もくじ
ギリシャには離島がいっぱい!
ギリシャはエーゲ海や地中海に面する国で、約3300の離島を保有しています。その中で人が住んでいる島は約200あります。
ギリシャと言えば首都アテネにあるパルテノン神殿や第1回オリンピックが行われたスタジアムなど歴史ある建造物が有名ですが、青と白の建物があるサントリーニ島やミコノス島もとっても有名です。
とはいえ、ちょっと前にギリシャ破綻が話題になりまして、今も財政建て直しに忙しそうで、港は中国に売却していたり、空港はドイツに売却していたり、島もアラブ諸国が一部買い取っていたりと内情は大変なようです。
しかしギリシャへは相変わらず世界中からお客さんが押し寄せておりまして、街も観光でいく分には財政の苦しさも感じられない賑わいっぷり。今回はそんなアテネの離島のご紹介でございます。
アテネから日帰りで行ける島々
アテネには3つの港があり、そこからたくさんの島々をフェリーで結んでいます。最も多くの島を結んでいるのは今回ご紹介するピレウス港で、日本人に1番馴染みのあるサントリーニ島もピレウス港からフェリーで行くことができます。
ただ、サントリーニ島まで行く場合はフェリーに8時間ほど乗っている必要があるので、飛行機で行くことをおすすめします。お値段は片道8000円くらいで、最安値は6000円を切るくらいであります。飛行機を利用すれば1時間もかからずサントリーニ島に行くことができますよ。
とりあえず今回は日帰りで行ける超近場の島をご案内していきますね。
イドラ島
イドラ島はアテネから高速船で約1時間30分、のんびりの船だと3時間30分で行くことのできる島です。フェリーを利用して日帰りで行ける島々の中で最も海水の透明度が高く、きれいな海を眺めることができます。
車やバイクの移動が禁止されているため、静かで空気が綺麗。さらにビーチも多いため、近場では一番おすすめの島です。
ポロス島
ポロス島はアテネのピレウス港から直行だと約2時間で行ける島です。茶色の屋根に白の外壁の建物が並んで建っているのが特徴的です。港から近くにある時計台の裏には展望台があり、そこからを海を一望できます。
ただこちらはイドラ島よりも賑わっておらず、観光的にも資源が少ないのでそこまでおすすめはしません。
どちらかというと3島巡りツアーに組み込まれていて、強制で連れて行かれる方が多いイメージですね。
エギナ島のご紹介
そして今回詳しくご紹介するエギナ島でございます。
ここが一番アクセスが便利で、ピレウス港から片道1000円ちょっとの安いチケットで1時間30分で行けます。
ピスタチオが名産の島で、いろんな場所でピスタチオが販売されています。また、タコが食べられる島としても有名で、港の近くのお店で食べることができますよ。
ちなみに島の賑わっているところは西と東に分かれていまして、観光は基本西側、実際に住むのは島の東側でございます。
フェリーのオンライン予約方法
ピレウス港の窓口でもチケット購入できますよ
ピレウス港のフェリー乗り場の向かいには各船会社のチケット売り場があります。空き状況にもよりますが、当日でも窓口でチケットを買うことができます。船会社によって出発時間が異なるので、事前に出発時間だけでも調べていきましょう。
ちなみにてばこさん達が利用した船会社(ANES Ferries)はピレウス港発が朝8時20分、昼12時15分、夕方16時15分の3便、エギナ島発が朝10時15分、昼14時15分、夕方18時15分の3便ありました。
(就航時間は時期によって異なります)
アテネ中心地からピレウス港への行き方
アテネ中心からピレウス港へはメトロまたはバスで行くことができます。メトロで行くのが一番簡単で、緑色の路線M1の終点がピレウス駅となります。
ただし、てばこさん達は被害に遭いませんでしたが、メトロではスリが多発しており、外務省のホームページでも注意喚起をしています。身の回りの物は目の届く位置に常に置いておくなど注意したいところですね。
参考HP:旅行.info
メトロでピレウス港へ向かいます
こちらは緑のラインの主要駅であるMonastiraki駅。レストランたくさんあります
こちらがメトロのチケット。バスとも共通のチケットです
電車の中はまあ普通。気をつけていればスリも大丈夫かと
ピレウス港へは30分弱で到着
そういえばチケットは紙ですけど、こうやってタッチして使います
ピレウス駅。チケット売り場は混雑
アテネ中心地からバスでピレウス港へ行く場合は?
アテネ中心地からバスで行く場合は、シンタグマ広場からだと40番やテクノポリスの前を通る49番がピレウス港周辺まで走っています。
また、アテネ国際空港とピレウス港を結ぶバス(X96番)でも行けますよ。
大通りを走るバス停は連結タイプがメイン
近くにバスチケット、1回券は1.4ユーロで90分乗り放題
メトロ駅からピレウス港まで
パット見、治安は悪そうですが大丈夫
大通りに出るとすぐに港や船が見えます
こちらは地図に書いてあるE8ゲート
メトロのピレウス駅からピレウス港までは徒歩10分かかりません。
ピレウス駅周辺はカフェやレストランが賑わっていて治安は問題なく、港方面へ向かう人達は多いので迷子にはならないでしょう、
ただピレウス港に近づくにつれて売店が少しあるくらいでお店はほとんどなくなってきますので、食べ物などを買う場合は駅周辺で買っておくようにしましょう。
船内でも買えますが、割高ですので。
フェリーでエギナ島へ向かいます!
フェリー乗り場前にある待合スペース
オンライン予約をしていたらチケット売り場で乗車券をもらいます
こちらはスマホを見せるともらえるチケット。当日でも買えます
フェリー入口の様子
チケットを渡して乗船します
船の様子
トイレも思ったよりは清潔
船のチケットですが、オンライン予約の場合、乗船時にそのままスマホを見せればOKというわけでなく、フェリー乗り場に各フェリー会社のチケットブースがありますので、そこで券と交換してもらいます。
日帰りのエギナ島は結構人気と聞いていましたが、ハイシーズン当日でもチケットは購入可能でした。
あとフェリーの席ですが、基本的には自由席なのですが、ヨーロッパ人は外が好きで、日陰があるところは大人気ですぐにとられてしまいます。
しかし個人的にはクーラーの聞いた船内で、たまに外に見に行くくらいで十分かと思いますよ。それにデッキは禁煙ではないため、たばこを吸う人もチラホラいますから煙が苦手な方は船内がおすすめです。
エギナ島(アイギナ島)
綺麗な海とお魚がお出迎え(本当に海綺麗)
港の近くにはレストランがいっぱい
市場もありますよ
市場には猫
小さい猫もいます
市場の横にあるレストラン(一見美味しそうだが実は微妙)
島の東と西をつなぐバス停の様子 Wifiが繋がります
水は綺麗だけど、そんなにそそられないビーチ
街の様子。特に何も無いです
大砲でしょうか
疲れたら甘いもの
右が3.5ユーロ(420円)、左が1.8ユーロ(220円)
実はエギナ島、そんなに見どころは無いです。近いという理由だけで行くようなものなので、観光したかったらちょっとピレウス港から時間はかかりますがイドラ島のほうがおすすめです。
エギナ島は本当に海沿いのレストランでのんびりだらだらするだけ。ビーチもそんなに綺麗じゃないですからね。
しかし島に来た感は味わえますし、レストランも賑わっているところに飛び込みで入ればそんなにぼったくりでなく美味しい料理が食べられます。
アテネへ帰港
行きも帰りも乗る場所は同じ
夕方に乗船する時は西日がかなり強いです。ですので、外の席なら進行方向の右側か船内に座るのがおすすめです。
ピレウス港に到着。お疲れ様でした