もくじ
ジョージアンダンスとは?
ジョージアンダンスはジョージアにおける伝統舞踊の一つです。2015年まで旧国名がグルジアであったことから今でもグルジアンダンスとも呼ばれています。ジョージアの結婚式では当日にジョージアンダンスを披露するんですよ。
ひとことにジョージアンダンスと言っても踊りと音楽はそれぞれ15種類以上あります。ジョージアの各地方で踊りと音楽が誕生したために種類が豊富になりました。社交ダンスで言うところのワルツやサンバのような感じですかね。
日本での認知度はまだ低く、プロのダンサーや舞台関係者でも知っている人はごくわずかだとか。たまにその方々のSNSの中で、あなたへのおすすめとして出てくるそうですが、ロシアのコサックダンスだと勘違いしてしまうレベルです。初見でジョージアンダンスと分かる方はかなりの上級者ですよ。
トビリシでジョージアンダンスが見れる場所
ジョージアにとってジョージアンダンスは伝統舞踊。
観光客だけではなく地元の方にも親しまれているため、首都のトビリシではコンサートホールだけでなくレストランでも見ることができます。ここでは人気の高いレストランとコンサート会場をご紹介していきます。
まずはダンスが見れるレストラン3店舗
レストラン「in the shadow oh metekhi」
2つ目のレストラン「tsiskvili」
3つ目のレストラン「kolkheti」
ご注意いただきたいのはジョージアンダンスが見られるレストランは基本的に予約が必要です。
もし予約をせずに運よく入店できたとしてもジョージアンダンスが見えない席に座らされる可能性があります。
予約の受付は電話がメインですので、自分のスマホから電話ができない場合はホテルなどにお願いしましょう。それが難しい場合は一度事前にレストランまで足を運ぶことをおすすめします。
実際にてばこさん達は事前の予約をせずに、別の予約制のお店に行ったら門前払いをくらったことがあります。しかし、そこでめげずに後日の予約を入れたので当日はすんなりレストランに入ることができました。
あと、こういったお店はドレスコードがあると思っていただいた方が良いです。少なくともサンダルを履いて訪れた際には入店拒否をされてしまう場合があります。
ジョージア人は基本的に細かいことを気にしない性格ですが、こういうところはジョージアのルールにきちんと従いましょう。
続いてジョージアンダンス公演があるコンサートホール
トビリシイベントホール
トビリシイベントホールは首都トビリシの中でも1、2番に大きいコンサート会場です。ここではプロのジョージアンダンスグループが公演を行っています。
グリボエドフシアター
グリボエドフシアターはキッズやアマチュア団体が公演を行っている会場です。
後ほどご紹介するプロダンサーの野口さんが日本人としてはじめてジョージアンダンスを披露した会場でもありますよ。
公演のチケットは「tkt.ge」より購入ができます。チケットの販売開始は不定期なので、公演を見たい方はサイトを随時チェックしてくださいね。
プロのジョージアンダンスグループは毎年7月・8月が夏休み期間になるため、夏は公演がありません。
練習もなくなってしまうので、多くのダンサーはトビリシから姿を消してバカンスを楽しみます。
ジョージアで有名なプロダンスチームは次の3つ!
スヒシュビリ
スヒシュビリは3つのジョージアンダンスグループの中でも1番レベルが高いです。近年ではダンスの中にクラックバレエを取り入れることで現代的にアレンジをしています。
伝統舞踊と現代舞踊を融合させることに賛否両論ありますが、これまでに80ヵ国以上で公演を行い、称賛を浴びています。
エリシオニ
エリシオニは1885年に創立されました。現代的なアレンジを加えているスヒシュビリとは対照的に、昔から伝わる伝統を変えることなく、古典舞踊にこだわって表現をしています。
日本での公演はまだありませんが、こちらも世界各国での公演を広く行っています。
ルスタビ
ルスタビはスヒシュビリに所属していたダンサーが派生して作ったグループです。ダンスは他の2つより劣るものの、シンガーのクオリティがすごく高いです。
また、ルスタビは2018年に日本全国で公演をしています。日本人を知っているからか、ルスタビに所属するダンサーは出会った人が日本人と分かるとすごく親切にしてくれます。
ルスタビ所属の野口さんのご紹介
日本人で初めてプロのジョージアンダンスグループに所属している野口さん。
もともと日本でもミュージカルで有名な劇団四季に6年間所属しており、ライオンキングやアラジンなどの作品に出演されていました。
そんな野口さんがツアーで日本中を回っていた時にSNSでふと目にしたジョージアンダンス。ダイナミックなダンスに衝撃をうけ、劇団四季団員という華々しいキャリアを捨てて2018年6月末よりジョージアンダンスを学ぶために日本を飛び出しジョージアに移住しました。
プロダンサー野口さんの練習風景に潜入
こちらみんな大好きMarjanishvili周辺
その一角に秘密の建物が
ビクビクしながら奥へ入っていくと・・・
なんということでしょう
公園の一角におしゃんてぃな建物が
こちらが野口さんが所属するルスタビの練習場
館内はまだ新しいです
アンサンブルマルトゥベ(ルスタビジュニアグループの昔のロゴ)
劇場感を感じます
こちらが練習ホール
ジョージア人コーチのカハ・チィンツァゼさんとプロダンサー野口さん
ジョージアンダンスは膝を酷使するので・・・
膝にはガッチガチのプロテクター
本番前は衣装を来てガチ練習も
見学をさせてもらったのは夏休み期間中だったため、稽古場はガラリ。先生と野口さん以外は誰もいません。そんな中でマンツーマンのレッスンは進みます。
ジョージアンダンスの練習風景
始めっからいきなり飛ぶ
タンッ!
とにかく飛ぶ
ビシィ!
コーチ「オアソビハココマデヨー」
「セスジノバシテッ!」
「チクビだっ!ジョージアンダンスハチクビデカンジルッ!」
「ソウッ!ナイスチクビッ!」
「ハァハァ・・キョウモオレタチカッコイイネ・・」
ターン!ターン!ターン! 練習は続く・・・
動画&野口さんYou tubeチャンネル