もくじ
キエフの公共交通機関 まずは地下鉄
エスカレーターに乗ってるだけで2分以上
こちらは駅のホーム
こちらは駅名表示案内。今いるのが赤ラインの黄色地点。青と緑は別のライン
キエフの地下鉄は世界で一番深いところに作られています(最深はアルセナーリナ駅)
キエフの地形は高低が激しいですが、電車は勾配に弱く線路に高低をつけるのはよろしくないので、強引に一定の深さにした結果、高い立地の駅は必然的に深くほって他の駅の高さに合わせなければいけません。そのため一部の駅が深さ100mを超えるなどしています。
地下鉄の運賃ですが、キエフはどこまで行っても一律8UAH(32円)と激安ですね。
利用方法は駅の窓口でトークンを購入して改札にいれるだけ。簡単ですが、観光客が良く利用する駅は大抵混雑しているため毎回並ぶのが大変です。
あと駅名は基本キリル文字で、英語表記もありますが長くて覚えにくいです、しかし全ての駅に番号がふられていますので、この数字だけを頼っても迷うこと無く移動することができますよ。
電車
こちらは空港とキエフ市街を結ぶ電車
キエフ旅客駅
電車は主にキエフ旅客駅(Kyiv-Pasazhyrskyi)からキエフ郊外やリヴィヴなど離れた街への長距離路線があります。また、2018年後半にはキエフ郊外にあるボルィースピリ国際空港からキエフ旅客駅まで電車が開通しました。
今まで空港からキエフ市街へはバスかタクシーでの移動のみだったのが一気に便利になりました。値段も80UAH(320円)と空港バスの100UAH(400円)よりも安いです。
おかげで空港からのタクシーの値段が暴落して、空港でのタクシー呼び込みが一人100UAH(400円)なんて値段で勧誘したりしてます。ちょっとかわいそう。
チケットの予約は以前はネットからできましたが2022年10月時点ではロシアとのいざこざで停止中、駅の窓口から予約しましょう。
バス&トロリーバス
こちらがバス停
バスはキエフの街のほぼ全てを網羅
こちらはトロリーバス、バスの上になんかついてます
車内には運賃は8UHA(32円)と罰金160UAH(640円)のお知らせ
とっても広いです
通常はやる気のないおばちゃんからチケットを買います
こんな感じのチケット(これはリヴィウのですがキエフもほぼ同じ)
そしてこの穴あけパンチで自分で穴を開けます
バスは黄色の車体が目印でキエフの街中をかなり細かく網羅しています。バス停は市街中央は屋根付きのキレイなバス停が多いですが、郊外に行くとバスの番号を書いた札だけの寂しいバス停になったりもします。
現金での乗り方は特殊で、バス車内には赤い服ジャケットをまとったスタッフさんがいるので、この人に8UHA(32円)を払うと紙のチケットがもらえます。
大抵英語は通じませんが、人差し指を立ててチケットの枚数を示せば大丈夫です。そしてそのチケットを上の写真のパンチで自分で穴を開けて支払い完了です。
バスが空いている時はいいんですが、これが混んでるときだとパンチまでたどり着けなくて面倒くさいんです。チケット係の人は強引にチケット代を回収しに来てチケットもくれますが、パンチで穴を開けるには自分のチケットを近くの人に渡してリレー方式で開けてもらいます。
でも動けないくらいの満席の時は本当にどうにもできないこともあります。その時はあきらめます。でもパンチで穴を開けないと無賃乗車扱いで罰金の対象なので気をつけましょうね。
トラム
Kontraktova ploshcha駅前のトラム乗り場
カラーリングは色々
結構頻繁に来るのでそこまで混みません
トラムもバスの乗り方が同じです。しかしバスよりも高確率でチケットを売ってくれるスタッフがいません。
まあ地元の人達はみんな券売機で発券できるQRコードかスマートカードで乗っているので気にしていませんが、旅行者は運転手さんにお金を渡すか、やはり便利なスマートカード利用が1番でございます。
ちなみにトラムはメトロ青いラインのKontraktova ploshcha駅前にたくさん停まっていて、ここから北方面を中心に運行していますよ。
全ての交通機関で使えるスマートカード
スマートカード(smart card)とは?
なんかずっとこのデザイン、そろそろ変えても良い頃では・・・
もう駅の窓口に並ばなくていいんです
スマートカードは2019年2月から始まった、キエフの全ての公共交通機関で使えるSuicaのようなカードです。
いままでMetro cardという地下鉄だけで使えるカードはあったのですが、このスマートカードはバスも地下鉄もトロリーバスも本当に全ての乗り物で使えるので大変便利です。
しばらくはMetro cardとの併用が続きますが、いずれはスマートカード一本になるとのことです。
特に混雑してるバスに乗るときなんかは、チケットをスタッフさんから買って穴を開ける作業がとっても面倒くさかったですが、スマートカードだと機械にピッとタッチするだけで終了なので本当におすすめです。
スマートカードの作り方
こちらは独立広場のあるMaidan Nezalezhnosti駅
Tokens and cards って書いてある窓口ですよ
スマートカードは2019年7月の時点で下記の駅で作れます。
- Khreshchatyk
- Teatralna
- Maidan Nezalezhnosti
- Akademmistechko
- Lisova
- Arsenalna
- Teremky
- Vydubychi
- Syrets
- Pochaina
窓口はTokens and cardsと書いてある窓口へ行ってください。こちらで「スマートカード」というと作ってもらえます。
まず空のカード代金の50UHA(200円)が必要で、その後に最初に何回分いれるかを聞かれるので、10回単位でチャージしてもらいます。
気になるお値段は・・・
- 10回は77UAH(1回あたり7.7UAH)
- 20回は148UAH(1回あたり7.4UAH)
- 30回は213UAH(1回あたり7.1UAH)
- 40回は272UAH(1回あたり6.8UAH)
- 50回は325UAH(1回あたり6.5UAH)
※UAH=グリブナ 2019年7月時点で1UAH=4円です
カードのリチャージも2019年7月時点ではさきほどの駅の窓口で可能です。有効期限はないみたいですので、チャージが面倒くさい人は多目にチャージしておきましょうね。
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スマートカードの使い方
バスやトロリーバスはこれにカードをタッチするだけでOK
地下鉄は通れる改札が決まっています
この地面の矢印がある改札に通します
バスやトロリー、トラムに関してはほぼ全てにカード読み取り機が付いており、触れると残りの回数が表示されて完了です。とっても簡単。
ですが、地下鉄はまだ全ての改札が対応しておりません。写真のように地面に矢印で「smart card」と書いてある改札のみ利用可能です。
また、空港と市街をつなぐ電車や、郊外への電車で使えるように順次対応していくそうです。
キエフの地下鉄はとっても便利ですが、とても深くてホームに行くまでにかなりの時間がかかってしまうので、慣れてくるとバス利用が中心になります。スマートカードは初日にまっさきに作って良いくらいおすすめのカードですよ!
※一部の駅ではsmart cardの改札がない所もあるらしいですが、一度も見たことがないので普通に使う分にはまったく問題ありませんよ。
キエフの公共交通機関はスマートカードが便利! まとめ
こちらは独立広場にある、キエフで一番有名なアパートメントです。建物をまるっと貸し出している感じですね。50ドル前後のお部屋で徒歩3分のところに遅くまで開いている飲食店やスーパーが固まっており、地下鉄やバス、トラムなどすべてそろっていて短期の観光でしたら最高の部屋と立地でございます。国立歌劇場と黄金の門までも歩いていけますよ。