※名古屋での査証発行業務ですが、現在は停止しています。
もくじ
タイの観光ビザって?
タイへ観光目的で行く場合、日本国籍の方であれば30日以内の滞在は無査証(ビザなし)で入国・滞在することが可能です。タイは出国をすれば滞在日数がリセットされるため、隣国に一度入国してすぐに戻ってくればその日から再び30日間無査証で滞在することができます。
このようにタイに長期滞在する人が年々増加し、労働ビザをとらずに不法就労する人が後をたたないために、再入国する人に対しての入国審査が以前よりも厳しくなっています。
てばこさんの場合ですが、2019年に年間で3回タイに行きましたが、3回目のタイ入国の際は手持ちのお金と復路のチケットを見せるように要求されました。
この時てばこさんは観光ビザを持っていましたし、観光ビザって取得の時に銀行の残高証明がいるんですけど入国審査の時は何の役にも立ちません。
てばこさんは飽きたら帰国する派なので復路のチケットは持っておらず入国を断られましたが、この時てばこさんが審査官がのたうちまわるレベルの現金をもっていて、それを見せつけたのでギリギリ入国できましたが、現金がなかったらその場で航空チケットを買う話になっていたかと思います。
ちなみにタイ国内では取得済みの観光ビザの期間延長をすることは可能ですが、新規で観光ビザを取得することはできません。
そのため、ビザを取得する場合は日本で申請をするか、タイ隣国で申請をする必要がありますのでご注意くださいね。
観光ビザは2種類ある
タイが発行している観光ビザはシングルエントリーと6カ月マルチプルエントリーの2種類あります。
シングルエントリーは1回のみの入国が許可されているので、一度出国してしまうとビザは失効してしまいます。一方で、6カ月マルチプルエントリーは6カ月間で何度でも出入国が可能となりますので、条件にあわせて申請してくださいね。
入国回数 | シングル | 6カ月マルチプル |
査証有効期限(発効日から) | 3カ月 | 6カ月 |
入国ごとの滞在可能期間(タイ入国日から) | 60日 | 60日(1回ごと) |
査証申請料 | 4500円 | 22000円 |
必要なパスポート残存期間(タイ入国日から) | 6カ月以上 | 6カ月以上 |
こちらは大使館のHPを参考に作成しました
タイの観光ビザですが、大使館のビザの説明があいまいなために色々な解釈ができてしまい、色々なブログでいろんな書き方をされています。
てば旅も大使館に直接問い合わせましたが、HPに書いてある事とは別のことを言われまして一部理解が追いついてません。
たとえば観光ビザは滞在可能期間が60日と説明がありますが、もともとタイはビザなしで30日いられるわけですから、観光ビザ単体では30日延長できるビザと解釈すれば良いのですが、観光ビザは60日と説明してしまったら、知らない人はビザなし30日+観光ビザ60日の合計90日OKと解釈できてしまいます。
このように基礎部分の解釈がいろいろできてしまうので、ここですべてを自信満々に書くことが難しいので、とりあえず間違いない事だけ書いておきますと・・・
シングルの場合、有効期限が発効された日から3ヶ月なので、2ヶ月間タイに滞在するのであれば、出発日まで30日を切ったところで取らなければいけません。
もしもタイに行く3ヶ月前に観光ビザを取得したら、日本を出発する日にビザの期限がきれてしまい、無査証で30日のみの滞在になってしまいますからね。
次にマルチプルビザですが、こちらは180日以内の間に何回でも出入国ができて一度の滞在は最大60日までいられます。
でも結局60日に一回は出ないといけないわけですから、値段の割になんかあんまり旨みのないビザでもあります。
日本国内では3か所でタイ観光VISAの取得が可能
タイのビザは日本国内において3か所でのみ取得することができます。
場所は東京のタイ王国大使館、大阪のタイ王国総領事館、名古屋のタイ王国名誉総領事館となっています。メールや郵送でビザの申請は受け付けておらず、来館をして必要書類の提出が必須となります。
地方に住んでいる方は、電話で自分の住んでいる地域がどこで申請すれば良いかを大使館に確認することをおすすめします。住んでいる地域によって管轄が決まっていますからね。
ちなみにてばおさんは福井在住ですので、名古屋のタイ領事館で申請ができるか、念のため確認を取りましたよ。
そして1つ注意点ですが、東京のタイ大使館と大阪のタイ領事館でビザの申請をする場合はオンライン事前予約を行う必要があります。
予約がない場合は申請の受付をしてもらえないので、必ず予約をしていきましょうね。
名古屋のタイ領事館で申請する方は事前予約は不要ですので、受付時間内(午前10:00~午前11:30/午後13:30~午後15:30)にビザ申請すれば大丈夫です。
ビザ申請書類は膨大
どの国のビザを取得するにしても必要書類は膨大で、タイも例外ではありません。申請書や英文経歴書などの共通書類がほとんどですが、会社員や主婦など職業によって必要書類が一部異なってきます。名古屋のタイ王国名誉総領事館ホームページから確認できますよ。
申請する場所によっても必要書類は異なりますので、必ず該当のホームページを確認するようにしてくださいね。
観光ビザに必要な書類
こちらが観光ビザにおける共通の必要書類(タイ名古屋領事館HPより)
職業などによってことなる必要書類
航空券の予約証明書
宿泊予約証明書
英文の預金残高は、通帳かカード、印鑑、身分証明書をお近くの銀行に持っていけば作成してもらえます。(UFJ銀行の場合、手数料770円)
事前にタイ王国名古屋領事館に内容を確認(重要)
ビザに必要な書類は公式ホームページに記載していますが、あいまいな部分は必ず事前に電話で確認するようにしましょう。不備があれば申請を受け付けてもらえない可能性があります。かなり融通がききません。
また、公式ホームページはしばらく更新されていないため、最新の情報とは異なっていることがありますので、公式でも完全に信用してはいけません。
例えば、タイ王国名古屋名誉総領事館のHPには「英文または日本文の理由書」とありますが、実際は「日本文の理由書」の提出を求められます。
あと、申請書類の中には職業を明記する部分がありますが、公務員やフリーターなどはカテゴリーから外れていて記入場所がないので途方に暮れますが、なにかしら書類を準備しなければいけない可能性があります。
ですので、自分の職業などがあいまいであれば必ず電話をして確認するようにしてくださいね。
代理で申請書類を提出する際の注意
観光ビザを取得する時に、2親等以内であれば代理で申請することが可能です。
その際の注意事項なのですが、例えば夫婦でビザを取得するために妻が夫の分を申請をしに行く場合、夫の申請書の右上に妻の名前と連絡先を日本語で記入しておく必要があります。
提出書類は基本的に本人しか修正できませんので、代理申請をする場合は訂正がないようにしっかり確認してから提出するようにしましょうね。(2019年10月時点では申請書は代理人でも訂正することができました。しかしこれは運)
名古屋の領事館でタイの観光ビザを取得する
こちらが名古屋栄のタイ領事館
世界の山ちゃん(ここの手羽先は名古屋人からすると普通)のお向かいのビル
4℃と同じビルです
こちらが入口。上にタイの国旗が見えますね
ビルの中の一室です
タイの領事館はアクセサリーショップ4℃と同じ建物内にあります。
ビルの正門から入ってすぐの受付の左にドアがありますので、そこを開けると領事館です。
名古屋のタイ領事館の受付時間は午前10:00~午前11:30と午後13:30~午後15:30となっております。あと、名古屋の領事館ではシングルエントリーのみの受付ですので、ご注意くださいね。
予想通りトラブル。こちらの聞き間違いで終わる
タイ領事館に必要書類を提出するとその場でチェックが入ります。
間違いがなければ申請料をお支払いをして完了となるのですが、初めて申請するほとんどの方はどこかしらの訂正を求められます。てばこさん達も例外ではありません。(ほとんどの人が訂正を求められるってことはHPの説明が悪い)
まずは、英文または日本文の理由書。タイでの具体的な目的・長期滞在の理由を記載するということでしたので、長期休暇を取って、バンコクやプーケットなどへ向かい、観光すると記載したのですが、これではダメというお言葉。
理由書では「滞在する都市・滞在日数・滞在する宿泊先・滞在する目的」を書くのが当たり前と早速怒られます。
そして次の注意は宿泊予約証明。
2名1室のホテルを取ると、ホテルからの予約確認書には通常代表者の名前のみしか記載されません。ですので、てばこさんの方からタイ領事館に「ホテルからの予約確認書には1人しか名前が書かれてないですけどそれって宿泊予約証明になりますか?」と、ビザを申請する前に電話で確認を取りました。
そうしますと、ホテルから発行された予約確認書にもう1人も一緒に泊まる旨を日本語で記載するように指示を受けました。
というわけでその通りに書いていったのですが、これも書き方が違うと注意。電話で確認したことを伝えてたら、「それはあなたの聞き間違いです」とおっさんにシャットダウンされます。
こちらは結局、宿泊予約証明ではなくて理由書に書かなければならないということでした。
ですので、ホテルからもらう予約確認書に自分の名前がなければ、理由書に「代表者◯◯と一緒のホテルに泊まります」と書いてくださいね。
なんとか提出受理される
というわけで理由書が誤っていたので、ビザの申請を受付してもらえないと思ったのですが、ビザ(パスポート)を受領する際に再提出すれば良いということで受理されました。
領事館で、てばこさんの一つ前に並んでいた方も、理由書で再提出を食らっていたのでどうやら日常茶飯事のようですが(そりゃそうですわ)、申込書提出日に書き間違いがあっても、受取日までに正しい書類が提出できればある程度は容認してもらえるみたいですね。
さすがに書類が足りないとかはダメだとは思いますが、遠方からいらしている方も多いんでそこは良かったですね。
タイの観光ビザを名古屋で取る時の注意
後日ですが、奥のほうに座ってるおじ様は優しく対応してくれました。つまり人によります