでまとめられます。
なお、次回の日にちは融通が効かず、記載されている14 Juneに再度このカウンターへ来いとのことです。
ちなみに次回来る時もこの書類+パスポートと国際免許証の原本は必要です。
1ヶ月後の免許の受取り
さて、書類を提出してか約1ヶ月後の受取の日が来ました。ここがなかなかの鬼門でしたので書いていきます。
受付カウンターに並びます
受取日は優先レーンに案内してもらえます
頭にアルファベットが付いた整理番号をもらえます
受付左側の窓口で待つように言われます
ここに自分の番号が表示されたらカウンターへ移動します
初日は受付で書類が正しいかのチェックだったのですが、今回は書類を正式に陸運局へ提出します。
9~15番の窓口があるので、その前に座って待っていれば自動で呼ばれるのでここは簡単です。
書類を提出したらそのすぐ後ろにある17番の前で待ちましょう。
身体検査をやってから免許受取のはずが
左のモニターに番号が表示されるので、呼ばれたら中に入ります
17番は10人くらいのグループ単位でまず説明をうけます。テスト内容は下記の3つです。
①信号が点灯するので、手元の青・黄・赤のボタンで同じ色を押して色覚を確認します。9回色が変わります。前の人は2回間違えていましたが普通にパスしておりました。
②手元のスイッチで前後に移動できる2本の棒があるので、それを横ぴったり一列に並べて距離感を測るもの。これも前の人は3回間違えていましたが、やり直しさせてもらえてパスしておりました。
③足元にブレーキとアクセルがあるので、目の前のライトが青で発信、赤でブレーキを押す反射神経のテスト。
身体検査にパスすると上記の書類がもらえます
その後、1~8番受付の前で待っていれば番号で呼ばれるはずなのですが・・・
身体検査が終わり、その後は写真をとって免許交付となるはずなのですが、この日は2時間待っても呼ばれません。
まず電光掲示板に、自分の番号である「C」という文字自体がでてこないんですよ。BとかIとかJはたくさんでてくるんですけども。
しかし他の方のブログを読むと、「ここは時間がかかりました」的なことが書かれていたのでもう少し待つことにしたのですが、そもそもとして「C」という文字が全く出ないのはおかしい。
なので念のためインフォメーションで聞いて見ると、「もう少し待てば大丈夫」と言われたので大人しく待ちます。
しかしその後1時間・・全く呼ばれず。
別で「C」の整理券を持った同志もおり、同じく陸運局のスタッフに質問していましたが事は進まず、残念ながらこの日は時間が無かったようで撤退されました。
一人取り残された私。これは流石におかしいということでXとかブログとかを色々調べていましたら、朝から車検の代行業務でいらしてた通訳派遣バンコクのスタッフさんが声をかけてくださり、「こういう時はインフォメーションは無視して交付窓口へ直接はいって交渉するとよいですよ」と教えてくれたので早速突入して現状を説明。
そうしましたら窓口のお姉さんから「あー、はいはい、今やりますわ」と言われ、その場で手続きを開始してくれました。
トレーニング室へ移動
身体測定の結果を提出し、やっと免許交付かと思ったのですが、なんとここで窓口のお姉さんから「あ~、あなたトレーニング1時間受けてきて」とのお達し。
朝8時に到着してこの時の時間は14時!もうヘロヘロですが、案内のおばちゃんに手を引かれトレーニングの15番部屋へ放り込まれます。
ここで講習ビデオを見させられます
トレーニング部屋は激寒、本当に激寒でなにか羽織るものを持っていったほうが良いです。
また、見させられるビデオは1時間もあるのにその内40分はイケメンの双子がご飯を食べる動画。なんだこれ。
人生でもかなり無駄すぎる1時間を過ごして、元いたお姉さんの窓口へ戻りまして、手数料205バーツを支払いようやく免許が交付されました。本当にしんどかったです。
しかしこれでようやくIDとして使えるタイの免許が手に入りました。
免許があるととっても便利
タイの免許証はこんな場面で利用できます。
・ホテルのチェックインにパスポート代わりに利用できる
・セキュリティの厳しいビルへの入館チェック
・クラブに入る時のID
・暗号通貨の口座を開設する時の身分証明書
・ベトナム、シンガポール、フィリピン、カンボジア、インドネシア、ブルネイ、マレーシア、ラオスではタイの免許で運転ができる
・観光でタイ人価格で入館ができる