もくじ
楽天マガジンってなあに?
月額たったの380円で、しかも初回31日が無料という素晴らしさ!
雑誌は450種類以上が読めて、しかもバックナンバーも揃ってるんです
楽天マガジンは、おなじみ楽天が運営しているメディアサイトで、Web上で450種類以上の雑誌が読めるサービスです。
月々380円という紙媒体の雑誌が売れなくなる破壊力の値段設定に、初回31日無料というわけのわからない太っ腹キャンペーン。
主に雑誌が中心なのですが、毎日更新されるので海外に行っても楽天マガジンさえ入会していれば日本の情報には事欠きません。
しかもスマホやタブレットにダウンロードしておける機能もあるので、例えば飛行機内の移動なんかもとても快適に過ごすことができます。
さらに1つのIDで5台までのデバイスに繋げられますので、やろうと思えば家族での共有もできちゃいます。
楽天ポイントを支払いにあてることもできるし、1年契約だと3600円で読めてしまう良い事ずくめな楽天マガジンですが、ひとつ弱点があるんです。
・・・それは、海外だと読めなくなってしまうんです!
海外で楽天マガジンは見ることができない
海外で楽天マガジンを見ると、このような表示が出てダウンロードが拒否されます
そうなんです、楽天マガジンはこのように海外からは接続を遮断されてしまうんです。
楽天マガジン以外にもAmazonプライムは一部しか視聴できなくなってしまいますし、HuluやGYAOなどの動画サービスも見れなくなってしまいます。これは著作権などが絡む話なので楽天だけが悪いというわけではないみたいです。
しかし月謝ならまだあきらめはつくものの、年会費を一括で払っていたら手痛い出費です。
しかしですね、実は海外のどこにいようとも、VPNというものを利用すると海外からでも楽天マガジンが見れちゃうようになる方法があるんです!
VPNを使えば海外から楽天マガジンが見れるように!
VPNはもともと離れたところにあるPCとLANやLANとLANを仮想的に繋げて暗号化したデータをやりとりできる仕組みです。
海外にでると頼りになる無料Wi-Fiですが、実はセキュリティのレベルは低く、メールを盗み見されたり改ざんされたりするリスクがあります。
そんな時、VPNを使いますと通信内容が暗号化されますので安全な環境でやり取りすることができるようになります。
そしてVPNには暗号化できるという特性がありますので、どこから繋げているかなどの情報を自由に変更できますので、海外にいるのに日本にいますよって見せかけて楽天マガジンやAmazonプライムを利用することができるわけです。
また、中国旅行に行くときなどはVPNが必須だったりしますね。ネットの規制がすんごいので。
VPNのメリット、デメリット
セキュリティが強くなって海外からも日本のサービスが受けられる良いことばかりなVPNなんですが、問題はスピードです。
VPNのサーバーは有料無料含めてものすごくたくさん種類があり、人気があって混んでいるVPNサーバーに繋げると、楽天マガジンですと今まで1秒で開いていたページが3秒とか4秒とか体感でわかるくらいに速度が落ちたりします。
ですので、もともと接続スピードが遅い場所ではVPNにつなげるとますます遅くなってストレスMAXになったりしますのでご注意を。
でも後ほど説明しますが、3時間限定や6時間限定のVPNサーバーっていうのもありまして、接続できる時間が短いサーバーは利用する人が少ないのでスピードが速いことが多いです。Amazonプライムで映画見るなら3時間もあれば十分ですしね。
しかしまあ海外の会社によってはカフェなどのWi-Fiを利用する時はVPNを通すことを必須としている企業もあるくらいですので、スピードなどに多少目をつぶったとしてもメリットのほうが大きい技術でもあります。
楽天マガジンやAmazonプライムなら無料版のVPNで大丈夫
VPN接続には無料と有料がありますが、楽天マガジンやAmazonプライム利用程度でしたら、筑波大学が研究している無料で利用できるVPNプロジェクト「VPN Gate」で十分見ることができます。
じゃあ逆に有料のVPNを使う時はいつなの?といいいますと、有料VPNは毎回つなぐ設定が要らなくなるので利便性重視の人、あと高画質のデータ量が多い動画をみたりする時は無料VPNよりもちょっと早い感じです。
とはいえ、Amazonプライムはよくできてまして、一昔前と違い回線がそこまで早くなくてもきちっと見ることができます。
以前までは有料のVPNをご紹介していましたが、最近はAmazonプライムで映画をみるのも今日ご紹介する無料VPNで十分になってまいりました。
海外にいながら日本の音楽やドラマが見放題とは良い時代になりましたね。
https://tebasaki-of-the-world.com/rakuten-un-limit-6/
VPNを導入して海外で楽天マガジンの使い方
筑波大学のVPNGateのインストールの仕方
まずは筑波大学VPN Gateにアクセスして赤丸をクリックしてVPNにつなぐソフトをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを解凍して中のアプリケーションファイルを実行
出どころが筑波大学だと安心して使えます
上のSoftEther VPN Clientを選択して次へ
ここからはひたすら次へ進むのみ
ちょっと怖気づく事が書いてありますが進みます
ここはまあ初期設定のままで
インストールがスタートします
「VPNクライアント接続マネージャーを起動します」にチェックをいれたまま完了ボタンを押します。インストールはこれでおしまいです。
それではVPNに実際に繋げてみましょう。
ソフトが自動で立ち上がりますので、赤枠の公開VPNサーバーをクリック。もしソフトが立ち上がらなくても、デスクトップのどこかにアイコンができてるのでそこをクリックすればOK
もしこの画面が立ち上がりましたら、ボランティアとして実験に参加するかどうかのチェックはオフで良いかと。途中で気が変わったら設定から変更できますのでご安心を。
こちらの画面は世界中に存在するどのVPNにつなげるかを選択する画面です。
「国・地域」は必ず日本を選択しましょう。
「起動時間」というのはMAXどれくらいの期間VPNを使えるかという時間制限なので長いほうが人気がありますが、速度は遅くなる傾向があります。
「回線速度」はなるべく速いものを選び「選択したVPNサーバーに接続」をクリックします。ここで繋がらないこともあるのでその場合は別のVPNサーバーを選んでつなぎ直します。
ちなみに「VPN接続数」は少ないほうが体感スピードは速いです。「起動時間」が短いサーバーはこの「VPN接続数」が少なく体感スピードが速くなる傾向があります。
最後の最後で警告がでますので読んだら「同意する」をクリック
この画面では「TCPを使用」で問題ないです。
テコテコテコ・・・・
オールグリーン!VPNいけますっ!
お疲れ様です。以上でインストールからVPN接続までの設定は完了です。接続してもぱっと見た感じなにが変わったのかわかりませんが、この状態でEdgeやChromeなどのブラウザを立ち上げるとVPN経由になっています。
大学のソフトだけあって、使用するのに確認事項が非常に多いですが、内容は難しくありませんね。筑波大学さんに感謝しつつありがたく使わせてもらいましょう。
あれ?VPN繋いだのに楽天マガジン読めないよ、って時は?
さあ、VPNをつなげたぞ!「楽天マガジンやAmazonプライム見まくっちゃうぞ!」と息巻くのもつかの間、なぜか激遅くて画像が表示されないときがあります。
もともとのご自宅の回線スピードの影響もありますが、大抵の場合は繋ぐサーバーを別のものに変えればよいです。
この時なんですが、「回線速度」をあえて中くらいのものにして「VPN接続数」が少ないものを選択すると良いです。回線速度が早いサーバーは皆が集まってきて結局遅くなったりしますので。
楽天マガジンはどちらかというと重いページなので、このサーバー選びは結構時間をかけてえらんだほうが良いかと思いますよ。
また、今回はら楽天マガジンなどを見るための解説でしたが、他の使い方としては例えば中国などの情報規制されている国で外部の情報がほしい時や、カフェで無料Wi-Fiを使う時にVPNを使えば情報の秘匿性を高められます。また専門的なところですとVPSのIPアドレスがブロックされた時の解除などにも利用できます。