もくじ
バギオは下り坂よりも上り坂が多い!
バギオは標高1500メートル
バギオで身体を鍛えるのはコスパが良い
バギオにはたくさんジムがあります
バギオは標高1500メートルという高地にあります。平地に比べて空気が薄いので、旅行でいらしたばかりの方は少し坂を登っただけで息切れしてしまうかと思います。バギオに訪れる方はほとんどが語学留学かと思いますが、その場合、平日はほぼ勉強で身体を動かすことは無いと思います。
筋肉というのは30歳を超えたあたりから毎年1%ずつ減少していくと言われていますが、バギオでトレーニングを行うと通常の筋トレ効果に加え、高地トレーニングの要素で心肺能力が上がります。心肺能力が上がりますと、通常の筋トレの内容を充実させることができ、より質の高いトレーニングができるようになります。
高地トレーニングの具体的なメリットって?
人間は色々な環境に適応する能力を持っています。例えば寒い地域に住むと脂肪がついて身体の温度をキープしやすい体つきになりますし、紫外線の強い地域に住めば肌の色が黒くなり皮膚の深部を守りやすくなります。(黒い色は紫外線を吸収できるので)
それと同じ様に、酸素が薄い高地で体を動かすと人間の体は変化します。具体的には、低酸素の環境で身体を追い込むと、血中のヘモグロビンという物質を増やすことが出来ます。
このヘモグロビンは酸素を運搬する役割を担っているのですが、ヘモグロビンが増えることで筋肉が活性化され、高パフォーマンスで活動できる時間が増えるんです。
実はこの活動できる時間というのは生活の色々なところで関わっており、例えばジムでトレーニングする時も、活動時間が長い人と短い人では1日にこなせる回数に差が出ます。それがまた新たな差を作り、差はどんどん広がっていく一方なので、活動時間は色々な生活の基盤といっても良いくらいなんです。
学生時代に部活をやっていた人は、とにかく走らされたって経験がある方もいると思うのですが、部活の内容をきちんとできるようにまずは基盤をつくるって意味合いがあるんですね。
高地トレーニングのデメリットは?
ずばり、疲労回復に時間がかかるってことです。
バギオに来たばかりの方がバスケットボールやテニスなどの運動をすると、すぐに息切れが起きると思います。しかし実は息切れはかわいいもので、高地での運動の大変さを痛感するのは、疲労がしばらく残ってしまうということです。
例えばバギオで英語の勉強をしている学生さんが週末にジムに行って、平地と同じ内容のトレーニングをこなすと、その夜まで疲れが抜けないなんてことはよく聞く話です。
大抵の場合は「最近勉強ばかりで運動不足だったから~」で片付くのですが、いえいえ、それが高地でトレーニングをするって事なんですよ。
歳をとっているほど疲れの抜け具合の違いはわかると思います。しかしそれは逆に高地と平地の違いを実感できるいい機会でもあるんですよ。
どんなトレーニングをやればいいの?
バギオに来る人は、ほとんどの場合スポーツをやりに来ている人はレアだと思うので、一般の人や語学留学生さん向けに気をつけることを書きますと、
まず最初はとにかく「無理をしない」事です。高地にきてしばらくは身体から水分が抜けて脱水症状になりやすいです。この状態で激しい運動を行うと効率が悪いばかりか、怪我や体調を崩してしまうかもしれません。1~2週目は無理せず軽いランニング程度に押さえておくのが良いです。
身体がある程度なれてきましたら王道はジムで筋トレ。やり方としては普通にジムに行って、徐々に強度を上げる感じですね。強度を上げずにトレーニング時間を長くするのは効率悪いのでNG。強度も時間も変えないのはもっとNG。
しかしバギオでのトレーニングでコスパが良いのは、やはり少しきつめの有酸素運動。それもジムなどのランニングマシンではなくて、バギオの郊外を走るのがおすすめです。
なにせ坂道+高地の強制高地トレーニングで、てばおさんはキャンプジョン・ヘイあたりを2日に1回のペースで3ヶ月走っていましたら、以前は一駅は歩くけど二駅はキツイっていう感じだったのが、1日10km程度の徒歩移動ならなんにも苦にならなくなり、旅の移動費がものすごく節約できています。バギオでのトレーニングは本当におすすめです。
強制高地トレーニングの街バギオ まとめ
バギオにきたらトレーニングしないと損