※2022年5月追記
楽天モバイルは、4G/5G共通の料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」を「Rakuten UN-LIMIT VII(ラクテン アンリミット セブン)」をアップデートし、「1か月のデータ利用料は1GBまでは月額0円」を終了すると発表しました。
楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」とは?

楽天モバイルが2021年1月29日に発表した新しいプランの「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」が発表されました。
こちらのプランは先着300万名はなんと1年間利用が無料ということで現在申し込みが殺到しております。
また、基本的には日本在住者向けにCMをうっておりますので、「月1GBまで0円!どれだけ使っても最大2980円!」という部分が強調されておりますが、少し調べてみますと海外在住者にとってもメリットが盛りだくさんの内容なのでございます。
2021年4月1日から自動でお得な新プランへアップグレード
旧プランであるアンリミテッドプラン5では、どれだけ使っても月額2980円固定でした
それが4月1日の新プランからは月1GBまで無料、3GBまで980円に!
旧プラン(アンリミテッドⅤ)ではすべての利用者が月額2980円固定でしたので、たくさん利用する人はお得でしたが、普段は家のWi-Fiを使っている方ですと月に3GB程度しか使わないなんて事も多く、それなら他社でもっと安い格安SIMがありましたので、無理に楽天モバイルに変える必要はありませんでした。
しかし楽天の新プランであるアンリミテッドⅥは、月の利用が1GBまででしたら無料、3GB使っても980円、20GBで1980円で、それ以上はどれだけ使っても2980円固定で、しかもスピードの制限そこまで厳しくないといういう神っぷり。
適用は2021年の4月1日からですが、現在のアンリミテッドⅤに申し込んでも4月1日になれば自動で新プランに切り替わります。
また、1年間無料の特典は、旧プランであるアンリミテッドⅤに申し込んでもアップグレード時に自動で適用されてそのままアンリミテッドⅥ引き継がれますので、先着300万人の無料枠が無くなる前に申し込みが絶対にお得です。
Rakuten UN-LIMIT Ⅵは海外在住者や旅行者にとってなにがお得なのか?
それでは今回のプランのなにが海外在住者・旅行者にとってお得なのかを解説したいと思います。
現状はコロナ禍で、そこまで日本と海外への往来も少ないですが、例えば日本の電話番号を変えたくないためにずっと基本料金を払いながら海外に住んでいる人なんかには朗報ですよ!
データを利用しなければ0円(2022年5月に終了しました)

海外在住者の多くは日本の電話番号を維持したままかと思います。そしてその場合ですが、ほとんどの携帯会社で「利用の休眠」はできませんので、多くの方が一番安いプランにして利用料をじわじわと払い続けているいう現実があります。
特に駐在員さんはいつ帰国かもわかりませんが、多くは3年~5年間も一番安いプランを払いっぱなしで非常にもったいないことになっています。
じゃあ解約すればいいじゃんなんて話ですが、駐在員さんの場合はたまに会社からの恩赦で日本に帰国する事もあり、その際に空港で日本のSIMを借りる手間も面倒くさく、結局借りっぱなしが手間を考えると良いと考える人も多いのです。
しかし今回のRakutenアンリミテッドⅥ。これまでの悩みをすべて解決してくれる料金プランでして、もし月の利用が1GB以内の場合に利用料は0円になります。
つまり日本の電話番号を楽天モバイルにMNPで移行してしまえば維持費が完全に0円にできるのです。
しかも日本に一時帰国時は新しくSIMを契約する必要もなく、プランを切り替える必要もなく国内に降り立てばすぐに利用が可能という神プランです。
海外から日本への通話料が無料になる
Rakuten Linkという聞き慣れない名前がありますが、これは楽天モバイルが提供しているアプリで、スマホにインストールしますと楽天モバイル同士の通話やSMSが完全無料になります。(以前はAndroidのみでしたが、最近iPhoneでも利用ができるようになりました)
また何が凄いかと言いますと、固定電話への通話が国内だけでなく海外からも無料になるという素晴らしいソフトなのです。
「海外から固定電話なんかにかける機会なんてほとんどないよ!」なんて言う方もいらっしゃいますが、固定電話への通話無料が役に立つのは主にトラブル時で、例えば海外在住者や旅行者によく起こるトラブルにクレジットカードが止められたなんていうのがありますが、殆どの場合日本の固定電話への問い合わせが必要になります。
そんな緊急時にRakutenLinkがあれば海外から日本への電話が無料であっさりつながることができてしまうのです。
・日本国内での発信・着信・通話・SMS
・海外66の指定地域内での発信・着信・通話・SMS
・海外66の指定地域から国内への発信・着信・通話・SMS
海外指定66都市はこちら
アイスランド | ジブラルタル | ブルガリア |
アイルランド | シンガポール | ベトナム |
アメリカ(ハワイ) | スイス | ペルー |
アメリカ本土 | スウェーデン | ベルギー |
アンドラ | スペイン | ポーランド |
イギリス | スロバキア | ポルトガル |
イタリア | スロベニア | 香港 |
インド | タイ | マカオ |
インドネシア | 台湾 | マルタ |
エストニア | チェコ共和国 | マルティニーク |
オーストラリア | 中国 | マレーシア |
オーストリア | デンマーク | 南アフリカ |
オランダ | ドイツ | ミャンマー |
カナダ | トルコ | メキシコ |
カンボジア | ニュージーランド | モロッコ |
韓国 | ノルウェー | ラトビア |
キプロス | ハンガリー | リトアニア |
ギリシャ | フィリピン | リヒテンシュタイン |
グアドループ | フィンランド | ルーマニア |
グアム | ブラジル | ルクセンブルク |
クロアチア | フランス | レユニオン |
サイパン | フランス領ギアナ | ロシア |
指定の海外都市ならばシームレスで移動が可能
日本からの旅行の大半は上記の指定66都市に収まるかと思いますが、楽天モバイルを利用している場合、いちいち空港でSIMカードを購入せずとも、そのまま楽天モバイルのSIMカードを利用することができます。
基本的に海外では2GBまでの利用が可能で、それ以降は128kbps制限がかかってしまいますが、1GBにつ500円でデータの追加購入も可能です。
海外へ入国して新しいSIMカードの契約は言語の問題や利用方法の問題、混雑しているときなどは切替に時間がかかって空港からでるのに手こずる事がありますが、楽天のSIMならばこの時間の節約もできます。
楽天モバイル利用時の注意点
とてもお得な新プランである楽天モバイルですが、利用の際に結構な人が引っかかる可能性のある注意事項をご紹介しておきます。
楽天モバイル独自のルールもありますので注意が必要です。
楽天モバイルを利用できないスマホがある
楽天モバイルのSIMは利用できるスマートフォンが「楽天回線対応製品」でなければいけません。また、契約した通信会社やスマートフォンによっては一部の機能に制限がかかったりもします。
特にiPhoneは注意が必要で、iPhoneⅩ以前は使えない、もしくは使えない機能がありますので要注意です。
・パートナー回線でのSMSができない(楽天の電波がないとSMSができない)
・APNの自動設定ができない(初期設定が面倒くさくなる)
・緊急速報が受信できない
実は普通の通話アプリが使えない
今回のプランというか、楽天モバイルについてなのですが、実はスマートフォンの標準通話アプリを利用しますと30秒あたり20円の通話料が発生します。
また、楽天モバイルは後発の通信会社であるために、楽天回線がまだ他社に比べて完備されておりません。2021年度中に人口カバー率96%を目指しておりますが、設備投資に兆単位の資金がかかるために遅れる可能性もあります。
【海外在住】楽天モバイルで日本の電話番号の維持費を0円に! まとめ


