【現地取材】ウィンブルドン完全ガイド|観光・見学・チケット・行き方まで解説
ウィンブルドンは、テニス四大大会のひとつとして世界的に有名な大会です。
本記事では、実際に現地を訪れた体験をもとに、ウィンブルドンの会場情報・見学方法・チケット・行き方・料金まで初心者にもわかりやすく解説します。
もくじ
ウィンブルドンとは?基本情報まとめ
こちらはロンドンの高級住宅街にある「ウインブルドン」で、正式名称が「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」という由緒正しい会員制のクラブです。
テニスのグランドスラム(4大大会)の中で唯一の芝のサーフェスで、センターコートは1年を通して、この大会期間中のみしか使用されないというクレイジーさ。
毎年6月の最終月曜日から約2週間の日程で大会が開かれ、それ以外の期間はせっせと芝の手入れだけを行っているというさすが貴族の国です。
ウィンブルドン選手権の特徴と歴史
ウィンブルドン選手権は、1877年に創設された世界最古のテニストーナメントであり、現在も続く四大大会(グランドスラム)の中でも、最も長い歴史と伝統を誇ります。
イギリス・ロンドン郊外のオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブで毎年開催され、「テニスの聖地」と呼ばれる理由のひとつとなっています。
白いウェア着用の厳格なルール
ウィンブルドン最大の特徴のひとつが、選手のウェアに関する厳しい規定です。大会期間中、選手は基本的に「ほぼ全身白」でなければならず、ロゴやラインなどの装飾も細かく制限されています。
この伝統は19世紀の上流階級文化に由来しており、汗染みが目立ちにくい白が「上品」とされたことが背景にあります。現在でもこのルールは厳格に運用されており、過去には世界的スター選手でさえ注意を受けた例があります。
唯一の芝コート大会
ウィンブルドンは、グランドスラムの中で唯一「芝(グラスコート)」で行われる大会です。芝コートはボールが低く速く弾む特徴があり、サーブ&ボレーやスピード重視のプレースタイルが有利になる傾向があります。
大会期間中の芝生は8mm前後に刈り揃えられ、専門スタッフによって毎日丁寧に管理されています。この徹底した芝の管理も、ウィンブルドンの品質の高さを支える重要な要素です。
140年以上続く伝統と格式
ウィンブルドンは1877年に第1回大会が開催されて以来、140年以上にわたり同じ会場で開催され続けています。スポンサー広告を極力抑えた会場デザインや、伝統的な審判スタイルなど、他大会にはない格式が今も守られています。
観客による服装マナーや観戦態度も重視されており、会場全体に「静かで品のある雰囲気」が漂っているのも特徴です。こうした文化面での伝統も、ウィンブルドンならではの魅力といえるでしょう。
語り継がれる名勝負と伝説の試合
長い歴史の中で、ウィンブルドンでは数多くの名勝負が生まれてきました。特に有名なのが、2008年決勝のロジャー・フェデラー対ラファエル・ナダル戦で、「史上最高の試合」と称される一戦です。
また、2010年にはジョン・イスナーとニコラ・マユによる11時間超の死闘が行われ、最終セットが68-70という前代未聞のスコアとなりました。この試合は現在でもテニス史に残る伝説として語り継がれています。
近年ではジョコビッチやマレー、フェデラーらが数々の名場面を生み出し、時代ごとに新たな歴史を刻み続けています。
ウィンブルドンの規模
この真ん中くらいの席でもオンラインですと50万円超え
試合で使われるコート数は約15000人が収容できるセンターコートと、約12000人が入ることができるNo.1を合わせて19個もあり、3番目のサイズのNo.2コートですら4000人も収容できるというとんでもないサイズ。
しかもこの19というのはあくまで試合で使われるコートであって、練習に使われる芝コートは別で22面があり、さらに芝の季節が終わる5~9月以外で使うハードとクレーコートが13面あり、すべて合わせると54面というわけのわからない数字になります。
ちなみにウィンブルドン選手権に出場するにはランキング上位104位以内が予選無しでエントリーできますが、それ以下の選手は厳しい予選があり、その予選にでるのもランキング200位以内にはいっていなければいけないという狭き門です。
ウィンブルドンのチケット購入方法【最新版】
ウィンブルドン選手権の観戦チケットは非常に人気が高く、入手方法によって難易度や価格が大きく異なります。ここでは「公式」「当日券」「転売(公式対応含む)」それぞれの方法と注意点を最新の情報をもとに解説します。
公式チケット(抽選/公式販売)
ウィンブルドンの公式チケットはまず「パブリック・バロット(抽選)」に応募するのが基本です。大会前の一定期間に専用サイトで申込を行い、当選するとチケット購入の機会が与えられます。
応募には無料のmyWIMBLEDONアカウントが必要です。抽選で当選した場合、公式からメールで案内が届き、その後購入手続きを進める流れになります。
また、公式サイトや提携先からチケットが販売されることもあります。これには通常の座席チケットのほか、公式ホスピタリティパッケージ(ラウンジアクセスやサービス付き)なども含まれます。
大会直前にチケットが少量出回ることもあるため、公式の販売ページはこまめにチェックするのが重要です。
当日券(The Queue)
ウィンブルドンでは他の大規模スポーツイベントと異なり、当日会場外で並んで購入できる「The Queue」が存在します。これは毎朝(時には前日夜から)並んで整理番号カードを取得し、その番号順に当日の入場チケットを買える仕組みです。
販売されるチケットは「センターコート」や「第1コート」などの主要コートから「グラウンドパス(複数コートに自由に入れる券)」まであり、数量が限られています。人気日や人気選手登場日は非常に早く売り切れる傾向があるため、可能であれば早朝~前日から並ぶのが有利です。
転売(公式認められたもの/社債席など)
一般的な転売サイトとは別に、ウィンブルドンには公式が認める「デベンチャー(Debenture)」と呼ばれる特別チケットのマーケットがあります。これは社債的な権利として販売される席で、公式に第三者への譲渡や再販が認められています。
デベンチャーチケットはセンターコートやナンバーワンコートなど人気席が中心で、価格は通常の席より大幅に高額です。大会期間中の席を確約できるため、確実に観戦したい人や特別な観戦体験を求める人向けの選択肢になります。
なお、公式以外の一般的な転売サイト(いわゆる再販チケット)は、大会の人気と需要から額面以上の価格になることが多く、詐欺的な出品も存在するため注意が必要です。公式サイトや公認販売者以外から購入する際は信頼性を必ず確認してください。
チケット購入時の注意点
公式抽選や当日券購入にはmyWIMBLEDONアカウントが必要です。抽選に応募する際は事前に登録を済ませておきましょう。
当日販売では並ぶ時間帯やカード番号が重要で、人気試合の日は非常に早く埋まることがあります。
デベンチャーのような公式認められた権利付きチケットは高価格ですが安全な選択肢です。
公式以外の転売サイトから購入する場合、詐欺リスクや無効チケットに注意してください。信頼できる販売者かを慎重に確認することが大切です。
購入後、チケットは公式アプリやメールで配布されるモバイルチケットとして利用する場合が多く、QRコードやID提示が必要になることがあります。公式アプリは事前にインストールしておくことをおすすめします。
実際に行ってわかったウィンブルドン見学レビュー
こちらはサウスフィールズ駅。ウィンブルドン会場から一番行きやすいです
小さな駅なので、大会期間中はパンクします
こちらは駅前。本当に田舎
こんな住宅街を会場に向かって歩きます
バスもありますが全然来ないので徒歩で
ん?
なんか水道管破裂してますが、インフラが古いイギリスではあるあるです
駅から15分ほどで会場が見えてきました
こちらはウィンブルドンローンテニスミュージアム
入口ではセキュリティがありますよ
ウィンブルドン大会が行われるローンテニスクラブですが、最寄り駅はサウスフィールズ駅となります。ウィンブルドン駅もあるんですが、こちらはロンドン中心地からも、ローンテニスクラブへもちょっと遠回りなので皆さんサウスフィールズ駅から向かうみたいですね。
サウスフィールズ駅からクラブへはのんびりした田舎道で途中に特に見どころやお店などもありません。ずーっと住宅街を歩いていきます。
駅からバスもありますが、乗るためには現金は使えずオイスターカードというICカードがいりますね。ちなみに料金は200円くらい。
まあ一本道で、徒歩で問題なくいける距離ですのでご安心を。
ウィンブルドン会場内を見るにはツアーがおすすめ
こちらがチケット売り場入口
こちらで会場内のツアーチケットが買えます
こちらがウィンブルドンミュージアム
伝統のかけらも感じない前衛的なデザイン
ウィンブルドンのウエアは全部白じゃないとダメなんです
こちらは実際に使われるボール達
元ユニクロ芸人であるジョコビッチさんのウエア
これは本当におすすめ。VRでアンディ・マレーの試合が見られます
こちらは有名なウィンブルドンタオル
通常4000円(34£)が半額の2000円(17£)になってたので即買い
ローンテニスクラブ内に入りましたらすぐに受け付けの建物が目に入ります。ここで一般ツアーに申し込まないと会場内での移動はかなり制限されてしまいます。
ツアーはミュージアムだけですと約1800円(13£)、会場内とミュージアムセットのチケットは約3300円(25£)で絶対こちらがおすすめです。
ツアーは人数制限がありますので、もし混んでいたらスタート時間が一つ遅れますが、だいたい30分毎にツアーは出発しているのでご安心を。
ツアーの出発までは時間つぶしでミュージアムがおすすめです。
受付でスマホが貸し出されて、内包されているガイドアプリが日本語で案内をしてくれてウィンブルドンの歴史を色々と見ることができます。また、ミュージアム内には小部屋があって、VR(仮想現実)を駆使した映像を使ってセンターコートでの実際の試合を体感することができます。
お土産屋さんもウエアやリュック、小物類がウィンブルドンオリジナルデザインで充実しておりまして、やはり一番人気はウィンブルドンタオル。
多分毎日やっているであろうタオル半額セールに飛びつくのはおすすめです。
ウィンブルドン会場内を散策
センターコートの入口からツアーはスタートします
今回は20人ほどが参加
まずガイドさんが連れて行ってくれたのが・・・
No.1コートです。選手と観客が近くて臨場感があります
続いて別館へ移動
こちらは、会場内にはいれなかった人たちが寝そべってスクリーンを見るスペース
そしてガイドさんが英語でなにやら説明をしてくれていますが
ここで2010年にイスナーとマユが11時間5分、ファイナルセットが68ー70のスコアだったと。英語だったので聞き間違いかなと思ったけど本当らしく意味がわからないスコア
ウィンブルドン会場内のツアーは全部で1時間弱。参加者の年齢は30~60歳くらいと高め。
ツアーはもちろん英語でして、日本語ツアーもありますがネットで個人でやっているガイドさんを雇って、お値段が通常のツアー+1万円くらいなのでまあ英語でよろしいかと思います。
実際に会場を歩いてみるのとテレビで見るのとは別物で、映像だと小さく見えるNo.1コートもとっても広く感じて、芝生もとても綺麗。
冬は13mm、大会開催中は8mmに刈り揃えられていて20人近くのスタッフが延々と芝生の手入れをしています。
建物内部の裏側まで見せてもらえます
会場内の業務用通路を進んでいきます
ニュースなどの放送で使われる席もみれちゃいます
こちらは大会期間中に選手がごろごろするスペース
さらに奥に進んでいきますと・・
試合前後の選手へのインタビュースペースで記念撮影タイム
とても広いので疲れてますがいよいよメインイベント・・
こちらがセンターコートの入口・・ドキドキ
ツアーでは、有名なコートだけでなく、大会運営に関わる設備も見せてもらえます。インタビュー席の他に、各国のテレビ局専用のブースもあり、日本のNHKの部屋もありました。
他にもビデオ判定システムホークアイの部屋もあったり、全コートの映像をチェックできる部屋があったりとなかなかの充実っぷりです。
ひたすら英語で説明してくれますが、わからない人もそれなりに楽しめる内容でございますよ。
ウィンブルドンのセンターコート
2009年にできた開閉式の屋根。当時は伝統に反するということで反対もあったそう
前大会の決勝のスコアがそのまま残っています
そしてなにか人だかりができていますが・・・
ここに歴代のチャンピョンの名前が刻まれています。フェデラー無双
ウィンブルドンのセンターコートはツアーのメインで、やっぱりすごかったです。とにかく大きい。
いや、よく見ると椅子の幅は狭く、天井も低く、開放感もないんですけれども、なんというか威厳と言うか風格と言うか、やっぱりウィンブルドンのセンターコートが持つ独特な雰囲気に圧倒されます。
初めてセンターコートで試合をする選手は雰囲気に飲まれてなかなか実力を発揮できないというのもわかります。
錦織は2010年に初センターコートがナダルでボコボコ(仕方ない)、大坂なおみも初センターはケルバーにボコボコ、杉山愛もたしか2回センターコートでやっていて、初めてはシャラポアにボコボコ(2回目のセンターコートはヒンギスに勝っていた記憶が)
まあこの雰囲気はぜひ実際に行ってみて感じてほしいです。
ひとまずロンドンに来たら絶対におすすめのウィンブルドン会場の観光紹介でございました!
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