もくじ
キエフからリヴィウへ夜行列車での行き方
リヴィウはキエフから西へ500kmほど離れた所にある古都で、人口は83万人。
ポーランドの国境まで70kmの位置にあるため、中欧の文化が流入してキエフとはまた違った雰囲気が漂います。
言語もロシア語を話す人はほとんどおらず、皆さんウクライナ語メインみたいですね。ウクライナの文化の中心とも言われ、街が世界遺産にも登録されているおしゃんてぃな街でございますよ。
キエフからリヴィウまでは飛行機、バス、電車の3種類の方法がありますが、飛行機はお高く、バスは電車よりも高い割に快適でないということで、今回夜行列車を選択したわけでございます。
まずは夜行列車のチケットを購入します
すべての列車が集まるキエフPasazhyrskyi駅
ここの窓口は意外と手強い
夜行列車に乗るにはまずチケットを購入しなければなりません。とりあえず全ての列車が集まるキエフ旅客駅(Pasazhyrskyi駅)に行けば購入できるだろうと安易に行ったのですが、いやいや厳しかったです。
とりあえず窓口はたくさんあるのでいくつか当たったのですが、運が悪くこの時は英語が通じる人がいませんでした。
ですのでとりあえずメモにキエフ(kyiv)からリヴィウ(Lviv)と書き、日にちと夜行便希望を書いて見せたのですが、窓口のおばちゃんは首を横にフリフリ。
その日は夜行便は無いとのこと。一応次の日を聞いてもやはり便はないと・・。
※キエフのスペルは英語表記はkievですがウクライナではkyivが正式
うーん。便がない?夜行ならとりあえずなんでもいいんですけど、この「とりあえず夜行ならなんでもいい」っていうところがまったく伝わらないんです。
きっちり聞いても適当に聞いてもとりあえずは適当にチケットが発行されるタイやミャンマーの窓口などとは違い、ウクライナは一応ヨーロッパ圏。
意外ときっちりしてまして、後からトラブルを避けるためか、無理にチケットを売ってくれません。ここは一旦退散します。
オンライン予約でリヴィブ行きの電車を予約します
実はてばこさん達。キエフに来る時に、ウクライナ航空で事前チェックイン+プリントアウトをしていなかったせいで、追加料金をとられてまして、移動関連のオンライン予約に慎重になってました。キエフでプリントアウトができるお店も見つからないですし。
しかしこの場合、窓口で買うよりもオンライン予約のほうがよっぽど安全と判断。
ウクライナ国鉄HPからオンライン予約の方法
ウクライナ国鉄の予約サイト(2023年1月現在繋がらなくなっています)
スペルにだけ注意すればとっても簡単
お好みの便を選んで右のChooseをクリック
日付を確認します。もちろん夜行便は日付が変わって次の日の到着です。これは2等車両なので4人で一部屋。ベッドは緑色のラインが下段で使いやすいのでおすすめです。
名前とドリンクとベッドシーツの有無をチェック
最後に確認してからPayボタンへ
チケットを受け取るメールアドレスを記入します
マスターカードのマークしかありませんがVISAもいけます
支払い手続き中・・
完了しました
こちらがオンラインチケットです
オンラインチケットはクレジットカードでの支払いになります。支払いが完了しますとその後にチケット画面が表示されます。ここでチケットの画像を保存するか、さきほど登録しましたメールアドレスにもチケットが届きますのでそちらでも保存が可能です。
あとはスマホにいれて、電車の乗車時に駅員さんに見せればOKです。(プリントアウトしなくても大丈夫です)
ウクライナ国鉄のアプリはこちら
リヴィウ行きの寝台列車にのります
こちらはとあるレストラン。キエフ旅客駅目の前にあります
キエフ旅客駅の周りは人が多く安全ですが、裏通りに入ると急に治安が怪しくなります。Google Mapsで駅近くにいいレストランがあるからといって、夜中に裏道を歩くのはおすすめしません。
なぜか屈強な男性陣が裏通りに多く立ってますし・・・
なのでまずは寝台列車に乗る前に時間を潰せるおすすめレストランの紹介です。
時間つぶしはカチューシャで
いくつかのお店がはいっている建物内にあります
これが入口
ゆとりのある作りなんです
そんなに美味しくないけれども・・・
寝台列車で出発の場合、ホテルをすでにチェックアウトしてくる人が大半だと思います。その際に意外と時間を潰すのが不便なのですが、上の地図の場所にカチューシャ(Katyusha Varenichnaya)というお店があります。
こちらはウクライナ料理のチェーン店で、料理はそんなに美味しくないのですが、荷物を置くスペースがあり、Wi-Fiも早く、ドリンク頼んでまったりするならとっても使いやすいお店でございます。店員さんも時間を潰す旅行者には慣れているので長居をしても完全放置してくれます。
駅前のマックは激混みで落ち着けないので、長く時間を潰すのでしたらこちらのほうがおすすめですよ。
駅のホームへ向かいます
いつの間にか外は真っ暗に
掲示板見てもよくわからない・・・
リヴィウ行きの夜行列車はとりあえずこのメインのエスカレーターを登ります
掲示板に2番ホームって書いてあります
というわけで2番ホームへ行きます
ホームに出るとすでに電車が停まっています
これは車両番号
乗るときにスマホのチケットを見せますよ
こちらが2等車両
2階は狭い・・
読書灯が眩しすぎ
朝5時位の外の様子
電車ですが、停車するホームは出発の45分~1時間ほど前に確定します。ですので焦らず掲示板に表示されるのを待ちましょう。
リヴィウ行きは基本的に、駅の東入口を入ってすぐのメインエスカレーターを一度上がってから行けるホームからの出発です。
寝台列車は停車していれば乗り込むことができます。各車体の入口に駅員さんが立っていますので、そこでスマホのチケットを見せればOK。あとは自分の番号が書かれた部屋に行くだけです。
基本的にベッドシーツ類は一人一つずつ小分けに準備されており、自分でセッティングしますが、1階のベッドの場合、下に荷物を入れるスペースがありますので、もし2階の人がいるようでしたら、その人が荷物をいれる可能性がありますので、シーツのセッティングは少し待ったほうがよいかもです。
ちなみに2等車両はWi-Fi、電源ともにありませんでした。完全に消灯になるのでおとなしく寝ましょう。
リヴィウ駅に到着
少しずつ都会になってきます
リヴィウ駅に到着です
朝6時なのに人がたくさん
駅の周りにはカフェがたくさんあります
コンビニっぽいのもあります
バスもすぐ見つかります
トラム乗り場は駅から南へ徒歩10分位
列車はリヴィヴ市街の西側のメインステーションに停まります。その手前のПідзамче(ピッザームチェ)駅にも停まりますが、どちらで降りてもよいです。
ただしピッザームチェ駅は停車時間が短く、誰も起こしてくれないので注意してください。リヴィウ駅は終点なので誰かしら起こしてくれますのでご安心を。
リヴィウ駅は朝早くから人の出入りが多く、ハイシーズンですとおそらく待合室などはほぼ埋まっているかと思います。
しかし駅を出て5分ほど歩くとたくさんカフェもありWi-Fiも大抵使えますので、ホテルのチェックインを待つ場合などはそこでまったりできますよ。
以上がキエフからリヴィウへの夜行列車での行き方でした!
【ウクライナ】キエフからリヴィヴへ夜行列車での行き方 まとめ
ちなみに夜行列車は冬は暖房ありますが、夏は冷房ありません