ラマ9の人気イサーン料理店「ソムヨン タムスア2」実食レビュー
もくじ
ラマ9の人気イサーン料理店「ソムヨン タムスア2」
MRTラマ9駅から徒歩約15分、Rama IX Soi 7の路地にあるイサーン料理店が「ソムヨン タムスア2」です。
周辺には系列の「ソムヨン タムスア1」もありますが、今回は席数が多く、QRコードで注文できる2号店を利用しました。
観光客向けに辛さや香りを弱くしたタイ料理店ではありません。プラーラーなど発酵調味料を使った料理もあり、ローカルらしい風味はきちんと残っています。
ただし、タイ東北部の田舎料理にある強烈な野性味を前面に出すというより、甘み、酸味、辛味、旨味を分かりやすくまとめた印象です。バンコクで暮らすタイ人にも好まれやすい、はっきりとした味付けに仕上がっています。
「ローカルなイサーン料理は食べてみたいけれど、ディープすぎる店は入りにくい」という人には、かなり試しやすい一軒です。
店名:ソムヨン タムスア2
営業時間:9時30分~21時30分
定休日:日曜日
電話番号:+66 86 356 2391
住所:61/226-227 Rama IX Soi 7, Huai Khwang, Bangkok 10310
最寄り駅:MRTラマ9駅
営業時間や定休日は変更されることがあります。訪問前に店舗の最新情報をご確認ください。
ソムヨン タムスア2への行き方

綺麗に整備されたグランドラマ9通り
MRTラマ9駅から歩く場合は約15分です。大通り沿いではなく路地に入った場所にあるため、初めて行く場合は地図を見ながら向かうのが安心です。
周辺の道路は比較的広く整備されていますが、飲食店やコンビニが並ぶ賑やかなエリアではありません。日中や夕方は歩ける距離ですが、暑い時間帯や雨の日はラマ9駅からタクシーやバイクタクシーを使った方が楽です。
車通りが少ない時間帯なら駅からの移動はスムーズです。一方、夜は周辺がやや静かになるため、一人で訪れる場合は帰りの移動手段も考えておいた方がよいでしょう。
店内はローカル食堂らしい雰囲気

店頭にキッチンがあるローカル食堂らしい造り

18時頃はまだ席に余裕がありました

ステンレス製のテーブルが並ぶシンプルな店内
外から見るとローカル食堂そのものですが、店内は広く、テーブル周辺も比較的すっきりしています。高級感のある内装ではないものの、古い食堂の雑然とした雰囲気が苦手な人でも入りやすい印象でした。
利用客はタイ人が中心です。観光客向けレストランのように日本語で案内される店ではありませんが、外国人客も見かけるため、ローカル店の中では利用のハードルが低い方です。
昼食時と19時以降は席が埋まりやすくなります。料理の提供は比較的早く、満席に近い時間帯でも長時間待たされる感じはありませんでした。
注文はテーブルのQRコードから行う

テーブルのQRコードをスマートフォンで読み取って注文します
注文はテーブルに置かれたQRコードをスマートフォンで読み取り、表示されたメニューから料理を選ぶ方式です。
店員さんにタイ語で料理名を伝える必要がなく、写真を見ながら選べるため、タイ語が分からなくても注文しやすくなっています。通信環境が必要なので、旅行者はモバイル通信や店舗のWi-Fiを使える状態にしておきましょう。
料理によっては辛さを選択できます。辛い料理が苦手な場合は「ไม่เผ็ด(マイペッ/辛くしない)」、少しだけ辛くしたい場合は「เผ็ดน้อย(ペッノイ/辛さ控えめ)」に相当する選択肢を確認してください。
ただし、辛さを抑えても、プラーラーなどの発酵調味料の香りまで消えるわけではありません。辛さと発酵系の風味は別物と考えた方が、注文後のギャップを避けられます。
メニューは50~100バーツ台が中心

ベストセラーは一通り頼みましたが日本人にはそこまで響かないかも
ソムタムやラープは50~100バーツ台、肉料理や海鮮料理も100バーツ前後から選べます。複数人で何皿か頼んでも金額が上がりにくく、イサーン料理を少しずつ試したいときに使いやすい価格帯です。
店名に入っている「タムスア(ตำซั่ว)」は、ソムタムにカノムジーンと呼ばれる米麺を混ぜたイサーン料理です。
シャキシャキした青パパイヤに柔らかい米麺が絡み、ソムタムだけで食べるよりもタレの味をしっかり楽しめます。プラーラーを使う種類は発酵香が強くなるため、初めてなら注文画面で材料を確認するか、食べ慣れている人と一緒に頼むのがおすすめです。
実際に食べたおすすめ料理
コーンソムタム

コーンソムタム 65バーツ
青パパイヤの代わりに、甘いとうもろこしを使ったソムタムです。とうもろこしの甘みとタレの酸味が合わさるため、通常のソムタムより食べやすく感じました。
甘いだけではなく、基本の味付けには辛味や塩気もあります。辛いものが苦手な人は、注文時に辛さを下げておきましょう。
イサーン料理に慣れていない人が最初の一皿として頼むなら、青パパイヤの発酵系ソムタムよりも挑戦しやすい料理です。
コムヤーン

コムヤーン 90バーツ
豚トロを焼いたコムヤーンは、脂の甘みと香ばしさを楽しめる定番料理です。辛い料理の合間に食べる肉料理としても使いやすく、ソムタムやラープとの相性も良好でした。
付属のタレは辛味と酸味があるため、最初から全量をかけず、少しずつ付けて食べると味を調整できます。
アヒルのラープ

アヒルのラープ 70バーツ
細かくしたアヒル肉を、ハーブ、唐辛子、煎り米などで和えた料理です。豚肉や鶏肉のラープより肉の味が濃く、ハーブの香りにも負けません。
アヒル特有の風味はありますが、臭みが前面に出る感じではなく、香辛料と一緒に食べるとまとまりがあります。ラープを何度か食べたことがあり、少し違う種類を試したい人に向いています。
クンチェーナンプラー

クンチェーナンプラー 100バーツ
生のエビにナンプラー、唐辛子、ニンニクなどを合わせたタレをかける料理です。エビは6~7匹ほど盛られており、100バーツという価格を考えるとかなり頼みやすい一皿でした。
辛味だけでなく、ニンニクとナンプラーの風味もしっかりあります。生ものなので、体調がすぐれない日や胃腸が弱い人、加熱していない魚介類を避けている人は注文を控えた方が安心です。
鶏の唐揚げ

鶏の唐揚げ(ガイトード系)80バーツ
ガイトードはタイ語で鶏の揚げ物を指します。写真の料理は手羽先を揚げたタイプで、辛い料理が続いたときの箸休めとしても頼みやすい一品です。
味付けはシンプルで、ソムタムのタレやコムヤーンのタレと合わせても食べられます。子どもと一緒の場合や、辛くない料理も一皿確保しておきたいときに選びやすいでしょう。
イカの唐揚げ

イカの唐揚げ(プラームックトード系)100バーツ
プラームックはイカ、トードは揚げるという意味です。衣を付けたイカを食べやすい大きさに揚げており、海鮮料理の中ではクセが少なめでした。
QRメニューで探す場合は、イカを意味する「ปลาหมึก」や揚げ物を示す「ทอด」の表記が目印になります。ただし、実際のメニュー名や表記は変更される可能性があります。
ホイクレーンの炒め物

ホイクレーンを使った料理 110バーツ
ホイクレーンは、タイの食堂やシーフード店でよく見かける赤い身の二枚貝です。貝の濃い旨味があり、辛いタレやハーブともよく合います。
一方で、店や料理によっては火を通しすぎず、身が半生に近い状態で提供されることがあります。貝類でお腹を壊しやすい人は、注文前にしっかり加熱できるか確認するか、別の料理を選んだ方が無難です。
味付けは辛さ控えめではなく旨味が強い
ソムヨン タムスア2の料理を「日本人向けに辛さを弱めた味」と考えて行くと、少し印象が違うかもしれません。
基本の味付けは甘み、酸味、辛味、塩気がはっきりしています。料理によっては唐辛子もしっかり入り、プラーラーなどの発酵調味料を使うメニューもあります。
食べやすく感じる理由は、タイ東北部の田舎料理らしいクセをすべて消しているからではありません。強い発酵香や野性味だけを前面に出さず、甘みと旨味を加えて全体をまとめているためです。
その結果、ローカル感を残しながらも味の輪郭が分かりやすく、バンコクのタイ人にも受け入れられやすい仕上がりになっています。
辛さが苦手なら、注文時に「マイペッ」や「ペッノイ」を選びましょう。ただし、辛さを下げても甘み、ナンプラー、ハーブ、発酵調味料の香りは残ります。
初めてなら揚げ物と焼き物を組み合わせる
初めてイサーン料理を食べる場合は、発酵系の料理だけでテーブルを揃えず、コーンソムタム、コムヤーン、鶏の唐揚げなどを組み合わせると食べやすくなります。
辛い料理を一皿、辛くない焼き物や揚げ物を一皿、カオニャオを追加する組み合わせなら、辛さや香りが予想以上に強かった場合でも調整できます。
慣れてきたら、タムスア、プラーラー入りのソムタム、アヒルのラープなどへ広げると、この店らしい味をより楽しめます。
ソムヨン タムスア2の注意点
料理の価格は手頃ですが、一皿の量はメニューによって異なります。二人で利用する場合は最初から大量に頼まず、三皿程度を注文してから追加する方が残しにくいでしょう。
生エビ、貝類、半生の魚介類は、胃腸の状態を考えて注文してください。特に旅行中は体調を崩すと予定への影響が大きいため、不安があれば加熱料理を選ぶのが安心です。
また、「マイペッ」を選んでも完全に無味になるわけではありません。調理器具やタレに唐辛子が使われている場合もあるため、唐辛子を食べられない人は店員さんにも確認した方がよいでしょう。
ソムヨン タムスア2が向いている人
ソムヨン タムスア2は、観光客向けに整えすぎていないイサーン料理を、清潔感のある店内で試したい人に向いています。
一皿50~100バーツ台の料理が多いため、数人で訪れてソムタム、ラープ、焼き物、揚げ物を少しずつ食べ比べたいときにも便利です。
反対に、発酵調味料やハーブの香りが苦手な人、辛味を一切受け付けない人には選べる料理が限られます。その場合はコムヤーンや揚げ物を中心に注文し、ソムタムは辛さと材料を確認してから選びましょう。
ソムヨン タムスア2のよくある質問
料理によってはしっかり辛さがあります。辛さを選べる場合は「マイペッ」または「ペッノイ」を選んでください。ただし、発酵調味料やハーブの香りは残ります。
テーブルのQRコードをスマートフォンで読み取り、画面から注文できます。写真付きのメニューを確認できるため、店員さんにタイ語で料理名を伝える場面は少なめです。
コーンソムタム、コムヤーン、鶏の唐揚げの組み合わせが頼みやすいです。イサーン料理に慣れている人は、店名にも入っているタムスアやアヒルのラープも試してみてください。
辛くない揚げ物や焼き物もあります。ただし、料理によって唐辛子や香りの強い調味料が使われるため、注文内容を確認しながら選ぶ必要があります。
徒歩約15分ですが、暑い時間帯や雨の日はタクシーやバイクタクシーを使う方が楽です。店舗は大通り沿いではないため、地図を確認しながら向かってください。
ソムヨン タムスア2のまとめ
ソムヨン タムスア2は、バンコクらしく洗練された旨味と、イサーン料理らしい辛味や発酵香を同時に楽しめるローカル食堂です。
日本人向けに味を弱めた店ではありませんが、田舎風の強烈な野性味だけを押し出していないため、初めてでも料理を選びやすくなっています。
一皿50~100バーツ台のメニューが多く、コーンソムタム、コムヤーン、ラープ、揚げ物などを複数人でシェアする使い方にも向いています。
最初は食べやすい焼き物や揚げ物を組み合わせ、慣れてきたらタムスアやプラーラーを使った料理へ進むと、この店の魅力を無理なく楽しめます。
料理 コスパ おすすめ度





