もくじ
タシケントからサマルカンドへは高速鉄道アフラシャブ号での移動がおすすめ
タシケントから、「ファイナルファンタジー10」のモデルにもなった、青いモスクで有名なサマルカンドへは乗り合いタクシー、電車、バスで行く次の3つの方法があります。
乗り合いタクシー
タシケント地下鉄のOlmazor駅(GoogleMapsだとSobir Rahimov駅)まで移動し、そこからドライバーと交渉ですが、めちゃめちゃかっ飛ばして命の危険にさらされる上に、狭い車内で4時間近い時間拘束されます。ただし料金は大体一人50000スム(650円)くらいと意外にもお安いです。
長距離バス
乗り合いタクシーと同じくOlmazor駅から長距離バスがでていますが、こちらは乗り合いタクシーよりも時間がかかり、約4~5時間かかります。料金は一人35000スム(450円)程度で、本数もそこまで多くなく選択肢からは外してよいかと思います。
鉄道
のんびり鈍行列車もありますが、バスよりも時間がかかる上に値段も高いので割愛。今回一番のおすすめは、タシケント駅から出ている、ウズベキスタンの新幹線「アフラシャブ号」での移動です。
このアフラシャブ号はウズベキスタン博物館にも作られる過程が展示されており、また外交で国賓を招いた時はまっさきにアフラシャブ号のVIPシートでもてなすシーンが放映されるなど、ウズベキスタン人の誇りでもあります。
実際に乗ってみますと広い車内で、時間はたったの2時間強でサマルカンドに到着。まさに快適そのもの。ただしチケット購入の注意事項や駅でのコツがありますので今日はその辺りをご紹介しますね。
ちなみに帰りの、サマルカンド発→タシケント間のアフラシャブ号の最終列車は19時半と早目でして、サマルカンド日帰りですとライトアップされたモスクが見れなかったり、夕ご飯が食べれなかったりするので、今回はあえて夜22時発の寝台列車でタシケントへ帰ってみました。
そこのチケットの買い方や電車の乗り方も詳しくご説明しますね!
アフラシャブ号のチケットを買いにタシケント駅へ
地下鉄はどこまで行っても一律1200スム(15円)
タシケントの地下鉄は重厚なイメージ
列車はこんな感じ
こちらはタシケント駅地下の歩道。今回の旅一番の無意味なスペース
タシケント駅につきました
タシケントでは地下鉄内の撮影が2018年に解禁されていろいろな写真がでまわっています。地下鉄の駅巡りなんてのもおすすめされていますね。
ただしタシュケントの地下鉄は換気があまりよくなくてとっても空気が悪いです。また、圧倒されるデザインの駅は、実はネットで見るよりも意外に少なく、撮り方マジックだったりもするので、地下鉄観光の期待値は下げておいてください。
アフラシャブ号のチケット売り場はこちら
一番大きな建物の左側の建物です
こちらですよ
チケット売り場は地下鉄をでるとまっさきに目に飛び込んでくるタシケント駅の西側の少し小さな建物です。地図の位置を参考にしてください。
チケット売り場は混雑している時は本当にカオスで、ウズベキスタン人はとっても優しい人が多いですが一列に並ぶという文化がありません。ガンガン横入りしてきます。ですのでこれに関しては慣れるしか無いのですが、結構ストレスは溜まるかと思います。
アフラシャブ号のチケットは2019年5月時点のエコノミー席で105000スム(1350円)でした。購入するときにはパスポートが必要なので必ず持っておきましょう。ちなみにチケット売り場内は撮影禁止だったので写真がなくてすみません・・・。
ちなみに現地の人の話では、チケット売り場は24時間営業しているとのことです。たしかに深夜でも電気はついていましたけども。
あと、タシケント→サマルカンドのアフラシャブ号はとっても人気なので、結構な確率で当日&前日では席の空きはありませんのでご注意ください。てばこさん達も前日の9時位に行ったら第一希望の時間はとれませんでした。
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チケットを買ってタシケント駅内へはいります
駅前に2箇所あるこの青い屋根のゲートを通って駅に入ります
駅内はキレイですよ。トイレもあります
そしてこちらがアフラシャブ号
こちらのゲートを通って乗車します
タシケント駅は入るためにゲートを通らなければいけません。チケットとパスポートがない人は通してくれないので注意しましょう。
また、ゲートの後、駅に入る時にセキュリティチェックがあります。ようするに鉄道駅は空港と同じ扱いなんですね。ウズベキスタンはところどころこういうチェックがありますので、パスポートは常に携帯しましょうね。
ウズベキスタンではレギストラーツィアという滞在先が発行してくれる証明書の携帯を観光客に義務づけていましたが、2019年6月の時点では以前よりゆるくなっており、ホテルに確認したところ、出国の際に必要になるかもしれないだけで通常の携帯義務は無くなっております。(出国時に必要ない場合も多いです)
というか、ホテル側もネットの公的機関にアクセスして作成するので、チェックアウトの当日しかホテルも発行できなくなってるみたいです。つまり普段は持ち歩けないということです。
ホテルの方の話では、レギストラーツィアが無くて警官の尋問で罰金などの話は、おそらくニセ警官の詐欺であろうとのことです。
アフラシャブ号でサマルカンドへ向かいます
毎日満席です
エコノミーでも足元はこんなに広め
添乗員さんのサービスがあります
こちらは無料の軽食
別で聞かれるコーヒーなどのドリンクは有料なので注意
列車の外はのどかな景色がつづきまして・・・
サマルカンドに近づくと家が増えてきました
アフラシャブ号は快適そのもの。エコノミーでも十分な広さなのに、もしこれがVIPだとどうなってしまうんでしょう。しかも静かで安全で高速。2時間ちょっとの時間はあっという間です。バスや乗り合いタクシーよりも遥かに快適でおすすめですよ。
残念ながら電源は付いていないのと、途中電波は入らなくなってしまいますがね。
ちなみに車内で軽食が出る前にコーヒーが欲しいかどうかを聞かれるんですが、これがとっても紛らわしく、てっきり軽食のドリンクだと思ったんですが、軽食についてくるコーヒーとは別で、軽食後にでてくる別料金(15000スム190円)のドリンクでした。
軽食にはインスタントコーヒーが付いてきますから、コーヒー飲んだ後にまたコーヒーがでてきてものすごく微妙な感じでしたよ。これは皆さん断りましょうね。
というわけでサマルカンド駅に到着します。
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サマルカンド駅へ到着
和気あいあい
駅の外へ出るには、この建物には入らずに、建物の脇を通って外に出ます
人の流れがありますのでついていけば大丈夫です
サマルカンド駅に到着しますと、大きな駅が目に飛び込んできますが、通常は中に入れずに外に追いやられます。ただ、トイレを利用したい場合は駅員さんに言えば中に入れてもらえますのでご安心を。
また、トイレであんまりにものんびりしていると、外にでるところの門が閉まって鍵をかけられてしまうのでそれは注意です。
ちなみにここで、てばこさん達は帰りの寝台列車のチケットを買っていきますよ。
帰りの夜行列車のチケットを購入しておきます
チケット売り場は駅のこの辺り
青い看板が目印、本当に目立たないので注意
チケット売り場は駅の端っこにありまして、地図で見るとサマルカンド駅の東のすみっこですね。電車を降りて駅を出る時に通る門のすぐ近くです。初見で見つけるのは不可能でしょう。
写真の小さな青い看板のドアがチケット売り場で入口でなんですが、普通は駅構内にチケット売り場があると思っちゃいますよね?しかしそっちでは残念ながら帰りのチケットを購入することは出来ません。
てばこさんも最初は駅の構内でチケットを買うのかと思い、駅の正門までぐるっと周ってセキュリティを通って駅の中にはいったら、チケット売り場が全てクローズしていて途方に暮れましたのでみなさんは気をつけてくださいね。
チケット売り場の人は皆さん親切で英語も通じますので、今夜の便で帰りたいと伝えれば時刻とホームを教えてくれますよ。この時は夜22時発の110000スム(1400円)のチケットをあっさり購入できました。(アフラシャブ号よりも高いのは多目に見ましょう)
サマルカンド駅からバスでレギスタン広場への行き方
駅から徒歩5分位の、この辺りにバス停があります
あの白いバスでサマルカンド中心までいけます
乗車料金は一人1200スム(15円)
バスから見えるサマルカンドの町並みです
こちらが降り場です。観光の中心、レギスタン広場のすぐ近く
降りたバス停から3分もあるけばレギスタン広場が見えてきます
サマルカンド観光は、とりあえず最初は中心地のレギスタン広場を目指すのが無難な観光ルートでございます。てばこさん達もとりあえずは広場を目指します。
アフラシャブ号を降り、帰りのチケットを買ってから荷物を引きずりサマルカンド駅をでますと、タクシーの運転手から声をかけられまくります。
いやいやいや、本当にタクシー運ちゃんの人数が多い。2019年5月の時点で普通のタクシーはだいたい10000スム(120円)あれば駅から市街には足りますが、声をかけてくる運ちゃん達はこぞって10ドルとふっかけてきます。
そして最終的に4~50000スム(500~600円)あたりに落ち着く感じです。通常の5倍もとれるなら、そりゃあサマルカンド中のタクシー運転手が集まってきますよね。
別に日本の物価と比べると高くもないですし乗っても良いですが、てばこさん達はボッタクリ根性が大嫌いなので意地でバスでいきます。
そして広場行きのバス乗り場ですが、駅から写真のターミナルの位置までは徒歩5分ほどで到着します。駅をでて道もまっすぐなので迷うことも無いと思います。レギスタン広場行きのバスは3番と73番ですので、見かけたら飛び乗ってください。
料金はバスの壁に貼ってありますが、2019年5月時点では一律1200スム(15円)でした。基本は降りる時に、バスの運転手さんに直接支払いです。おつりはでなかったりしますので事前に用意しておきましょう。
バス車内で見ておいてほしいのが、ウズベキスタン人は年配の人にはみんな必ず席を譲ります。チケット売り場で並ばない根性のウズベキスタン人ですが、こういうのを見ているとやはりいい人たちなんだなと思ってしまうわけです。
とりあえずここまでが、タシケントからサマルカンドへの行き方説明でした!この後は夜行列車でのタシケントへ移動する様子のご紹介です。
正直サマルカンドのホテルはデザインが古くてパッとしないものが多いです。そんな中で中級以上のランクではありますが、こちらのホテルはレギスタン広場とビビハニムモスクの中心に位置し、ホテルのテラスからビビハニムモスクを見ながらご飯が食べられる奇跡的な立地です。ホテルの並びに便利なカフェやお土産屋さん、バザールもありますし、自転車レンタルや送迎もあるので、短期の観光でしたらここに宿をとって一気に周ってしまうのがおすすめですよ。
サマルカンドからタシケントへ夜行列車での行き方
夜のサマルカンド駅、このゲートを通って駅に入ります
昼も夜もきれい
しかもでっかいんです
地下を通って反対側のホームに行きます
ロシアらしい殺風景さ
静かなホームでお客さんはほとんどいません(PM22時)
というかまさかの車両貸し切り
こちらはテーブル
こちらが就寝スペース
電源もあります
電車が出発すると消灯します
タシケント駅に到着(AM3時)
夜のタシケント、危険な感じはありません
ウズベキスタンのGrab、ヤンデックスでタクシーを呼びます
お家に帰りますよ
サマルカンド市街からサマルカンド駅へは夜20時を過ぎるとバスが無くなってしまうので、タクシーで行くことになります。ぼったくりがなければだいたい15000スム(180円)もあれば行けます。
サマルカンド駅構内に入るにはもちろんゲートとセキュリティチェックがありますが、駅内にはいりますと人がほとんどいませんので、そのまま地下道を通って反対側のホームへ向かいます。
寝台列車は30分以上も前にはホームに停車しているので、ホームに居る駅員さんにチケットを見せればどの車両か教えてくれますので乗り込みましょう。
この夜行列車はタシケントに到着する時間が深夜の3時なのでぜんぜん人気がなく、ほぼ貸し切り状態でした。サマルカンドの街でビールを飲みまくったてばこさん達は完全に酔っ払っていたので、ベットで速攻熟睡。移動の記憶は残ってませんがとにかく快適でしたよ。
ちなみに寝台車は貸し切りで快適でしたが、車両は新しくなく、そこまで清潔ではないのはご理解くださいね。
到着した深夜のタシケント駅は治安が不安でしたが、実際に行ってみると人がまったくいなさすぎて逆に安全でした。電灯は明るいですしね。
ただしタクシーは走っていない時間なので、ヤンデックスというアプリでタクシーを呼ばなければなりません。また深夜料金は通常料金に+5000スム(60円)程度かかりますよ。
以上がタシケント⇔サマルカンドの移動方法のご説明でした。ご覧頂きありがとうございました!