もくじ
クラーク国際空港
フィリピンには国際空港がマニラのニノイ・アキノ国際空港と、クラーク国際空港の2つがあります。
このクラーク空港はマニラから北へ2時間ほどいったところにある歓楽街、アンヘレスからほど近いところにあります。
実はフィリピンではマニラからアンヘレスへ首都機能の一部を移転する計画が進んでいまして、街の至るところで工事が進んでいます。
また、マニラのニノイ・アキノ国際空港の処理能力が限界に来てまして、首都と機能移転に合わせてクラーク空港も一部拡張工事が行われています。
以前までは田舎の小さな空港でしたが、現在のクラーク空港はだいぶきれいになりましたが、今後工事に伴って利用方法の変更がありえますので、常に最新の情報をチェックするようにしてください。
ちなみにアンヘレス空港は喫煙室を探しておっちゃんがウロウロしているのをたまに見かけますが、2019年に全面禁煙になりました。プライオリティパスを持っている人はラウンジで喫煙できますが、持っていない人は空港2階にある喫煙所(有料で300ペソ)を利用するしかありません。
あと、クラークは24時間開いている空港ですが、深夜はお店に人がいません。日本からの場合深夜到着便はありませんが、その他の国からクラーク深夜到着の便で、もし遅延があった場合は両替所やSIM屋さんなど閉まりますので結構悲惨な状態になることもあります。(ATMはありますが、クレカを持たない現金主義の方は朝まで待機もあります)
関空からクラーク空港への直行便がある
関西国際空港とクラーク空港はジェットスターの直行便があります。夜遊び好きなおっさんをターゲットにジェットスターが就航してくれました。
そのおかげで、最近多いバギオへ英語留学の方たちが、日本からクラークに跳んで、そしてバスでバギオへ行かれるという選択肢ができました。
しかし、たしかにクラークからバギオのほうが距離的には近いのですが、実際にはマニラからバギオへのほうがバスの便数や時間を考えると楽だったりします。
マニラから途中休憩なしの便を使えば、クラーク発バギオ行きの休憩有りのバスとかかる時間はたいして変わりせん。
さらに、クラーク発バギオ行きのバスはネット予約ができないのと、バギオ行きのバスに乗るためにはかなり難易度が高いので、その点も踏まえるとやっぱりマニラ発のほうが楽かなと。
クラーク空港とアンヘレスの位置関係
上のMAPで説明しますと、クラーク国際空港は西側に位置し、アンヘレスの繁華街は南東。そして空港行きのジプニーやアンヘレス近郊の交通機関が発着する「メインゲート」がアンヘレスの繁華街北部にあります。
そして東の端っこのDAUバスターミナルですが、ここはマニラやバギオ方面への長距離バスがでている巨大バスターミナルです。
バギオ方面から来た人は、DAUバスターミナルからクラーク国際空港へ直接移動したい方も多いと思いますが、その場合はタクシーか、メインゲートまでトライシクル100ペソで向かって、ジプニー乗り換えでクラーク空港です。
トライシクルは空港敷地内に立入禁止なので、DAUからトライシクルで空港へは行くことができません。
また、DAUでタクシーを捕まえてクラーク空港までとなりますと、交渉制で500ペソ(1000円)以上要求されますので、もし時間があるのならばGrabタクシーを呼ぶのもありです。その場合は300~400ペソ前後に収まります。
ただしGrabタクシーはまだまだ数が少ないので深夜は見つからなかったりもしますのでその場合は諦めてタクシーをゲットしましょう。
アンヘレスの繁華街とクラーク空港のアクセス(深夜版)
まず、クラーク空港からアンヘレス市街や、DAUバスターミナルなどへのアクセスは難しくありません。
クラーク空港の出口は1箇所しかないので、そこにでるとすぐに案内の看板がでていて、ジプニーですとメインゲートまで50ペソ(100円)でいけます。それ以降のDAU行きだと100ペソ(200円)くらいですかね。
ジプニーがいなかったとしてもタクシー500ペソ(1000円)は簡単に捕まりますので迷うこともありません。
ただ逆に、アンヘレスの街からクラーク空港への行き方は少し事情が変わりまして、選択肢が増える分、少しだけお勉強が必要です。
まず一番簡単なのがホテルからの空港タクシーを使います。相場は500ペソ(1000円)程度でこれが一番速くて確実ですね。時間も24時間対応なので便利です。
次にGRABアプリを使う方法です。だいたい300ペソ(600円)くらいでいけますが、これは残念ながらなかなか捕まりません。Grabタクシーの数が圧倒的に少ないんです。深夜ですと1時間捕まらないとかも余裕であります。
そして次に街中のタクシーですが、アンヘレス市街は基本的に交渉制で、多くの日本人の方は交渉をいやがりますね。
だいたい500ペソ(1000円)くらいを要求されますし、それならホテルのタクシーと変わらない感じです。
じゃあトライシクルで空港に行くのは?となりますが、トライシクルはクラーク空港乗り入れが禁止なので行ってくれません。
ではお金を節約したい派はどうすればよいかといいますと・・
メインゲートからジプニーでクラーク空港へ向かう
こちらはメインゲートの位置です。ここの南がアンヘレスの繁華街です
お昼のメインゲートの様子
こちらは夜のメインゲートのジプニー乗り場
人はたくさんいるので治安はそこまで悪くないです
このボードがクラーク空港行きジプニー乗り場の目印です。
明るい時間のメインゲートからはクラーク空港行きのジプニーが1時間に2~3本でています。料金は50ペソ(100円)で出発時間は決まっておらず、空港行きのジプニーが満車になったら出発する感じです。
なのでお急ぎの方や、深夜は満席になりませんので、空港行きジプニーを1台300ペソ(600円)で貸し切ってクラーク空港へ向かいます。
なので人数が多いほうが安くなりますね。午前3時などの深夜でもジプニーは問題なく動いていますから便利です。
ちなみに明るい時間に乗り合いジプニーに乗ってクラーク空港まで行くときの注意ですが、きちんと空港に行きたいとドライバーに言わないと、空港をスルーしてしまうことがあるので、必ずドライバーに伝えてくださいね。
乗っている間はGoogleMapを見ておかしな道を走り始めてたら止めて降りたほうが良いです。
アンヘレスのホテルは必ずメインゲートの近くで
アンヘレスで宿泊する場合ですが、もし初めて行かれる方の場合は、必ずメインゲートから徒歩圏内のホテルにすることをおすすめします。
アンヘレスは少し郊外に行きますと人通りが少なく、荷物を後ろからひったくられる危ない通りもありますので、土地勘が見についていないうちはとにかく人通りが多いメインゲートから5分以内くらいのホテルに泊まるべきです。
てばおさんもアンへレスに泊まる時のホテルは、必ずメインゲート近くの950コンドテルがとっても便利で使っています。ただしこのホテルはIDの職業がマッサージ師(セラピスト)的な人は入れてもらえませんので夜遊び目的の人はご注意ください。
夜遊びがしたい人や、サービスはいらないけど新しくて綺麗なホテルに泊まりたい人なら、リーシャンビレッジレジデンスが安くておすすめです。自分以外の人を入れる時はIDチェックはありますがそこまで厳しくありません。
そして一泊50ドル前後まで出せる人なら、アンヘレスの常連さんはセントラルパークホテルに落ち着きます。ここよりも値段と設備のバランスがとれているホテルはここ何年もアンヘレスにはありません。
もちろん上のランクのホテルを見ると、女の子ウケ最強のABCホテルがありますが、ここは綺麗ですがコスパが悪すぎるので結局多くの人はセントラルパークに落ち着いてしまうのではないでしょうか。
クラーク国際空港の手荷物検査は要注意
こちらは空港行きの専用ジプニー
空港の入口でセキュリティチェックがあります
チェックイン前に手荷物検査があります(この時はたまたまやってませんでした)
ここは出国審査前の空港使用料を徴収されるところ。600ペソとられます
アンヘレスの街からクラーク空港へ向かいますと、空港の出国専用ターミナルの建物の駐車場で降ろされます。空港の入口からさっそくセキュリティチェックがありますのでパスポートとチケットを見せて荷物検査を受けます。
クラーク空港はこじんまりしているので、自分がこれから乗る航空会社がどこにあるのかは電光掲示板など見なくても目視ですぐに見つけられる広さです。
そして次が注意したいところなのですが、チェックインカウンターに並ぶ前になぜか手荷物の内部検査を目視で受けます。
ここがクラーク空港で良く問題を起こす場所なんですよね・・・
クラーク空港で機内に手荷物を持ち込む時の注意
クラーク空港利用で、機内持ち込みの手荷物だけという人に注意してもらいたいのですが、クラーク空港はなぜかチェックインカウンターに行く前に空港スタッフが手荷物チェックを行います。
しかし問題なのが機内に持ち込んではだめなものの基準がスタッフによってむちゃくちゃ変わります。
てばこさんの場合は先が鋭利でもなんでもない、他国では一度も止められたことがない折りたたみ傘が没収されました。
コレに関しては抗議した結果、その時は2泊3日のシンガポール旅行だったので空港の事務所で取っておくから帰国したら寄ってくれとのことで、傘を袋に入れて名前書いて写真撮ってシンガポールに行きました。
そして帰国したらさっそく空港事務室に行ったのですが、まあ予想通り「そんな傘は無い」と。
過去にもこんな経験はたくさんしているので、ここで食い下がってもフィリピンでは意味が無いことをてばこさんは知っております。
そこで別の助けてくれそうなスタッフに片っ端から聞いていきます。そうしますとどうやらここ2~3日位の没収品を集めたケースがおいてある部屋があるとのこと。
てばこさんはなんとかその部屋へ連れて行ってもらったのですが、そこで見たケースの中にはボディクリームや液体物など、うっかり機内持ち込みできないものが多くあったのはまだ分かるのですが、機内持ち込み込みOKのはずの携帯バッテリーや、液体でもなんでもない口紅などの化粧品もありました。
他にブルガリの香水もありましたし、スタッズベルトもありました。こういったものは空港スタッフの知識不足でとりあえず没収しとけのパターンで取られてる例だと思います。
てばこさん、とりあえずゴソゴソと傘を探していましたら、ここまで連れてきてくれたスタッフの方も探すのを手伝ってくれるとのことで、念のために飛び立つ前に撮っておいた傘の写真を見せますと、「なんでこの傘が没収の対象になったか分からない」との話。
いや、そりゃそうですよ。今まで一度も通らなかったことなんてなかったですから。
で、一通り探して見つからず、手伝ってくれたスタッフさんの衝撃の一言が、「多分他のスタッフが持って帰ったんじゃないかな。」とのこと。
はい、でましたよフィリピンあるある。手伝ってくれたスタッフさんはとても良い人でしたけどやはり最悪な結末に。というわけでもう二度と使いませんクラーク空港。
ただ、もしてばこさんと同じように、一度アンヘレスから国外に出て短期で戻ってこれる状態の時に、チェックイン前になにか大切なものを没収されそうになりましたら、必ず一度空港の外に出て(車に忘れ物をしたとか言えば出国審査前なら空港外にでれます)その辺の茂みに隠して出国するなんて手もあります。
ちなみに空港内はテロ防止で毎日あらゆる場所の磁気検査や目視検査をやってますので、トイレとかに隠して後日回収なんてのは無理でございます(てばこ経験済み)
必ず空港の外に出て茂みとかに隠してくださいね。
クラーク国際空港内の雰囲気
こちらは出国審査のゲート、結構厳しいです
出国審査をぬけると1階の搭乗ゲートがあります
こちらで軽食が変えます。値段はアンヘレス市内の2~3倍
こちらは2階の搭乗ゲート
朝7時の時点ではラウンジはやってませんでした
日本食があります。一つ600円くらい
クラーク空港の出国ターミナルは2階建てで、出国審査終えて搭乗ゲートへ向かいますと売店やお土産屋があり、ちょっとしたお買い物ができます。
値段は市内の3倍程度しますがまあどこの空港もそんな感じですよね。ちなみに午前7時だったのですが、プライオリティパスではいれるラウンジは残念ながらまた開いてませんでした。
以前ラウンジに行った時の話ですが、お昼頃のラウンジはガラガラでしたが、食べ物も飲み物もそんなに種類はありませんのでまあ残念ラウンジです。タバコが吸いたい人は事前にプライオリティパスを持っておくとラウンジ利用が無料なので便利ですね。
クラーク国際空港ってサイズ的には迷子になることもなく使い勝手はいいのですが、いろいろ人的に残念な空港です。
ここの空港は語学留学生をインターンで雇ったりもしてるので、その辺りからも適当さを感じます。アンヘレスに遊びに行かない限りは無理に使いたくない空港でございますね。
【フィリピン】クラーク国際空港の行き方まとめ
この3つのホテルはメインゲートから徒歩で行けて、てばおさんの常駐宿です
950コンドテル(広くて安いけど友人のIDチェックは厳しい)
リーシャンビレッジレジデンス(設備新しいアパート型です)
セントラルパーク(60ドルだせるならここが一番です。夜遊び向け)